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三重県伊賀市長、現在の混乱は、三重県が原因 いなべ市での誤捕獲放獣グマの殺処分に強く反対

以下、6月6日クマニュースより

 

三重県がいなべ市で捕獲したツキノワグマを滋賀県多賀町の山中に放した問題で、三重県伊賀市の岡本栄市長は5日、クマを殺処分するという県の方針に電話で抗議したことを明らかにした。
ツキノワグマは、県のレッドデータブックで絶滅危惧1B類に指定。岡本市長は「減少しており、種の保存の観点から安易に殺処分してはならない」と持論を語った。

 

取材に対して岡本市長は、現地の住民生活に影響が出ていることに触れ、「一刻も早く生きた状態で捕獲し、適切な場所に放つか、保護するべきだ」との考えを示した。

 

さらに、現在の混乱を、「捕獲した県が、通告なく放したのが原因」と批判。「殺処分するという決定は、すべてをクマに覆いかぶせることになる。同じ行政に携わる者として不適切だと思う」と述べた。

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