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2018-03-08
Change.org「兵庫県にツキノワグマの狩猟中止を求める」署名 が、いつの間にか3191人にも
久し振りに、熊森HPのトップページにあるChange.orgの署名数を見て目を疑いました。
ずっと開けていた署名が、いつの間にか3000人を超えていたからです。
私たちの主張に賛同してくださる方がまだおられた。
そこで、Change.orgの<キャンペーンの進捗>に、2017年の報告文を入れることにしました。
新たにネット署名してくださったみなさん、本当にありがとうございます。
以下は、Change.org署名の<キャンペーンの進捗>に入れる投稿文です。
2017年のツキノワグマ狩猟結果 兵庫県1頭(朝来市)、岡山県1頭(美作市)
2017年秋のクマ狩猟講習会場に、狩猟再開2年目の兵庫県では3会場計160名のハンターが、狩猟再開初年度の岡山県では1会場30名のハンターが、集まりました。
熊森は、全ての会場の前に立ち、ひとりひとりのハンターに、「本来のクマの生息地である奥山は人間に大破壊され、クマは生きられなくなって人里に出て来ています。野生動物は生息地を失うと絶滅します。狩猟している場合ではありません。狩猟しないでください」と、訴えました。
クマ狩猟講習会場前で
兵庫県や岡山県には元々、クマを獲る文化がありません。
行政が、クマを獲るようにとハンターに強要している感じです。
兵庫県によると、この20年間に兵庫県のクマ数は15倍に爆発増加し、奥山にもたくさんクマがいるそうです。(熊森の奥山自動撮影カメラには、ほとんど写っていませんが)
もし、クマが15倍に増えているのなら、今の狩猟期間は以前の3分の1ですから、単純計算するとクマ狩猟数が5倍になっているはずです。
絶滅寸前と言われてクマ狩猟を自粛する直前の兵庫県のクマ狩猟数は、平成1年12頭、平成2年19頭、平成3年15頭でした。
今や狩猟数が、60頭、95頭、75頭となるはずです。
ところが、実際の兵庫県のクマ狩猟数、昨年度1頭、1昨年度4頭です。
兵庫県はどう説明されるのでしょうか。
全く持って、ミステリーです。
県は、狩猟再開に使う予算があるなら、クマたちが奥山に帰れるように、森の復元をしてやるべきでしょう。
森の復元は全くと言っていいほど進んでいません。
すでに、兵庫県も、岡山県も、平成30年度もクマ狩猟を継続すると発表しています。
なぜそうなるのか、理解できません。
兵庫県クマ狩猟反対に賛同してくださる方で、まだ署名をされていない方は、ぜひこの後も、ご協力ください。
日本熊森協会