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2016-04-03

3月15日・16日 くまもり本部の小学3年生向け環境教育

3月15日は、伊丹市の小学校で実施しました。

くまもり会員で、環境教育部の一員でもある会員さんの、

娘さんが通っています。

会員さん自ら、校長先生に環境学習の紹介をしてくださり、

この度、授業をさせていただくことになりました。

市の中心にあり、児童数がとても多いため、2時限に分けて授業をさせていただきました。IMGP3157 (2)

 

3月16日は、西宮市の小学校3年生

くまもり会員のお孫さんが通っている小学校です。

山の上にあるので、ちょっと歩けば自然観察ができる、良い立地。

打ち合わせに向かう途中には、ヤマガラに出会いました。

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今回の授業は、「森の力と人間」

人工林と自然の森の違いを、クイズ形式で進めていきます。

どちらの小学校も、子どもたちは元気いっぱい。

積極的に発言し、たくさんの独創的な意見をくれました。

 

今回は、日本の森林の現状を学んだ子どもたちに、

自分たちでもできることを考えてもらいたいという願いを込めて、

くまもりの活動を、動画を交えて普段よりも詳しく紹介しました。

 

人工林のスギの皮むき間伐の紹介では、子どもたちは大いに盛り上がりました。

「自分たちもやってみたい」と言う声が多く出て、嬉しかったです。

 

今年のくまもり本部は、阪神間から近場で気軽に楽しめる活動もいろいろと用意しています。

さっそく、5月22日に、親子参加型の皮むき間伐イベントを兵庫県三田市にて開催です。

間伐の他にも、森の紙芝居や間伐材工作など、様々なプログラムを盛り込みました。

 

楽しい1日になると思います。皆さん是非、ご参加ください!

 

 

二校の関係者の皆様、貴重な機会をいただき、

ありがとうございました!(SY)

2016.3.20 昨年植樹した柿の苗木に施肥(兵庫県宍粟市波賀町)

天候は、晴れ。気温は13度と、少し肌寒く感じましたが、桜の花がちらほらと咲き始めており、春のおとずれを感じました。

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苗木の上に、もみ殻を盛りつける

昨年の柿の苗木植樹では、苗木に盛り土をして、鶏糞(肥料)をまき、もみ殻で覆いました。しかし、現在は、雨や、雪の浸食をうけて、盛り土の一部が削られたり、もみ殻が少なくなったりしたので、今日は補給作業を行いました。

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クマ用柿園の遠景

この日ご指導してくださった幸福重信さんは、「動物の棲める豊かな環境を復元していこう」と、熱意溢れるお話をしてくださいました。(以下、概要)

 

「平成16年、山のドングリはほとんど実らず、山からクマが下りてきて、リンゴ園のリンゴをたくさん食べられてしまいました。しかし、奥山はスギやヒノキの人工林であふれ、動物が棲める場所がほとんどない状況から、これからは、すべての生物が、共生できる、持続可能な森づくりをしていく必要があると感じました。リンゴを守っていくだけでは共生にはつながりません。クマがリンゴ園に来なくてすむように、山に柿を植樹して、クマが食べていけるようにバックヤードをつくっていこうと思っています。」

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幸福さん(写真右端)からお話をきく、くまもりメンバー

7名の熊森メンバーは皆、幸福さんのお話に胸をうたれました。

作業を終え、山から下りているとき、ヤマセミ(体長38センチの大きな鳥)の巣穴と、野生のテンに会いました。

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ヤマセミの巣穴 (赤枠の中)

クリックすると新しいウィンドウで開きます

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テン(冬毛)

 

熊森は、平成17年からこの原観光リンゴ園さんと協力して、リンゴ園裏山の人工林の広葉樹林化を進めてきました。

これからも、地元と都市が力を合わせて、動物たちの姿が見られる場所を復元していきたいです。

熊森活動は自然に触れ合える楽しい活動です。

みなさんもぜひご参加ください。

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