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くまもりNews

晩秋・初冬の本部 捕殺グマをなくすため、集落のカキもぎ&山運びに奔走しています

熊森本部は、これ以上兵庫県のクマが殺されないようにと、11月12月、兵庫県のクマ生息地をどんどん巡回しています。

 

どの集落の柿の木にまだ実が残っているか、クマは来ているか、捕殺罠は掛けられているか。

11月になると甘柿の時期は終わって、渋柿が熟して来ます。これに、クマが来るのです。

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集落巡回

 

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柿の木にクマが登ったあとがあるか

 

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捕獲罠はかけられているか

注:現在、兵庫県では、捕殺罠にかかったクマは100%殺処分されます。

 

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持ち主の了承を得て、柿もぎ開始

 

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もいだ柿は、みんなでクマが出てきたと思われる山へ運ぶ

 

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クマがいても良い場所に、柿を置いて回る

 

区長さんや猟友会長さんにも会いに行きました。

住民の方にも声を掛けさせていただきました。

柿もぎの後、夜、クマが出て来なくなったと感謝されました。

無事、クマ捕獲罠が撤去されたのを確認しました!

喜んでくださる方や、クマなんか1頭もいらないと言う方など、多様なご意見を聞かせていただきながらの活動です。

全国でこのようなクマ保護活動が展開されるようになればいいなと思います。

これまでに、支部からSOSがあり、本部スタッフたちが支部スタッフたちの応援に飛び出した事が何回かあります。このようなことも、もっと増やしていきたいです。

 

もちろん、くまもりは一方で、クマたちが棲める豊かな森の復元もずっと進めています。

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2015年、地元の方々と何十本もの苗木を植えたクマのための広い柿園

こんな場所があってもいいと思って作りました。秋、苗木は順調に育っていました。

12月には、肥料を入れました。

 

くまもりがこんな活動を続けられるのは、会員の皆さんが、会費や寄付を入れてくださったり、ボランティアで活動を手伝ったりしてくださるからです。

本当にありがたいです。

 

今年はエルニーニョ現象による暖冬ということです。

兵庫県のクマ生息地は12月の後半なのに、まだ積雪がありません。

11月下旬並みの暖かさだそうです。

地元の方の話では、1回目の雪が降って溶け、2回目の雪が降って根雪になったら、一斉にクマは冬ごもりに入るということです。

今年はいつ冬ごもりに入るのでしょうか。わからないことだらけです。

今なおクマの目撃があるため、明日12月24日も、みんなで熊生息地の集落を廻ります。

地元の会員がもっと増えて、手伝ってもらえるようになればいいなと思います。

 

 

 

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