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カテゴリー「くまもりNEWS」の記事一覧

緊急事態宣言に対応しテレワーク中心に切り替えます

ミズを食べる高代寺のとよ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

緊急事態宣言発令の事態となりました。大変な思いをしておられるみなさまには心からお見舞い申し上げます。

早期終息のためには、とにかくウイルスを広げないことが重要です。

緊急事態のもとでも休めず、交通機関を通じて出勤せねばならない仕事をされている方もたくさんおられますが、それぞれが置かれた状況の中で、感染を広げない努力をすることが大切と考え、当会も、感染拡大防止のため、当面はテレワーク中心の業務に切り替えることにいたしました。

 

お電話でのお問い合わせは、以下の番号におかけください。

 

【野生動物や森など自然保護活動に関すること】

090-3288‐4190

【ご入会や会費などに関すること】

090-3031-4190

 

なお、メールでのお問い合わせには通常どおり対応しています。

 

御不便をおかけいたしますが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

状況を見ながら、再開時期を検討し、また、HP等でお知らせいたします。

 

緊急事態宣言下で活動は制約されていますが、新型コロナウイルス終息後の社会を見据え、スタッフ一同、今できること、しなければならないことに取り組んでいきます。

危機を乗り越え、全国のみなさまとともに、豊かな森再生や野生動物保全に思う存分取り組める日が一日も早く来ることを心より願っています。

 

一般財団法人 日本熊森協会

会長 室谷 悠子

 

会報102号の発送が始まりました

現在、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)対策として自宅待機を求められている人の数は、世界人口の約半分に達したそうです。

日本も、まだまだ終息の兆しが見えません。

こんな中、熊森本部では、会報102号の発送が始まっています。

会員の皆さんに、元気をお送りしたいです。

 

表紙(クリックで大きくなります)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これまで、ボランティアの皆さんにお集まりいただいて、会報を発送してきましたが、こんな折なので、今回は本部職員のみで発送することになりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

本部職員で会報発送作業中

 

もうすぐ新しい会報が届くと思います。

みなさん、お楽しみに。

 

署名用紙を同封

近年、乱獲や過剰捕獲になっているクマ捕獲罠の設置規制の強化を求める署名用紙を同封させていただいています。

今のところ、署名を集めることは難しいと思いますが、今年は環境省のクマ管理計画作成のためのガイドラインの改定年に当たっているため、私たちの声をなんとか国に届けたいと願っています。

新型コロナが終息したら、ぜひ署名集めにご協力ください。

 

くまもりの4月、本日よりスタートです

新しく2名の職員も加わりました

事務所の前で記念撮影。中央の2人が新入のスタッフです。活動は制限されていますが、感染に気をつけながらできることをしています。

 

新型コロナウィルスが猛威を振るう不安の中で新生活を迎えられた方がたくさんおられると思います。

水曜日が定休日のくまもりは、本日、4月2日木曜日より、新入社員2名が加わりました。

 

山が芽吹き始める春は野外での活動も本格化する季節です。

新しい仲間や支えてくださる全国のみなさんと、豊かな森再生や野生動物との共存のために飛び回れないのがとても残念です。

少し落ち着いたときに、フル回転できるように、今は種をまき、芽を出す準備をするときと考え、感染拡大に気をつけながら、今、できること、しなければならないことにスタッフ一同取り組んでいます。

 

新型コロナウィルスの影響で苦しい状況にある方もたくさんおられることと心配をしています。非常事態だからこそ、危機を乗り越えられるようお互いに助けあいましょう。

新入社員よりひとことご挨拶

◇今年度から環境教育を担当することになりました!右も左もわからない社会人一年目、手探りいっぱい不安いっぱいですが安全第一で頑張りたいと思います!(K.M)

 

◇クマたちと共生できる奥山の環境回復を目指すと説くと関心を持ってくれる友は少なくありません。1人でも多くの人に熊森協会を知ってもらい、輪を広げたいです(S.N)。

 

はじめまして!とよくん!

はじめまして、四月から正式にくまもり職員となりました

社会人1年生、Kです。

 

私は3月31日に初めてとよ君に会うことが出来ました!

 

檻にボランティアさんが近づいた途端、ご飯がもらえると思ったのかすり寄ってくるとよ君。

つやつやした毛並みとつぶらな瞳がとってもキュート!

