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4月12日 日本自然保護連合の会議に熊森が初出席

栃木県日光市で開かれた日本自然保護連合の会議に、熊森が初めて参加させていただきました。この会は、1971年に設立されたそうです。この会を知ったのは、今年2月に山梨県甲府市で開かれたリニア新幹線公聴会を傍聴させていただいたとき、理路整然と公述し、野生動物への配慮もあって、見るからに人格者という感じの公述人がおられたため、ご挨拶に行ったのがきっかけです。その時、この方が、慶応大学名誉教授川村晃生氏で、リニア・市民ネットの代表であり、日本自然保護連合の代表でもあることを知りました。

 

 

日本自然保護連合の運動方針は、「金もいらぬ。名誉もいらぬ」とか、「国からは1円ももらわない」とか、「不偏不党」など、まるで熊森と同じです。そして、本気で日本の自然を守ろうとしているところも、まるで熊森です。こんなすばらしい会をどうして今まで訪ねなかったのかというと、名前は聞いていたのですが、もう、会はなくなってしまっていると、熊森が間違って思い込んでいたからです。会がなくなったのではなくて、取り組んでいる問題別に会を分科させたのだそうです。

 

日光での自然保護連合の会議

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今回、出席させていただいて、分野こそ違うものの、日本自然保護連合は熊森と思いがほとんど同じだと感じました。熊森より30年近く前から、日本の自然保護運動に取り組んでこられたため、これまでの流れや、日本の自然破壊の歴史など良く知っておられ、学ぶことが多かったです。いろいろと教えて頂ける先輩方が見つかって、うれしく思いました。

 

 

「21世紀は環境の世紀」と言われながら、実際は、八ッ場ダムやリニア中央新幹線、沖縄辺野古埋立てなど、さらなる大自然破壊が進む一方の21世紀の日本です。

 

国土地理院によると、日本の湿地の減少は著しく、2000年には821平方キロメートルにまで減少しています。大正時代からこれまでに、破壊された湿地は1290平方キロメートルで、琵琶湖の面積の2倍に当たるそうです。

 

なぜ、日本の自然が守れないかというと、今、政・財・官・学・報・司(政治、財界、官僚、学者、報道、司法)のヘクサゴンが、環境・平和・命よりもお金が大事とする金まみれ思想に犯されており、日本を土建国家にしてきたことにあると言われます。また、NPO・NGOの中には、自ら、行政や大企業に積極的に利用されるようにすり寄り、結果として、自然破壊事業に協力するところもあります。目的は、すべて、金、金、金、地位、地位、地位・・・です。(もはや、人間として狂っている)

 

 

この日のいくつかの発表の中で、設立43周年の「日光の自然を守る会」が、戦後どれだけの原生林が日光で伐採されたのか、地図で示してくださったのが、印象に残りました。空恐ろしい面積でした。こんなことをしておきながら、人間は野生動物たちに生息地を全く返そうとしていないばかりか、今、テレビや新聞を使い、国を挙げて野生動物を殺し食べようと環境省が呼び掛けていることに、人間としての恐ろしさをみる思いでした。

 

真実を求める勇気を持ち、立ち止まって、この情報は本当かなと考えてみる賢い国民を、民間の力で増やしていきたいものです。

江戸時代に作られた、日光東照宮に行くための日光杉並木街道

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