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10月20日 地元新聞に見る「福井県での狩猟の魅力まるわかりフォーラム」の報道

以下、10月21日地元新聞記事から

 

 「若者よ、狩りに出よう」 獣害対策の担い手作り促進

拡大 福井県内外の若手ハンターが免許取得のきっかけや狩猟の魅力を紹介したトークセッション=20日、サンドーム福井

福井県内外の若手ハンターが免許取得のきっかけや狩猟の魅力を紹介したトークセッション=20日、サンドーム福井
拡大 模擬銃を構えてハンター気分を味わう若年層

模擬銃を構えてハンター気分を味わう若年層

 狩猟免許を持つ人が高齢化し減少する中、獣害対策の担い手でもある狩猟者育成を目指した「狩猟の魅力まるわかりフォーラム」が20日、福井県のサンドーム福井で開かれた。約350人が、若手ハンターらのトークやジビエ(野生鳥獣の肉)試食を通し、狩猟の楽しさや社会的意義を学んだ。

環境省が昨年度から企画し、本年度は本県を含め9カ所で開かれる。

一般企業の営業職を経て狩猟免許を取得した齊田由紀子さん(30)=三重県在住=が司会者とのトーク形式で講演した。鳥獣害対策を担う自治体外郭団体への 就職を契機に狩猟の世界に入った齊田さんは「週末の朝、猟に出掛けるのは他のレジャーと変わらない感覚」と説明。その上で「不安に思う人もいるかもしれな いが、有害捕獲では農業者から感謝してもらえる。ぜひ捕獲に参加して」と呼び掛けた。

齊田さんと県内外の若手ハンターの計5人のトーク セッションもあった。狩猟の魅力について岐阜県の永吉剛さん(30)は「暮らしに直結している。食卓に天然の肉が並ぶこと」、長野県の専業猟師、加藤尚さ ん(49)は「子どもが探検に行くような感覚を大人が毎回味わえる」と説明した。

一方、獲物の命を奪うことについて福井市の男性(42)は「(今は専ら有害捕獲で)集落のバックアップあってのこと」と述べ、別の同市の男性(36)は「肉を得られることに感謝し、責任感を持ち最後まで食べることが大事」と述べた。

会場では、模擬銃やくくりわななどの展示に加え、シカの骨でだしをとったラーメンなどジビエ関連で3団体が出展。美浜町の猟師らでつくる「自然と共に生きる会サンガ」によるシカの角を使ったアクセサリー作りも人気を集めていた。

模擬銃構え、ジビエ食す 20~30代関心

狩猟フォーラム会場には20~30代の若い世代の姿が目立った。模擬銃を構えたり、シカの角のアクセサリー作りなど多彩な企画を楽しみながらハンティングの魅力に触れた。「狩猟の意義をもっとアピールすべき」との声もあった。

小浜市と県猟友会小浜支部が無料提供した「OBAMAジビエラーメン」。シカの骨でだしをとり、イノシシの肉が入った風変わりなラーメンのブースの前に長 蛇の列ができた。初めて獣肉を食べた大野市の会社員中島嵩さん(23)は「想像と違って臭くない」と驚き、「ジビエを食べれば増えすぎた獣を減らすことに つながると学んだ。友達に勧めたい」と話した。

女性の姿も見られた。福井市の梅田実生子さん(23)は環境省への就職が決まっており、里山保全に役立つ狩猟免許の取得を目指している。“主婦ハンター”齊田由紀子さんの講演を聞き「女性でもやれるんだ」と親近感を深めていた。

獣害を食い止めるため、今年わな猟の免許を取った越前市の会社員酒井辰典さん(37)は「命を奪う狩猟には『怖い』という先入観がつきまとう。意義や魅力をもっと伝えるべき。猟友会や行政は今回のようなフォーラムをどんどん開いて」と話していた。

 

<参加した熊森関係者から>

350名も来ていたのかなあ。20~30代の若い世代の姿が目立ったと書かれているけれど、そんなにいなかったよ。壇上で、「猟に出掛けるのは他のレジャーと変わらない」と言ったのは一人だけで、あとの人はそれなりに命を奪うことへの葛藤を語っていた。新聞の書き方が、このフォーラム翼賛になっているように感じる。環境省の発表は、先日、熊森と約束したと聞いたような内容にはなっていなかった。

 一方的に動物を悪者にした当日会場の各種展示から

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