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2017-10-06
クマ狩猟講習会で猟師にクマを狩猟しないようチラシ配り―岡山県美作市
岡山県でツキノワグマの狩猟が17年ぶりに再開されることになったのを受け、10月6日、岡山県美作市にて、ツキノワグマ狩猟講習会が開催されました。
熊森本部と岡山県支部はクマの狩猟を阻止すべく、「クマは爆発増加などしていません。クマを殺さないでください!」と講習会参加者に呼びかけました。
岡山県美作市にて
猟師の方々の反応はあまりありませんでしたが、中には「クマが人を襲わなかったら狩猟なんかしないし、別に殺したくて殺そうとしてるわけじゃない」とか「人よりクマのほうが大事なんか」と言う方もいました。そういう方々には、「共に森を復元して、クマが山に帰れるようにしてやりましょう」とチラシを配って声を掛けていきました。
チラシを配る岡山県支部会員と本部スタッフ
今回、熊森が声を上げたことで、少しでも多くの猟師の方々が無用の殺生となる山中の狩猟を思いとどまっていただければ幸いです。
あるハンターの方の「別に殺したくて殺そうとしてるわけじゃない」という言葉に表されているように、本当は誰もクマなんて殺したくないんだと思います。
熊森は、“殺さなくても人が安心して暮らせる方法(奥山の復元)”をこれからも真摯に伝え続けていきたいと思います。
岡山県のみなさん、クマ狩猟を止め、美しい奥山の森を復元していけるよう、これからも声を上げ続けましょう。
みなさんひとり一人の豊かな森を取り戻そうという声が、クマだけでなく、子どもたちの未来を守ることに繋がります。