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兵庫県氷ノ山のブナのシイナ率を調べました

実がたくさんついていた氷ノ山のブナの実を持ち帰り、シイナ率を調べてみることにしました。

 

*シイナとは殻だけで、実の中に中身が入っていない種子です。1990年代の終わりごろから登場しました。

一方、充実種子は実の中に中身が入っている種子で、食べられるし、発芽も可能です。

 

ブナの実の皮をひとつひとつむいて、実が入っているかどうかを確認していきました。シイナの実は、外から見ると殻がへこんでいるので、作業に慣れてくると、皮をむかなくても、予想がおおよそあたるようになりました。

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左が充実種子。右がシイナ

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充実種子であることを確認した実

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シイナ

結果:シイナ率は37%でした。(充実種子27:シイナ16)

 

最初、密度の違いから水に浮いたり浮かなかったりするのではないかと思い、コップの水の中に種子を入れて両者を区別しようと試みました。しかし、どちらも水に浮かんでるものと浮かばないものがあり、有意差が認められませんでした。この方法は判別の有効な手立てとは言い難いようです。

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