 

投げ入れられたリンゴをもしゃもしゃと食べるとよ君。

お昼頃になると、とよ君の食べているくまフード(大きいドッグフードのような見た目)ですら美味しそうに見えてきます。

 

事前に去年とよ君は足を悪くしていたという話を聞いていましたが、この日は檻の中をグルグルと元気そうに歩きまわっていました!ほっとひと安心。

 

 

 

たまにプールのほうをじっと見つめていたので、

早くプールに入れるようにしてあげたいなぁと思います。

近々プール工事が予定されています。

 

プールは工事が終わり次第使えるようになるとのことなので、その日が待ち遠しいね、とよ君。

第23回くまもり全国大会中止いたします

いつもご支援いただきありがとうございます。
新型コロナウィルスが社会に大きな影響を与えており、会員の皆様の中にもお仕事や生活に影響があり大変な思いをされている方がおられることと思います。
心からお見舞い申し上げます。

 

日本熊森協会でも、とても悩んだのですが、今年5月2日に開催予定だった第23回くまもり全国大会を中止とさせていただくことにしました。

全国大会は、1年の活動の報告や交流のための大切な機会であり、既にたくさんお申し込みもいただいており、中止の決定は断腸の思いではあります。
しかし、全国から公共交通機関も使ってたくさんの会員様にお集まりいただく会ですので大会そのものは言うまでもなく、移動中の感染リスクも高くなりますので、やむを得ないと判断いたしました。どうぞご理解ください。

 

1年の活動報告は、新型コロナウィルスが収まった頃に、規模は小さくなりますが、活動報告会を企画しています。

来年は、より盛大に全国大会を企画したいと思いますので、ぜひ、ご参加ください。

 

豊かな森や野生動物の保全も今、取り組まなければならない喫緊の課題ですので、新型コロナウィルスの影響で活動に制約は出ていますが、本部も支部もできることを精力的に進めています。

フェイスブックやブログ等で情報発信を行いますので、ぜひ、応援いただきたいです。

日本熊森協会 会長 室谷 悠子

速報 3月21日 大阪府高代寺で保護飼育中の「とよ」が、冬ごもりから覚める

3月20日、冬ごもり最終日の「とよ」を、お世話隊隊長のHさんが撮影。


3月21日、「とよ」の寝室の扉が大きく開いていました。

1月5日から冬ごもりに入っていたトヨが、75日目に目覚めて出てきたのです。

 

 

動画(3月23日)


しっかりと四つ足で歩いています。

 

 

大きなあくび

 

 

 

 

 

 

 

 

10歳になった「とよ」君、今年も元気で!

 

3月21日22日、四国のクマたちの餌場づくりに向け、石立山トラスト地までの山道補修(第二弾)

2020年3月21日、22日

本来ならば、この日、絶滅寸前の四国のクマたちの餌場づくりに向けて、石立山の保護林に隣接する熊森トラスト地のヒノキ人工林の群状間伐第2弾を行う予定でした。

すでに、地元から10名ものボランティアさんが名乗りを上げてくださっており、大いに作業がはかどるだろうと期待していたところです。

しかし、新型コロナウイルス感染防止のためもあって、残念ながら計画を延期せざるをえませんでした。

一刻も早くクマたちのえさ場を再生してやりたいと願っていたので、とても残念でした。

 

仕方なく、熊森本部スタッフ4名と愛媛県支部スタッフ2名、那賀町地域おこし協力隊の方の計7名で、今後作業に参加してくださるボランティアの方々の安全も考えて、徳島県側から熊森トラスト地までの山道の補修を行うことにしました。

山道は、昨年11月にも補修したのですが、再び崩壊していた場所もありました。

 

今回の山道補修は、人工林皆伐跡地の急斜面です。

倒木や丸太を使って橋をかけました。

大人5人ががりで、6m程の丸太(1本200kg程)を7本~8本運びました。

熊森本部から参加した大学生アルバイト2名も、すごくがんばってくれました。

橋を架けるといっても、足の置き場がない急斜面ですから、大変危険です。皆、必死でした。

 

大変でしたが、2時間かかって橋を架けることが出来ました。

歩きにくい場所は、クワで道を拡張していきました。

これには、愛媛県支部員2名ががんばってくれました。

 

新型コロナが落ち着いたら、しっかり行程を組んで、群状皆伐地をどんどん作っていきます。

また、皮むき間伐や実のなる木の植樹も、どんどん進めていきたいです。

 

 

<参加スタッフの感想>

 

