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カテゴリー「太郎と花子のファンクラブ」の記事一覧

6月28日 太郎と花子のファンクラブ

初めて、「たろはな」に参加しました。私たちが行くと、うれしそうに近寄ってきたのにはびっくりしました。

それどころか、檻の隙間から手を出してきて、人間に触れたそうにしていました。

赤ちゃんの時から飼われているので、人間に警戒心がないのだと思います。

こんなクマたちもいるのかと思いました。

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おいしい果物をどっさりともらっていました。

 

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一番驚いたのは、干物の魚の食べ方です。まず内臓を取ってから、片身ずつはがして食べて、ひっくり返して、尻尾と頭だけ残していました。人間とまるで同じ食べ方です。誰かが教えたのかと思いましたが、誰も教えていないのだそうです。

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太郎は、「ニンジン太郎」と言われるだけあって、ほんとうに人参が好きなようです。人参を両手に抱いておいしそうに食べていました。

 

とにかく大きくて元気そうなクマたちでした。

 

このみなしごの2頭くまたちが、26年間も、善意の市民の手によって大切に生かされてきたのは、すごいことだと思いました。

 

 

 

 

 

2月22日 和歌山県の太郎と花子のお世話報告

太郎と花子がこの2月に、それぞれ26才と25才になりました。

2頭とも、すこぶる元気です。

お誕生日おめでとう!

2月22日は6人でお世話に行きました。

 

2月の生石高原にしては10℃と暖かく、天気は小雨での強風で
した。
みんなで、しっかりお世話が出来ました。
しかし、さすがにこの日、訪問客はゼロでした。


*太郎:相変わらず元気に迎えてくれました。
    どんぐりが見事に殻だけになっていました。
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 食欲も旺盛で、好きなピーナッツやクルミばかりを
 ねだっていました。
 雨がキツくなってきた所で、お世話終了。
 最後は自分で扉を閉めて、いつもは見送ってくれるのに
 小部屋から顔も出してくれませんでした。
 よほど、雨に濡れるのが嫌なようです。


*花子:冬籠り中
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私たちの到着には気づいているものの、小部屋から出てこず
小部屋の小窓から覗くと、座ってこちらを見ていました。
寝ている小部屋へいつものサバご飯差入れ。
掃除している間に、静か~にいつも通りきれいに完食。
その後も、小部屋の中から出ようとはせず
差入れ箱に、リンゴや苺・丸干しイワシ、ヨーグルトを入れると
のっそり動いてヨーグルトだけ舐めて、少しだけ運動場に出て
ぐるっと一周した後、お尻から小部屋にゆっくり戻り
ワラのベッドでおやすみなさい(-_-)zzz
冬ごもり用の部屋から出てくれないので、2ヶ月間部屋の掃除が
出来ていません。

1月25日 本部 太郎と花子のファンクラブ  和歌山生まれと長野生まれの冬毛の違い

今年初の、本部の太郎と花子のファンクラブです。お世話に参加して下さったのは、8人。

太郎と花子は、入れてもらった藁で、今年も上手に寝床を作っていました。

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長野生まれの花子は冬ごもり中ですが、冬ごもりというのは完全に寝ているわけではないので、私たちが行くと起きてきてくれます。

会員さんから送ってもらったドングリを、おいしそうに食べていました。(ええっ、冬ごもり中は何も食べないんじゃなかったの?)

それにしても、長野生まれの花子の冬毛のふさふさとしていること!

 

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 ドングリをおいしそうに食べる花子

 

一方、和歌山生まれの太郎くんは、冬ごもりをしません。冬でもちゃんと食べて元気に動いています。

それにしても、太郎君の冬毛の短いこと!

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1年中元気な太郎

同じツキノワグマでも、その土地の気候風土に適応できるよう、長い間には身体が変化していくのです。

今回参加して下さったみなさんです。

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お世話をありがとうございました。

太郎と花子のファンクラブ(兵庫本部編)5月25日

●太郎と花子のファンクラブに初めて参加しました。

兵庫本部は毎月第4日曜日に太郎と花子のお世話に和歌山県生石高原に行っています。

 

5 月25日は、西宮市の阪急夙川駅に午前8時30分に集合し、生石高原をめざしました。この日の参加者は兵庫から6名、大阪から2名です。阪神高速道路は渋滞もなくスムーズに流れていました。阪和自動車道路海南東インターチェンジを降り、買い物です。太郎と花子に魚、野菜、果物、ヨーグ ルト、パンなどを買い、生石高原へ上がります。

 

11時半ごろ到着。私たちが獣舎のカギを開けると、花子はもう背中を檻に押し付けて、早く掻いてほしいと待っていました。とりあえずクマ達にまぜご飯を与え、人間も昼食です。

 

昼食を済ませ、長靴、軍手をはめて、獣舎の掃除に取り掛かりました。この日の参加者はみんなリピーターなので、手分けしてどんどん作業が進み ます。今回は冬ごもりに使っていた獣舎の奥の部屋から藁を取り出し、風を通してやりました。藁には冬ごもり中の糞と尿がまざり、ずっしりと重くなっていま した。これを一輪車で何回も往復して運び出しました。

