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7月6日 クマ生息地の旅館街で5月より幼獣グマの目撃が数回あり、行政は捕獲→殺処分に向け、箱罠2基を設置①

兵庫県(7月16日、県庁担当部署である兵庫県農政環境部環境創造局自然環境課 電話:078-341-7711 FAX:078-362-3069から公表して良いと言われました)のクマ生息地の旅館街で、幼獣グマの目撃が数回あり、行政は捕殺に向けて、7月2日、鉄製箱罠2基を仕掛けました。

 

<旅館街における幼獣グマの住民目撃情報記録> (行政発表)

●5月13日 早朝6:10

幼獣をちらっと見た。

●6月20日 真夜中1:40

幼獣をちらっと見た。人に気づくとすぐに逃げた。

●6月24日 早朝7:35

幼獣をちらっと見た。人に気づくとすぐに逃げた。

●6月30日 早朝7:15

幼獣をちらっと見た。人に気づくとすぐに逃げた。

●6月30日 夕方17:50  幼獣をちらっと見た。

 

(行政は、この時点で、幼獣グマ捕殺を決定し、檻2基を設置)

 

●7月3日    夕方17:00

幼獣をちらっと見た。人に気づくとすぐに逃げた。

 

(熊森から)

独立直後の若グマの下界調査

1歳半の子グマは、6月のキイチゴが実る頃、母グマが交尾期に入るため母グマから放されます。母グマから独立したばかりのオスの幼獣は、どのあたりで今後暮らしていこうか決めるにあたって、しばしば人里にちらっと顔出しします。しかし、それは、人里に棲もうと考えたわけではなく、ただ、山の下がどんなところか見ておこうと思っただけで、自分なりに納得すれば、8月頃には山奥に帰り、その後は、奥で定住するようになります。

 

人間は寛容の精神を

旅館街で数回目撃された上記幼獣も、そのたぐいであると思われます。この程度で捕殺してしまうのであれば、「クマとの共存」などとても不可能です。もう少し行政には、寛容の精神を持っていただきたいと思います。

 

クマの棲める森があるからこその風光明媚

行政は、観光地であり旅館街であるという特殊性からの殺処分判断だという事でしたが、周りの山がクマの生息地であるという自然の豊かさが、人気の観光地としての風景を生み出しているともいえます。

 

風評被害を恐れる現地に熊森も配慮したい

現地では、旅館街に幼獣グマが顔出したことが広まれば、客が来なくなるという不安があるそうです。ならば、熊森としては、現地にも配慮したい。捕獲は仕方がないと思いますが、殺処分するのではなく、奥山放獣をお願いしたいと思います。

 

クマヘの誤解

地元では、人身事故発生の危険性を恐れる声もあるそうですが、あまりにもクマという動物を誤解されていると思います。幼獣が、人身事故を起こした例を私たちは知りません。もし罠にかかったら、殺処分せずに、奥山に放してやってほしいです。この地域では、クマは、絶滅危惧種であり、保護動物と規定されているのです。

クマのこと、知っていますか? -岐阜県のツキノワグマ―

 

変えていくのは私たち

以前、C・W・ニコル氏が、日本人はいたいけない子グマまで殺してしまうが、どうしてそんなかわいそうなことが出来るのかわからないと言われていたのを思い出しました。確かに、日本では、赤ちゃんグマであっても、見つけたら殺してしまうところは現在多くあると思います。しかし、猟師仲間に「3つグマ獲るな」という言葉が残っているぐらいですから、祖先は、厳しい自然のなかで一生懸命生きている野生動物たちに、同じ生きとし生けるものとして共感し、優しい気持ちを持っていたと思います。日本を変えていくのは、今を生きる私たちなのです。

 

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