スタッフM:拡大造林政策の失敗を垣間見る

山を登るみんなの速さが速いのと、四国の山の傾斜の激しさに驚きました。

やっと辿り着いたトラスト地には、前回の作業で伐倒されたヒノキ材がありました。

良く乾いてすごくいい材になっているように見えました。

こんないい材なのに、山奥過ぎて運び出せないというジレンマ。

こんな標高の高いところにまで人工林を造ってしまった拡大造林の失敗を、垣間見たような気がしました。

運び出せないのであれば、その場で使う。この材で、山仕事に必要な道具を保管する山小屋を作ってみたいなあ…とほのかに考えています。

 

スタッフF(大学生):四ッ足堂周辺のゴミ回収

昨年11月と合わせて、今回、2度目の参加です。

前回、僕が参加して直した山道は、全く崩れていませんでした。直した甲斐がありました。

道中、ミツマタの群生地があって、黄色い花が満開でした。とてもきれいでした。

今回は道の修繕以外に、四ッ足堂周辺のゴミ回収も行いました。約60年前くらいと思われる古いゴミが多くありました。長い間、四ツ足峠の旧街道が放置されていたことがわかります。

峠道はスギ、ヒノキの針葉樹に囲まれていて暗かったですが、群状皆伐されたトラスト地は地面まで日が当たっていてとても明るかったです。

山を下りてから、地元の熊森会員さんを訪れたりしました。

どれもこれも、貴重な体験でした。

スタッフK(大学生):砂漠のような四国山地

四国は温暖で多雨な気候だと思っていましたが、人工林がいっぱいで、中に入ると、下草がなく礫がゴロゴロしていて、砂漠のような感じがしました。

このままにしていると、どんどん四国の山が崩れていくと感じました。

放置人工林の保水力のなさは一目瞭然です。

今回、道直しをした場所は、60ヘクタールもの広大な人工林を16年前に皆伐した跡地(注:この山は、熊森のトラスト地ではない。山林所有者には林道補修の了解を得ている)です。

生えている植物は、シカの食べないアセビやミツマタぐらいで、植生回復は全く進んでおらず、所々で林道が崩壊していました。

 

森林が回復せず、ボロボロと崩れていく広大な皆伐跡地

 

(本部から)今回、人工林の伐倒はできませんでしたが、熊森徳島県支部を作ろうという動きが出てきました。

こんな折なので、徳島県会員が集まったりはできないのですが、どうやって支部を作っていけばいいかなと考えているところです。

3月12日 室谷会長らが兵庫県宍粟市の福元晶三市長と白谷敏明元市長をそれぞれ訪問

赤松正雄顧問(元衆議院議員)のお力添えで、熊森の室谷悠子会長、水見職員、地元の熊森会員計3名は、赤松顧問と共に、宍粟市の福元晶三現市長と白谷 敏明元市長(現:播州山崎花菖蒲園理事長)にお会いすることができました。

 

宍粟市(しそうし)の森林率は、9割です。

人工林率は73%にも達しており、その9割が放置されているそうです。

市としては、放置人工林対策に市を挙げて取り組もうとしているということでした。

令和元年の森林環境譲与税で、森林所有者の意向調査を行ったそうです。

すでに6割の森林所有者の意向調査を完了したと言われていました。

 

2017年に宍粟市一宮町で開校した林業大学校の第一期生が今春卒業です。

宍粟市は卒業生を職員に採用するなど、若い力に期待されていました。

 

宍粟市の紅葉祭りは今年4年目となります。

福元市長は、森林共生モデル都市としての自覚を強く意識されているようでした。

 

広葉樹林が水源の森づくりに欠かせないことや、広葉樹林を人工林に変えてしまったことで、瀬戸内海の栄養不足が起きていることなど、山に関して熊森と共通する思いが多々ありました。

 

福元市長や森林担当職員との語らい

 

福元市長に要望書を提出した室谷熊森会長

 

 

 

白谷元市長は、菖蒲園でのシカ害にとても頭を悩まされていました。

柵を張っても、人が見ていないとすぐにシカが入ってしまうのだそうです。

柵の高さを3mにまで上げると、さすがにシカも入って来ないようになったということでした。

白谷元市長との語らい

 

奥山生態系保全活動に取り組む熊森は、これまで宍粟市波賀町原地区と15年間にわたり、人工林の広葉樹林化やクマたちのえさ場づくりに取り組んできました。

 

今後は、宍粟市とも協力して活動を広げていけるのではないかと期待します。

赤松顧問、このような機会を作っていただき、本当にありがとうございました!

