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西日本豪雨災害は、ダム災害ではないのか 倉敷市真備町の洪水例から+被災ゴミに思う

連日の大変な猛暑が続くなか、多くのボランティアの皆さんが、広島や岡山などの被災地の後片付けに駆けつけてくださっています。本当に貴いことです。

 

筆者は、7月16日、別の用件で気温38℃の炎天下の作業にしばし従事しましたが、頭はくらくらしてくるし、気分も悪くなってきます。久しぶりに大量の冷水を何度も飲みました。被災地では冷水どころか水もままならず、どんなに過酷な状況下で作業されていることかと、被災者やボランティアの皆さんに思いをはせました。熱中症にならないよう、十分お気を付け下さい。

 

とてもボランティアに駆けつけられる状況ではないから、せめて寄付だけでもという方も多くおられると思います。きっと多くの寄付金が集まると思います。

 

こうやって、立地上、地震や洪水の災害大国にならざるを得ない日本で、みんなが助け合う。とても大事なことだと思います。

 

しかし、今回の災害の全容が見えてくるにしたがって、動物的な勘が働き、どうも変だなと思い始めました。これだけの死者や被害が今回の雨で起きるだろうか。原因を究明すべきであると思うようになりました。何事も、目の前の対策だけではなく、今後に向けて、原因を明らかにしていかなければなりません。

 

まず、気になったのが、ダム災害ではないのかということです。

 

1時間のダム入水量と同量の水を放水しただけである。放水はダムの決壊を防ぐために必要な措置で、ダムが決壊していたらもっと大きな災害になっていたはずだ。放水したダムに責任はない。これが、ダム側の主張です。

 

しかし、1時間のダム入水量と同じ水量を1時間かけて下流に放水したのなら自然ですが、短時間に放水されたのなら、人々は予測もできない急激な水量変化に、逃げ遅れてしまって当然です。子どもでもわかることです。このへんのことを、もっとマスコミが取り上げるべきだと思っていたら、ちょうど、ダム放水から見た岡山県倉敷市真備町地区の洪水の原因をマスコミが取り上げ始め、今本博健先生のコメントも掲載されました。

 

「もう放流はしないでくれ」水没の町にみたダム行政の限界{西日本豪雨}

起きてしまったことは仕方がないことですが、しっかりと検証していただき、ダムをもっと造ろうという愚かな方向に進むことだけはないように願います。

 今本博健著

 

また、道路に積み上げられた大量の被災ごみを見るにつけ、災害のたびに出るこれだけのごみをどう対処するのかが心配になります。

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ネット www.asahi .comより

 

数十年前だと、被災ごみは燃やせるものがほとんどでしたが、今は電気製品をはじめ、新素材ゴミでいっぱいで、燃やすに燃やせません。といって、海や谷に埋めてもらっては、自然が破壊されることとなり困ります。

災害大国に生きるわたしたちなのに、物を持ち過ぎではないのかと、量への疑問があります。

 

みなさんはどう思われますか。

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