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(山形県)牛の飼料を食べに通ってくるクマに捕獲許可 熊森が東置賜郡高畠町役場に電話

7月12日、山形県東置賜郡高畠町の牧場で、熊が牛のサイロの飼料を食べに来ている映像が、テレビで放映されました。12日の夜に、このクマを捕獲するため、わなをしかけるということでした。

あいにく当協会山形県支部長が山奥に出かけており、電話がつながりません。まず12日夜、役場に電話をして確認しようとしたところ、担当部署(産業経済課)が出払っているとのことで、生活安全課の方とお話しました。捕獲後殺処分ということもあり得そうでした。

 

このあとどうなるのか、心配されている会員の方も多いので、現在までの情報をお伝えします。

 

13日朝9時に再び役場に電話。今から現場に向かおうとされていた産業経済課の方につながりました。今回のわなは、一番よく出没する1頭を捕獲するためにしかけたということでした。熊森からは、「クマには電気柵が大変有効。今回、クマが入ってこないように電気柵を張るとかの防除努力もせずに、クマが何回も来たから捕殺するというのは、問題。すぐ、電気柵を設置すると同時に、クマが捕獲された場合は、奥地放獣してほしい」と要望しました。

担当者によると、町には電気柵の貸出補助制度もあるし、クマの放獣体制もあるということです。すばらしい町です。どんな生き物にもひとつしかない命ですから、最大限尊重していただくようお願いしました。

 

続報:当協会山形県支部長と連絡がつき、 高畠町役場に電話をしていただくことができました。役場としては、今回の熊が捕獲された場合の放獣先を探しておられるということでした。町では町の状況をふまえ、冷静に対応方法、対処法をかねてより探って来られており、今後も今回のことも踏まえ、さらに検討をされていくとのことでした。

 

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