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11月12日 鳥取県鳥取市佐治町ではクマを放獣して対応しているとのこと!

千葉県の会員さんより、鳥取県の佐治町にてクマがイノシシ檻にかかったので早速電話にて問い合わせをしたところ、「佐治町では檻にかかったクマは放獣しています。」と回答を得たと本部に連絡が入った。

多くのクマが捕殺処分される昨今、放獣対応を一生懸命されているところが鳥取県にあるんだ!と思い、早速本部からも電話をかけさせていただいた。状況を聞くと、今年は5頭のクマが檻に捕まったが、5頭とも放獣したとのこと。佐治町では、ナシ農園があり、野生動物によるナシをはじめとする農作物被害が多い。幸い、今のところ人身事故の報告もなく、檻につかまったクマは放獣しているとのこと。山の状況を尋ねると、放置人工林はたくさんあり、町として間伐などの手入れをしたいが、民有林であったり国有林だったりで、容易に間伐などの手入れができない情況にあるそうです。 放獣対応を一生懸命されている地元の方々と一緒に放置人工林を動物の棲める豊かな森に戻していきたい! 熊森協会には、鳥取県支部もあるので、これから、一緒に活動をしていきたい町でした。これから、佐治町の町役場の方に早速、熊森協会の資料などを送りたいと思います。

同じ鳥取県内でも、捕獲したクマは原則殺処分として、次々に殺されている町もあります。しかし、人間側に配慮があれば、共存は可能なのです。佐治町の近くにある鳥取県智頭町では、こちらも民家近くでどんどんクマが出てきていますが、町長さんによると、「うちでは、クマが出ていても、人が引っ込んでそっとしているよ。それで全部殺さずに対応できている。カキなどを食べものを探しにきているだけだからね。」と言っておられました。

一つの県でも、地域によって対応が違うのがよく分ります。佐治町や智頭町のように、クマを見守ってくださる地域が増えることを心より願います。

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