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くまもりNews

12月8日 第13回 本部クマ部会

白熱議論が続く、12月の本部クマ部会。

今年の2月末、わたしたちは、兵庫県主催のシンポジウムに出席して、兵庫県立大学の若い研究者たちの発表を聞きました。かれらの現状認識は、この7年間でクマが6.5倍にも激増したとか、生息地には食料が充分ある等々・・・19年間、クマと森を調べて来た当協会の見解と、ことごとく正反対のものでした。

わたしたちは、どうしてこのような違いが生じるのか、兵庫県立大学の若い研究者たちと、とことん意見交換をしてみたいと願っています。

当協会の会報69号(2011年秋号)に、但馬の山を数十年間歩き続けておられる地元の元高校生物学教師の言葉が載っています。

熊森Q :兵庫県のクマが増えているという人がいますが、どう思われますか。

先生A : 増えてなどいませんよ。何年度の基礎データと比較したのですか。現地に入り、クマの痕跡調査をしたのですか。集落に出て来た数は、生息環境のエサの豊凶との相関関係と見るべきです。もっと現場を歩いて判断してもらわないとだめですね。

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