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カテゴリー「太郎と花子のファンクラブ」の記事一覧

4月24日 本部4月度 太郎と花子のファンクラブ 

獣舎のおそうじが終わってから、給餌。花子はまだ冬眠中。太郎が大好物のイチゴをたいらげました。

<初参加4名の感想>

・ ここのクマたちは命は助けられたが、本当にこれで良かったんだろうか。ここから出して、広大な大地を思い切り走らせてやりたいと思った。このようなクマたちが今後出ないように、奥山にクマたちの棲める森を早く復元してやりたい。

・ 大きなクマさんが、あげたブドウを一粒一粒ちぎって食べているのを見ていると、何と繊細で器用な動物なんだろう。きっと知能も高いんだろうなと思った。キウイも大好物だが、かぶりついたりせずに、爪で割ってお上品に食べていく。これは意外で、びっくりした。

はじめまして太郎君、花子ちゃん     

(参加者の感想より)

柵の中にいる野生動物を見るのは辛くて、
今まで太郎と花子のファンクラブに参加したことがありませんでした。
思い切って、今回初めての参加です。

3月25日、きょうの参加者は11名、みんなで手分けしてお掃除をしました。故東山省三先生の、クマの立場に立って工夫に工夫を重ねられた獣舎は、予想に反してまったく臭いがしません。動物園などとは違って、広くて明るく見晴らしの良い遊び場と、食事部屋と寝室があります。

初参加の大学生たち3名が、プールもピカピカに磨いてくれました。

花子はイチゴに誘われて一度だけ出てきてくれましたが、
すぐに寝室に戻ってしまいました。
まだ冬ごもりをしていたいようです。

太郎はお気に入りの丸太にもたれて何を考えているのでしょうか。

今日はまだ雪がチラチラしています。
でも獣舎のまわりには蕗のとうがたくさん
咲いてました。もうすぐ春が来ますよ。

太郎も花子も好物の食べ物をいっぱいもらって、
会員の人達とのふれあいや愛情を受けて、
ゆったりと暮らしているので安心しました。
会員の皆さんも、ぜひ、どんどんと
太郎君と花子ちゃんに会いに来てください。

2/26 お誕生日おめでとう ツキノワグマの太郎と花子

クマたちのお誕生日はふつう2月ごろ。母熊は、冬ごもり中に巣穴で子供を産んで、おっぱいをあげながら育てます。母熊は冬ごもり中の6か月間飲まず食わずだと言うのに!なんという体力の不思議でしょうか。

本部スタッフたちが用意したお誕生日ケーキは、リンゴ、ヨーグルト、イチゴでできています。どれも、2頭の大好物なのです。

長野生まれの花子は、冬ごもり中。物音に気付いて「なあに」と超緩慢な動作で1回出てきましたが、また再び冬ごもり部屋の自分で作った藁穴の中にもどって、うつらうつら。22歳になりました。

和歌山県生まれの太郎は、冬眠しません。今日は、本部スタッフたちの愛情をずっとひとり占めでき、最高に幸せな日でした。写真はスタッフからお魚をもらう太郎君。23歳になりました。

故東山省三先生、天から見ておられますか。熊森は、先生にお約束した通り、太郎の世話にあれから7年、ずっと通い続けておりますよ。エサ代も会員達の力でずっと出しておりますよ。ご安心ください。

9月11日 太郎と花子に、熊本産早生グリを与えてみると・・・

今日の「和歌山たろはなのお世話」は、大阪南地区が担当しました。
熊本産の大きな早生グリがお店に出ていましたので、早速購入して持って行きました。以下、この日持参した食料(真ん中の白いのは、おからです)

太郎の大好物はニンジン、花子はキュウリで、いつも真っ先に各自の大好物を心行くまで食べます。
その後、リンゴやモモなどの果物を一つづつあげ、途中、クリをあげて反応を見てみました。

・・太郎は他のものをそのままにして、栗にとびつき、ボリボリいい音を立てておいしそうに食べ始めました。
花子はなんと・・知らんぷりで、モモやトマト、ブドウなどを食べ続けています。
クマはドングリが好物ではなかったの?野生の味を忘れてしまったのかしらと心配になりました。

わたしたちが獣舎のお掃除などを終えて、クマたちを観察していると、2頭ともお腹が大きくなったのかゆったりとした動きになっています。
その時、驚いたことに、突然、花子がクリに手をのばしたのです。そうして本当に嬉しそうに、手で中身をほじくりながらゆっくりゆっくり味わうように食べ始めました。
まるで、一番の好物を最後に残して味わっている人間の子どもみたいでした。

プールにはきれいな水が満タンにたたえられ、クマたちが水遊びをして、ゆっくとりした時間が流れていきます。やさしいクマたちとふれあえた幸せな一日でした。
会員のみなさん、たろはなお世話に参加されませんか。本当に、心が癒されますよ。


