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2018-11
兵庫県 もはや狂気! 918頭のクマに対し、山中に捕殺罠2379基を常設していた
多数のクマ捕殺罠が兵庫県の山中に常設されており、誘引剤に誘引されて入ったクマは、問答無用で全て殺処分されていることに気づいた熊森は、正確な設置罠数を兵庫県本庁の鳥獣対策課に電話でたずねました。
2017年から登場した捕殺許可証明書が2枚付いたシカ・イノシシとクマの共用捕殺罠
(許可証の1枚はシカ・イノシシ用、もう1枚はクマ用 撮影、2018年)
全ての罠には井戸知事名の捕殺許可証明書がついているにもかかわらず、兵庫県本庁鳥獣対策課の答えは、「本庁としては毎月のクマの捕殺数が上限の137頭を超えていないかチェックしているだけで、罠数は把握していない。現場にも行ったことがない」という意外なものでした。
そこで、地元農林事務所に問い合わせていただくようお願いしました。
その結果、判明したこと。
生息推定数918頭の兵庫県ツキノワグマに対して、
平成30年度兵庫県内で
下ろしているクマ捕殺許可頭数、601頭!
山中のクマ常設捕殺罠2379基!
以上が、明らかになりました。
熊森は、頭がくらくらしてきました。
いくら何でも、ここまでやるか。
もはや狂気としか思えません。
地元行政はどこも、「全て、県の指示通りに動いているだけです」と言われます。
その県というのは、本庁の鳥獣対策課ではなく、兵庫県森林動物研究センターであることが、今回のことで判明したように思います。