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⑬ 8月21日 クマという言葉を出すと、大阪での土地の購入は、すぐにはむずかしい 

8月21日、熊森本部は大慌てで、クマの保護飼育施設を造るための土地探しに出かけました。行った先は、大阪の北海道と呼ばれている大阪府豊能町と大阪府能勢町です。行く前に、ネットで売り土地一欄表を見ましたが、ほとんど物件は出ていませんでした。

 

大阪府箕面市を抜けると、豊能町の標識が出てきました。ここからが豊能町です。

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お隣の能勢町にも行きました。

クマの棲めそうな、ササや下草の生えた、いい森があちこちにありました。

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森の奥では、ハッピーハウスやアークという動物愛護団体が、行き場を失ったたくさんの犬猫の保護飼育をされていました。犬が多くいることによって、この辺りにはシカが寄って来ないため、シカによる食害がない昔ながらの森が残っているということでした。

 

能勢町には、大阪府のキャンプ場であった98ヘクタールの森がありました。去年、キャンプ場がつぶれたため、無料ですべて、能勢町に払い下げられたそうです。現在、何にも使われていませんでした。他にも、歩いていると、大阪府の標識がついたいい山林が見つかりました。

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こんなところを売ってもらえたらなあと、思いましたが、大阪府は、「土地も山林もすべて大阪府にとって必要なものばかりで、熊森に売ってもいいような場所は一つもありません」という答えでした。

 

地元の方の話では、この辺りは田舎なので、先祖からの土地を皆、守っている。他人に売り渡すようなことはまずないだろうということでした。まして、クマの保護飼育場にしたいというと、クマのような怖い動物を…ということになって、売る人はいないだろうということでした。(クマが生息しない大阪府では、府民はクマという動物に接してこなかったため、優しく臆病で争わないという本来のクマの姿が伝わっておらず、人を見たら襲い掛かってくる凶暴動物であると言う偏見にとらわれている恐れがあります。全国民にも共通して言えることです。クマに接するのが、ニュースの人身事故報道のみという実態が問題です)

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豊能町の町長さんには、今回のクマのことで、以前、面会を申し出ましたが、断られています。

能勢町の町長さんにお会いできないかと、役場を訪れましたが、会議で出ておられると言うことで、お会いできませんでした。

 

熊森は、大阪でクマが捕獲されることを予測していなかったので、大阪には土地を所有していないし、地元とのつながりも持てていません。8月25日が期限と言われると、やはり、これまでの人間関係ができている兵庫県のクマ生息地だと思いました。

 

 

 

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