お腹がいっぱいになると、もうこれ以上食べ物を入れないでと、おしりで食料投入口にふたをする太郎


きれいになったプールに、すぐには入らず、手で水をたたいて楽しむ花子

哀悼 絵本作家松下千恵さん(和歌山絵本の会会長)死去

新聞報道によると、和歌山絵本の会代表の絵本作家、松下千恵さんが、8月18日に61歳で亡くなられたということです。謹んで哀悼の意を表したいと思います。

わたしたちと松下さんの出会いは、今から19年前のことです。当時、和歌山県の元理科教師東山省三先生が、我が子のように愛情を持って育てられたツキノワグマの太郎が近所の人の通報で行き場を失い、和歌山県によって秋田県のクマ牧場に送られようとしていました。

東山先生は、「太郎はうちの子だ、クマ肉缶詰なんかに絶対させるものか」と火を噴いたように県に立ち向かい、猛然と闘っておられました。これを知られた絵本作家の松下千恵さんが、「ツキノワグマ太郎」という絵本を緊急出版され、和歌山県を中心に「太郎を救え!の大合唱を巻き起こされたのです。

こうして太郎はめでたく、和歌山県が建てた生石高原山頂近くの獣舎で、生涯を無事に送れることが保障されました。生石高原の新築獣舎の中に入って太郎と楽 しそうに遊んでおられた松下さんの姿が、昨日のように思い出されます。わたしたちは、東山省三先生のがんばりはもちろんですが、松下さんの描かれた1冊の 絵本が太郎の命を救ったと感じたものです。

あれからずっと、私達と変わらぬ親交を続けてくださった松下さん。本当にありがとうございました。

「和歌山県民は、もともと生き物にとてもやさしいんよ」と、今では夢物語と思えるほどの、昔の和歌山での人間と動物達との信頼感あふれるほのぼのとしたふれあい話をたくさん聞かせてくださいました。

今、和歌山県選出国会議員が、野生鳥獣の生息地を人間が壊したことは棚に上げておいて、野生鳥獣なんか大量に捕殺して食べてしまおうという法案を国会に出したことを知られたら、どんなにか胸を痛められることでしょう。

10月15日 くまもり和歌山県支部結成に向けての会員の集い

地元の自然を守るためには、地元が立ち上がるしかない。
この度、和歌山県生石高原で保護飼育されている2頭のクマ 、太郎と花子のお世話に通い続けてくださっている和歌山県会員の方々のよびかけによって、支部立ち上げに向けた会員のつどいが持たれます。和歌山県会員の皆さん、まだ会員になっておられない和歌山県民の皆さん、どうぞ、ご都合をつけてお集まりください。

【支部結成に向けた くまもり和歌山県会員のつどい】

日時:2011年10月15日(土) 10:30~15:00
場所:和歌山県生石高原山頂近く 太郎と花子の獣舎前(生石高原天文台 和歌山県有田郡有田川町大字803 すぐそば)
※車がない方は、JR和歌山駅東口に9:00に来ていただければ会員車に同乗可。必ず、前もってご連絡ください。

~会員のつどい プログラム~
◎10:30~ 太郎と花子の獣舎清掃作業(汚れてもいい服装でご参加ください)
◎12:00~ 昼食 兼 支部結成にむけた会員のつどい 於:「山の家おいし」の上のあずまや
※森山まり子会長も出席されます
※お弁当・水筒をご持参ください。(つどい会場隣のレストハウスで購入可)

ご参加いただける方は、10月13日(木)までに、メールか電話で日本熊森協会本部までお申し込みください。

豊かな森を守り、森を造る野生動物達と共存したいと願う和歌山県民の皆さん、このたび和歌山県選出国会議員が、野生鳥獣の一方的な大量殺害法案を国会に出したことに胸を痛めておられる皆さん、日本国が人間だけが生き残ればいいという誤った人類滅亡の方向に進まないように、みんなで声を上げましょう。

ぜひ、10月15日(土)、秋の和歌山の山が一望のもとに見渡せる生石高原にご参集ください!

