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6月1日 「とよ」のお世話に行ってきました よしず張り・プールの水替え・掃除・えさやり

今日は熊森本部職員3名と、お世話ボランティア5名の計8名で出かけました。

6月に入り、日差しも強くなってきますので、獣舎の上によしずを張ります。

 

現地到着後、まず最初に、サクランボでつって、「とよ」を寝室に閉じ込めました。

次に獣舎の上に登って、ヨシズ張りです。

落ちないように気を付ける

 

他のメンバーは、プールの水の入れ替え、寝室の掃除などを行いました。

 

プールが大好きなとよのためにがんばって水替え

 

寝室の掃除

獣舎の中には、フキやイチゴなど、様々な植物が生い茂っています。前回に引き続き、西獣舎の運動場で、イチゴを採集しました。

とよに食べてもらいたいと、イチゴを採集するくまもりボランティア

西側運動場には、2種類のイチゴが実っています。クサイチゴとセイヨウイチゴです。

今回も、たくさんのイチゴが、とれました。とよはたべてくれるでしょうか?

ほとんどがクサイチゴ。試食してみたらとても甘くておいしかった。

作業が終わってから、「とよ」を寝室から出してやりました。東側の運動場には、食べ物が並べられています。

イチゴ、ブドウ、モモ、ドングリ、バナナ、タケノコ、キウイ。

さて、「とよ」は、何から食べるでしょうか?

真っ先にイチゴをペロリと食べました。そして、そのあとすぐにブドウを食べ、モモを食べ、キウイを食べました。

ブドウを食べるとよ

この時期の野生のクマは、野イチゴや昆虫などを食べます。「とよ」は、野生の感覚で食べたかもしれません。

以前、「とよ」はお世話に来るスタッフを警戒し、走り寄って鼻息を立てて威嚇するなどの行動が目立ちましたが、最近はとても穏やかになりました。

お世話ボランティアのそばで、まったりくつろぐ「とよ」

 

クマは、本当に賢い動物です。人間と同じように、うれしさ、かなしさ、怒り、恐怖といった感情をもっています。

とよは、捕獲されてから、この獣舎に入るまで295日間も、暗く狭い檻の中で生活してきました。

その間、これからどうなるのかと、不安でいっぱいだったと思います。

しかし、毎日くまもりボランティアの皆さまや高代寺の方々が愛情たっぷりのお世話をしてくださったおかげで、ここまで人間に心を許せるようになりました。

皆様、いつも本当にありがとうございます。

 

野生で大人になったクマでも、愛情を持って飼えば、だんだん人間に心を開いてくることがわかりました。

まだの方は、「とよ」に会いに来てやってください。

 

 

 

 

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