3月6日 豊岡市のくまもり植樹地、今年初めての手入れ

今年、初めて、豊岡市の植樹地の手入れに出かけました。

雪が極端に少なかった今年の冬、

苗木がなだれ落ちる雪で倒れることは少なかったのですが、

シカには食われやすくなりました。

 

 

一番広い鹿防除柵の入り口の杭が倒れていました。

あーあ、もちろん、シカが侵入していました…。

苗木がシカに食べられてしまった形跡がちらりほらり。

シカが空腹を満たせたのだから、よかったじゃないか。

これが自然なのだと言う声も。

 

柵が倒れていた                  

 

狭い鹿防除柵の中には、意外とシカが入っていませんでした。

 

クワや桜の大苗は、しっかりと根付いているようでした。

鹿よけ網の張り直し

 

帰路、道路脇の樹上にクマだなを発見しました!

車を飛び出して確認すると、登るときについた爪痕、降りるときについた爪痕、両方の痕跡がはっきりと残っていました。

枝には、クマが枝を折るときにかんだ歯形がくっきりと残っていました

スタッフが爪痕にあわせて出来るところまで登ってみました。

クマが辿り着いた先の半分にも及びません…

 

クリの木にできた熊だな

 

クマをまねて、木に登ろうとしてみたのですが・・・

 

クマが上るときについた爪痕

 

クマの身体能力のすごさには驚きます。

 

去年度、兵庫県は推定生息数830頭のクマに対して、春から611頭のクマ捕殺許可を出し、

2376基ものクマ捕獲罠をかけ、罠にかかったクマ117頭すべてを有害として問答無用で殺処分しました。

 

ほとんどの行政は、クマ、シカ、、サル、イノシシ等の数を減らすことに躍起です。

野生動物を、害獣としてしか見ていないからだと思います。

数さえ減らせば被害も減るだろうと、安易に考えているのです。

一定数残しておけば共存なのではないと、何回説明しても彼らにはわからないようです。

 

ある猟師が、2019年の兵庫県クマ大量捕殺で、ほとんど豊岡市でクマを見かけなくなってしまったと言っていました。

 

このクマだなを作ったクマが、罠にかかることなく無事に生き延びていてくれたらいいのになあと、思わず願ってしまいました。

秋田県庁自然保護課 クマが増えたのではない 算出法が変わっただけ クマ生息推定数4400頭

以下、秋田魁新報2月26日より抜粋

 

秋田のクマ、最多4400頭「駆除強化」へ苦慮の方針転換

 

秋田県内にツキノワグマが中間値4400頭(2800~6000頭)生息しているという推定値を県が26日、公表した。3年連続で急増し、1000頭前後で推移していた2016年までに比べると4倍余りという水準だ。

しかし、この間にクマの実際の数が急に増えたというわけではない。どういうことなのか。

 

 

 

県が毎年発表している推定生息数は最近5年、次のように推移した。

2016年 1015頭

2017年 1429頭

2018年 2300頭

2019年 3700頭

2020年 4400頭

 

2017年以降に生息数急増

 

2016年までは1000頭前後で推移してきたのに、2017年以降に推定生息数が急増したことになる。

県は毎年、県内での推定生息数を算出しており、ことしの数値は2月26日に秋田県庁で開かれた県環境審議会自然環境部会で報告された。

会議で配布した資料には「本県の推定生息数は、環境省のガイドラインで示されている安定存続個体群の水準を満たしており、また、4400頭は全国的にも高水準にある」「近年、住宅地周辺での人身被害や出没等が急激に増加しており、個体数も増加傾向にある」と記されている。

 

“半数捕殺”でも出没止まらず

 

大きな転機が2016年春にあった。県北部の山中でタケノコ採りの男女計4人がクマに襲われて亡くなるという凄惨な事故の続発だ。この年、人里周辺にまで現れるクマが急激に増え、目撃数と有害駆除数はともに過去最多を記録。数字の上では、その時点での推定生息数の半数近くを捕殺したことになった。

だが、それでもクマの出没はやまず、推定生息数が実態と大きくずれているのではないかという見方が広がった。苦慮した県行政は、生息数を算出する方法を大きく変えた。

それ以前の算出法は、猟友会員らが春に山へ入り、実際に目撃したクマの数や足跡やふんなどのデータを集め、それを頼りに推定するというものだった。一方、新たに取り入れた手法は、赤外線センサーつきカメラを山中のあちこちに仕掛けてクマを自動撮影し、得られた映像から胸の三日月模様などを頼りに個体を識別し、統計学的分析を加えてはじき出すというもの。

 

データが毎年積み上がるにつれ、それを基に算出される数字は急増していった。 動物保護と被害防止のはざまで  26日の会議では、人間の生活環境近くへの出没を繰り返すクマにどう対処するかについての新たな方針も示された。