本部 太朗と花子のファンクラブ

2011年5月22日(日)、あいにくの大粒の雨の中、3頭の大好きな食べ物を用意して、太郎と花子とイノシシのちーちゃんのお世話に向かいます。

太朗は人参、花子はきゅうり、イノシシのチーちゃんは豆腐とちくわが大好物です。

獣舎に着くと早速3頭からのおねだり攻撃!花子とちいちゃんに会員さんの特製ごはんを、太郎には大好きな人参を10本あげました。

そして、私たち人間も大雨からの避難をかねて先にご飯を頂きました。そうしているうちに小雨になり、早速掃除を始めます。寝床のワラの汚れた所を取りだし、プールもピカピカに磨きます。小さな草原のようになった花子の庭は、草を刈ってスッキリ綺麗に。

掃除の後はお待ちかねのふれあいタイム。参加者からおいしいイチゴやサクランボ、イワシをたっぷり貰ってご満悦です。

さくらんぼを貰ってゴキゲンの花子

そこへ、小指ほどの太さのミミズを見つけた一人が、当然喜ぶだろうと太郎の獣舎に持って行きました。太郎は鼻を近づけクンクンと臭いをかいで観察しています。そして、ミミズがニョロッと動くたびにビクビクっ!!「何これ~!?」と世にも不思議なものを見たという様子で、目をまんまるにしてただ見ているだけです。

そこで花子の方へ持って行くと、太郎と同じくまずクンクン…。そしてミミズがニョロニョロ動き出した途端、ビックリして飛び上がり、部屋へ走って行ってしまいました。 会員たちはその様子に大笑い。

ミミズを確認中の花子

でも、本来野生では、重要なタンパク源であるミミズはクマの大好物のはずです。そんな事も母グマから教わる間もなく、人間に親を殺され、その人間に育てられた2頭の境遇を思うと、改めて「太郎と花子のようなクマが増える事のないよう祈り、活動しなければ。」という思いが強くなります。

この日は獣舎の前の藤の花が満開で、雨上がりに紫が美しく映えていました。

この日はこの8人でお世話に行ってきました!

本部 太郎と花子のファンクラブ

太郎(22才)と花子(21才)。山田さんやくまもり和歌山会員らにお世話してもらって、元気にしています。3月27日に、本部今年3回目の太郎と花子のお世話に行ってきました。まずはサバの水煮をもらった太郎くん。最後の一滴までほおばります。

そしてまだまだお眠な花ちゃんです。(右側を頭にして、丸ぁるくうずくまっています。)

ちょっと目が覚めて、外の様子をうかがいます。少しだけ出てきて、わたしたちにフーッというびっくりするような大きな息を吹っかけ、冬ごもり室にもどってしまいました。

1月2月のあまりの寒さに、水が凍ったのでしょう。太郎君の水飲み用のブリキのバケツが壊れてしまいました。新しいバケツと交換しました。

今回は6人でお世話に行ってきました。たまたま現地に遊びに来てくれた地元の女の子3人も、太郎と花子、そしてちーちゃんとふれあい、楽しいひと時を一緒に過ごしてくれました。初めて参加して下さった会員の皆さんは、楽しかった、また来たいと大喜びでした。

ぽかぽか陽気の中、今年本部2回目のお世話

今日は、作業をしているとシャツ一枚でも暑くなるくらいのいいお天気。今年本部2回目のツキノワグマふれあいの会。今回はインフルエンザの感染が心配で、参加者を公募せず、スタッフ3人だけでお世話に行ってきました。

眠くて眠くてしょうがない長野生まれの花子ちゃんは、スローモーションで動くなまけもののよう。獣舎の掃除に来たスタッフの呼びかけに、ふかふかの寝床から「なーに?」と見返り美人。

花子ちゃんとは対照的に元気な和歌山生まれの太郎くん。格子に手を置き、舌をペロリ。「ご飯はまだ?」とおねだり。

まぶしい日差しに目を細めながら、「何してるの?」とイノシシのちーちゃん。

1月23日 厳寒の中、お世話に行ってきました   (太郎と花子のファンクラブ)

毎月第4日曜日は、本部のお世話当番の日です。今年は寒い日が続いており、一般からの参加応募者もなかったため、和歌山県生石高原山頂の獣舎まで、スタッフ4人で行ってきました。凍結が心配されたので、この日は南面の道路を使って行きました。案の定、飲み水もすべて凍っていました。プールの水も凍っており、氷の厚さは約10センチでした。プールの氷をとってあげると、太郎がゴクゴクと、プールの水を飲んでいました。太郎は、今年、22歳です。おめでとう。

今冬、太郎が造った冬眠穴です。寒いためか、去年より深めの穴を造っていました。

花子は、今年、21歳です。おめでとう。飼い主の山田さんがあげた1斗缶のはちみつに顔を突っ込んで食べたらしく、頭にはちみつがこびりついていました。山田さんによると、花子は、今冬いったん冬眠しかけたのだが、少し暖かくなったので、また起き出してきて、まだ冬眠に入っていないということです。私たちの車の音を聞いて、冬眠室からゆっくり出てきてくれ、あげたキウイやピーナツなどを、おいしそうに食べていました。

実際のクマに接してもらうと、クマがどんなに平和的な動物か、わかってもらえると思います。今年も、多くの人々に、本当のクマの姿を伝える場にしていこうと思います。第4日曜日の活動にご参加頂ける方は、熊森本部担当者、花岡まで。

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