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北海道ヒグマ哀れ 知床でも、大量駆除

北海道のヒグマの推定生息数は、1771頭~3628頭といわれてきました。(2000年調べ)

 

担当部署である道庁自然環境課(011-231-4111)に問い合わせると、昨年の2011年度、届け出があったものだけでも698頭が有害獣として駆除され、127頭が狩猟で獲られ、計、825頭(統計史上2番目に多い)が、殺されたそうです。

 

今年はすでに9月末までに、416頭が有害獣として殺され、今は、10月1日~ら1月31日までの4か月間の狩猟期に入っているそうです。こんなにヒグマを殺してしまって、今年、狩猟を禁止されないのかたずねると、そういうことは考えていないということでした。(自然環境課が考えなくて、どこが考えるのでしょうか。哀れ、北海道のヒグマ)

 

それよりも、推定生息数が間違っていなかったか、もっと多かったのではないかと、調べ直すそうです。調査の精度を高めるため、採取したヒグマの体毛をDNA鑑定して個体 を識別する「ヘア・トラップ法」の導入も検討しているということです。(ヘアトラップ法で、ヒグマの生息推定数など出るわけがない。研究者や業者が論文を書いたりお金を貰ったりして喜ぶだけだと、私たちは思います。行政のみなさんは、多くの国民の税金を使うのですから、他県の失敗から学んでいただきたいと思います。)

 

知床でも、今年多くのヒグマが殺されました。

斜里町・・・有害駆除15頭。うち、世界遺産地域内2頭。

羅臼町・・・有害駆除45頭。うち、世界遺産地域内20頭。

世界遺産地域内で、ヒグマの駆除をここまでするのなら、世界遺産返上も考えねばならないのではないでしょうか。いったいどうしてこんなにヒグマが殺されねばならないのか。当協会顧問の門崎博士は、1週間の予定で、知床調査に出られました。報告を待ちたいと思います。

 

 

 

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