(注:ここでは冬籠り中も絶えず水と食料を与えています。野生のクマのように、飲まず食わずではありません)

 

 

獣舎の藁は糞と尿でミルフィーユ状態

獣舎の屋根に取り付けられていた、プールへの送水パイプが1本が破損していたため取り外しました。ずっとお世話に通ってくれている大学生会員が、長さを測っていました。次回に新しいパイプを取り付けてくれるそうです。山から水を引いてきてクマ達に給水しているのですが、この日は湧水の水量が少なく、プールの水を入れ替えることはできませんでした。

屋根までクマ達の手が届くので、クマは獣舎に閉じ込めてあります。

 

斜めになった天井は歩きにくい

掃除が終わり、クマたちを檻に戻し、いよいよエサやりです。何種類ものご馳走の中から、好きなものを選んで食べていきます。太郎はメロンが大好き、花子はそれほどでもありません。二頭とも大好物はイチゴとヨーグルトだということがわかりました。

 

 

今日はクマたちの機嫌がよいそうで、花子だけでなく太郎も背中を掻かせてくれました。初めて触ったクマの背中は、雪深い長野県生まれの花子は剛毛で長く、雪のない和歌山県生まれの太郎は細めで短く、生まれ故郷の環境への対応なのかと思いました。クマは表情がわかりにくい動物と思っていましたが、背中を掻いてやると様々な表情を見せてくれました。

(注:檻は二重になっており、清掃をしているときしかクマに触れることはできません)

 

痒いのはそこではないと目で合図する花子

餌をやっていると、次々に車がやってきます。中には野菜やお菓子を持参する人もいて、ここが隠れた観光スポットになっていることがわかりました。私たちが背中を掻いているのを見て、クマの背中に触ることにチャレンジする人もいます。

 

一人檻の中にいるのは誰でしょうか

午後3時前に、太郎と花子に別れをつげ、一路兵庫へと戻りました。

初めて参加して、クマ達のお世話が想像以上に力仕事であることがわかりました。今回は作業の様子を主に紹介しました。

参加してくださったボランティアの皆様、お疲れさまでした。(U)

 

6月22日 本部 太郎と花子のファンクラブ 夏に備えてのよしず張り

今年もよしず張りの季節がやってきました。小学校2年生から熊森活動に参加してくれているS君も、今や大学生。「よしず張りにつき、若い男性求む」の声に、今回も駆けつけ、他の人たちと共に獣舎の上に登って、暑い夏に備えて、よしずをびっしり張ってくれました。

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女性陣は、下で、本日のクマたちの餌準備。

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太郎も元気です。

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花子はみんなに背中をかいてもらって大喜びです。

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今回はこのメンバーでお世話しました。みなさんありがとうございました。

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「たろはな」をテレビや新聞が取材してくださったら、クマという動物への国民理解が、もう少しは進むのではないかといつも思います。メディアのみなさん、よろしく。

5月26日 本部 太郎と花子のファンクラブ  ~冬籠りに使用した藁出し編~

急に気温が高くなってきました。今日は、冬籠りに使用した藁出し作業をすることにしました。

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2頭の冬籠り部屋をのぞいてみてびっくり。先月までは、藁の中に深い穴を掘って寝ていたのに、どちらも穴が消えて、藁が平らになっていました。暑くなってきたので、穴に入る必要がなくなったのでしょうか。

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みんなで、藁をきれいに撤去。

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獣舎の周りに、野イチゴが実っていたので、取ってあげました。クマたちは、おいしそうに食べていました。

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きれいに洗ったプールに水を入れ始めました。まだ20センチぐらいしか水が入っていないのに、水遊びが大好きな太郎は待ちきれず、もう、プールに飛び込んでしまいました。

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花子は冬ごもり中に痩せたでしょうか。どう見ても痩せていません。ここへ来てからは、冬でも食事が与えられているため、冬籠りしながらも、時々出てきて食べていますから、痩せないと言っていいでしょう。

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甘えん坊の花子は、ここを掻いて掻いてと、掻いてほしいところを自分の手でたたいて示し、掻いてほしいとおねだりします。30分ぐらい素手で掻いてやりました。人間も疲れましたが、花子もこの姿勢が疲れたとみえて、前に倒れて体勢を立て直していました。

本当は、獣舎の中に入って掻いてやりたいのですが、万一何かあれば、クマが悪者にされてしまうので、入らないようにと、故東山先生に固く止められているので、鉄格子の外からいつも掻いてやっています。

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今回はこのメンバーでお世話しました。太郎24歳、花子23歳、2頭が元気なうちに、一人でも多くの皆さんに会いにきてやっていただきたいです。

ちなみに、本部次回お世話日は、6月22日(土)です。暑い夏に備えて、屋根によしずを張ってあげます。

なにとぞ、若い男性のみなさん、手伝いに来てください。太郎と花子に感謝されると、癒されますよ。

 