「毎年、捕獲するクマの上限頭数を設定していたが、毎年の捕獲数は、推定繁殖数を下回っており、結果として個体数の増加に歯止めがかかっていない状況にある。そのため、今後の方針としては人身被害の防止を最優先に、当面の間、個体数が減少に転じるように繁殖数を上回る捕獲数を設定する」(担当者)。

人身被害を防ぐため生息数の減少を目指し、毎年新たに産まれると想定される数よりも多くのクマを駆除していこうというものだ。

 

野生動物の保護と人身被害の防止。両者のバランスの間をどう取っていくのか、模索が続く。

 

以下、2月27日朝日新聞から抜粋

 

秋田県はこれまで、環境省のガイドラインに基づき、生息数の12%(120頭)を捕獲頭数の上限に設定してきた。

一方で県内のクマの推定繁殖数は、毎年23%ずつ生息数が増える計算となっている。このため、ガイドライン通りの従来の捕獲ペースでは「個体数の増加に歯止めがかからない」と判断し、推定繁殖数を上回る捕獲に向けてかじを切る。

 

熊森から

こんなの本当に大の大人が考えることなのか。真に受けて報道する方も報道する方だ。こんなまやかし、小学生でもわかることだ。熊森としては、頭が変になりそうです。

 

秋田県はずっと長い間、ツキノワグマの生息推定数が1000頭でした。猟師が山に入ってみて、見かけるクマの数や痕跡に変化はありませんでした。

 

環境省の指導は、年12%以上は殺すなですから、秋田県としては、120頭以上は殺さないように気を付けていたと思います。

 

しかし、平成28年に、476頭も殺してしまいました。クマによる死者4名という特別な事件があったものの、行政としては捕殺に歯止めをかけられなかったわけで、批判されるべきだと思います。秋田県のクマは絶滅に向かうのかと思いきや、平成29年にはなんと793頭もまたまた駆除してしまったのです。

秋田県としては、もう環境省に申し開きができない事態です。しかし、この時、どうもおかしいぞ。1000頭以上いたのではないかということになってきたと思います。

 

そこで、たくさんの自動撮影カメラを山中に設置して、推定数の数え方を変えたのです。秋田県の担当者も、クマが増えたのではなく、数え方が変わっただけといっています。秋田のクマが1000頭でなくてラッキーでした。クマ数はこれまで猟師が数えてずっと増減がなかったのですから、もし今年度の推定数4400頭が正しいのなら、昔から4400頭だったのだと思います。その中で120頭以上殺さないように気を付けてきたら、ずっと安定していたのですから、毎年23%ずつ生息数が増えるなどあり得ないことです。

 

推定繁殖数を上回る捕獲に向けてかじを切るとはどういうことでしょうか。

4400頭×0.23=1012頭、今後は毎年1012頭ずつ殺していくと言うことなのでしょうか。あまりのばかばかしさに熊森はついていけません。

 

人身事故はあってはならないことです。クマが山からどんどん出て来るのも困ります。しかし、それとクマ数は関係ありません。環境省が、クマは800頭いたら安定個体群だと言ってるので、秋田はクマ数を800頭にしたらいいと思う人がいたらそれもまちがいです。

 

生息推定数は神のみが知る数ですが、もし秋田にクマが6000頭いたとしても、豊かな森を造ってくれているのですから、現状維持に務めるべきなのです。人身事故を減らすためには、山から出て来るクマ数が増えないようにしたり、クマとの対応法を啓蒙したりする必要があります。最近、山からクマが出て来るようになったのは、秋田の奥山でクマが棲めなくなるような異変が起きているのかもしれません。

 

秋田県庁に問い合わせると、秋田の奥山を調査している研究者は、秋田県には一人もいないのだそうです。早急に秋田大学などに依頼して調べてもらうべきだと思います。

 

最後にもう一度言いたい。生息推定数が4400頭になったことと、クマを大量捕殺していくように舵を切ることは、何の関係もない話です。小学生でもわかることです。4400頭がどこまで真実に近いのかということすら、誰にもわかりません。1000頭ではなかったようだとは、今となっては思いますが。

 

再度書いておきますが、秋田県庁担当者に電話をすると、クマが増えたのではなく、算出法が変わっただけですという回答でした。それならそれで、マスコミの駆除強化という言葉を訂正指導すべきだし、大量捕殺に走らないようしっかりとブレーキをかけていっていただきたいと思います。熊森は今後も秋田県を注視していきます。(完)

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