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無慈悲なクマ狩猟再開を発案した兵庫県 ②狩猟再開理由と政策決定に至るしくみ

2016年度、兵庫県は、クマ目撃数増加の真の原因を隠し、ツキノワグマの推定生息数の中央値が※940頭

を超えたとして、残虐無慈悲な狩猟再開案を発表しました。

※(90%信頼限界691頭~1212頭、推定自然増加率中央値19.7%、豊凶により、15.5%~24.0%)

 

狩猟再開理由は、環境省が、800頭を超えたクマ個体群は安定という目安を発表しているからだそうです。

 

クマ狩猟再開がどのようにして決まっていったのか、担当部署に聞いてみました。

 

(1)データから始まる

兵庫県内クマ爆発増加、今年度県内ツキノワグマ2地域個体群推定生息数合計940頭のデータを出した人

  ・株式会社 野生鳥獣対策連携センター  代表取締役 坂田宏志氏

  本社:〒669-3811兵庫県丹波市青垣町佐治8番地2

  認定鳥獣捕獲等事業者:認定証番号(香川県第002号)

 

坂田氏は、元、兵庫県森林動物研究センター

〒669-3842 丹波市青垣町沢野940

メール:infowmi-hyogo.jp TEL:0795-80-5500 FAX:0795-80-5506

の研究部員でしたが、退職し、2014年に野生動物の捕獲等を行う会社を立ち上げられました。

 

兵庫県内には、東中国山地地域個体群と近畿北部地域個体群の2つのツキノワグマ個体群が東西別々に存在すると言われていますが、坂田氏はなぜか、合計推定生息数しか出しておられません。

彼は、階層ベイズモデルを構築し、目撃数と捕獲数を2大因子としてその他諸要素を加味し、マルコフ連鎖モンテカルロ法によって生息数を推定されたそうです。

他に兵庫県のツキノワグマ推定生息数を出した方は?

いないんだそうです!

たったひとりの推測データで、兵庫県の政策が決まっていく?!

怖いことに今、マスコミが940頭をまるで真実かのごとく取り上げ、数字が独り歩きし始めました。

 

 

(2)兵庫県庁農政環境部 環境創造局がクマ狩猟再開案を作る

 自然環境課

〒650-8567兵庫県神戸市中央区下山手通5-10-1(兵庫県庁1号館2階)

電話078-362-3463   FAX:078-362-3069 

E-mail: shizenkankyo@pref.hyogo.lg.jp

 

ただし、今年から、クマ狩猟再開案は、今春新設された新しい課が引き継いだそうです。

鳥獣対策課(塩谷課長)

650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5-10-1(兵庫県庁1号館2階)

FAX:078-362-3069  E-mail:choujutaisaku@pref.hyogo.lg.jp

鳥獣保護管理班078-362-9084  被害対策班078-362-3463

(3)クマ狩猟再開案を認めるか認めないかは・・・最終的に知事が決めます。

知事がノーと言えば、狩猟再開案は消えます。

井戸敏三兵庫県知事秘書課

〒650-8567 兵庫県神戸市中央区下山手通5-10-1(2号館6階)

電話078-362-3009    FAX:078-341-2021  

E-Mail:hishoka@pref.hyogo.lg.jp

残念ながら、現在井戸知事は、担当部署の信頼する職員のレクチャーを受けたとして、クマ狩猟再開を認めておられます。

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