2月24日 太郎と花子のファンクラブ 本部編 24歳と23歳、お誕生日おめでとう 

2月生まれ(クマは、冬ごもり中に出産する)の太郎と花子は、それぞれ24歳、23歳となりました。栄養価の高いおいしい食事をいただき、多くの人々の愛情に包まれて暮らしているおかげでしょうか、まだまだ青年のように元気です。

 

気候温暖な和歌山県ですが、生石高原頂上にある太郎と花子の獣舎は、さすがに寒かったです。今年も水飲み用バケツの水が凍って、バケツが壊れ、水漏れしており、使用不可になっていました。

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冬ごもり中の花子は、一応挨拶に出て来てくれましたが、まだまだ眠いらしく、すぐに冬ごもり部屋に戻ってしまいました。

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冬ごもりをしない和歌山県生まれの太郎は、大好きなサケの切り身をもらうと、食べる前に、自分の頭を切身に何度もこすり付けていました。食べた後も、自分の体に付いたサケの切り身の香りを楽しむためでしょうか。

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クマ舎の隣で飼われている高齢のイノシシは、もらったドングリがよほどおいしいらしく、ドングリを食べるのに夢中になっていました。

 

和歌山県支部のみなさんによるものだと思いますが、道中、太 郎と花子の獣舎への道筋案内看板がいくつか立てられていました。

これまで道に迷いやすい所でしたが、これで誰でも迷わずに来れるようになったと思います。みなさん、どうぞ、太郎と花子が元気なうちに、会いに来てやって ください。これまで、飼育グマは34歳が最高齢だそうです。太郎と花子は、記録を更新する可能性が大ですし、そうあってもらいたいものです。

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今回お世話して下さったボランティアのみなさん

 

1月27日 太郎と花子のファンクラブ  2頭が作った今年の冬ごもり穴

雪がちらついて、全てが凍っている、零下2度の和歌山県生石高原山上でした。太郎は、雪の中で食事。

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<今年の2頭の冬ごもり穴>

太郎作…今までで一番深い穴です。

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花子作

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今回は4人でお世話しました。次回のたろはなは、2月24日です。みなさんご参加ください。

2012/09/23(日) 熊森本部主催:太郎と花子のファンクラブ参加感想

友だちに誘われて、和歌山県生石高原山頂で飼育されている太郎と花子に会いに行きました。車は、兵庫県西宮市にある阪急夙川駅南ロータリーを、午前8:30に出発です。
参加者は思い思いに野菜や果物の差し入れを持ち寄ります。午前11時に現地到着。

 

わたしが持っていったのは今年できた熊棚(くまだな:クマが木に登って枝を折りながら実を食べ、その枝をお尻のしたに敷いていくためにできる「木の上の棚」のようなもの)にわずかに残っていたオニグルミの実です。野生のクマが食べるまるのままのオニグルミを太郎と花子も食べるのかなと気になっていました。


まず太郎にクルミをあげました。太郎は大好きなニンジンを食べたところでしたが、珍しいものが転がってきたので興味を持ったみたいです。クルミを口に運びもぐもぐとしましたが、そのまま口から出してしまいました。どうもお気に召さなかったようです。
花子にもクルミをひとつ。花子は転がってきたクルミを拾い上げると、そのままぼりぼりと食べだしました。クルミの堅い殻も平気で噛み砕き、下に落ちたかけらもぜんぶたいらげました。野生のクマと同じクルミを食べてくれたことがなんだかとてもうれしく思えました。

 

小さな女の子が訪ねてきました。太郎と花子がおみやげのクリをパキッと食べるたびに女の子は満面の笑み。ほかにも何人かのお客さんが太郎と花子に会いに来てくれました。山の中にひっそりとたたずむ熊舎を訪ねてくれるひとがいるのですね。嬉しいことです。

 

太郎と花子の無垢な喜びが、彼らはわたしたちの素晴らしい友だちであり、彼らの仲間もまた同じだということを教えてくれました。わたしたちも彼らのよい友だちでありたいと願った一日でした。(M)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

参加者の差し入れのマクワウリをおしいただくようにして食べる花子

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ピーナツ大好き(太郎)                       おなかいっぱい、一休み(花子)

 

参加者12名

 

 

7/24 本部 暑さの中、たろはな元気 

黒い毛では暑いだろうと思って、ホースで水をかけてやりました。しばらくすると、なぜか、2頭とも、奥の部屋に入ってしまいました。

ここは、和歌山県生石高原の山頂にある獣舎。訪れる人は限られています。もっと多くの人たちに、クマと仲良くなってもらいたいと思います。しかし、クマたちにとっては、多くの観光客が訪れるさわがしい観光地より、和歌山の山々を見渡せるここの静かな環境の方がいいかもしれません。

にんじんが大好きな太郎

とまとが大好きな花子は、丸太テーブルの上に置かれた大好物のトマトから食べ始めます。

今回は、児童文学で有名な、作家の沢田俊子先生もご参加くださいました。太郎や花子のことを書いてみたいなと言ってくださいました。

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