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2019-05-14
リニアよ、南アに穴を開けるな
以下は、朝日新聞の投書欄からです。拡散希望!
リニアよ、南アに穴を開けるな
無職 服部隆(静岡県 66)
山を愛すること48年。私を育ててくれた南アルプスにリニア中央新幹線のトンネル工事が迫っている。「自分の腹に穴を開けられる思いだ」と山を愛する知人が語ったが、これは南アルプスに登ってきた者に共通する思いだ。
大問題なのは、トンネル残土を無謀にも大井川上流部に投棄するログイン前の続き計画と、掘削による枝谷の流量減少だ。とりわけ、JR東海の試算で「毎秒2トン」の減水は、南アルプス南部の生態系に深刻なダメージを与えるだろう。
かつて谷でばったり出会ったツキノワグマは、清流をおいしそうに飲んでいた。荒川岳直下の谷でも2年前、ツキノワグマのふんを見つけた。生きものにとって水辺がいかに大切な場所かと思うと、心が痛む。JR東海の回復措置への言及も不十分だ。このままでは豊かな生態系が失われかねない。
「速さ」のために、過酷な自然の中で生きる命を奪う権利があるのか。傲慢(ごうまん)のツケは必ず私たちに返ってくる。南アルプスに穴を開けてはならない。
熊森から
南アルプスに穴を開けてまでもうけようとする人達は、もはや正気ではない。狂ってしまっている。
この様な取り返しのつかない大環境破壊問題の真相を報道しないマスコミや関心を持たない国民に、なんとか、目を覚ませてもらいたい。
祈る思いです。
新潟県上越市が人道的判断、市街地に迷い込んだ子グマを山奥へ放獣!
5月9日、クマの目撃が相次いでいた上越市の中心部で、子グマが捕獲され、全国ニュースに取り上げられました。
クマは子グマで、人身事故は起きていません。
熊森本部は、さっそく行政担当者に電話でききとりを行いました。
以下は、その報告です。
上越市の担当者:捕獲した猟友会の方が保護され、本日10日の朝に、市の西側の山奥に放獣しました。
猟友会のお話では、子グマと言っても自分で木に登って自活できる能力をもっていたということで、親から離れたばかりのクマだろうということです。
熊森から
人道的な対応をとってくださった上越市と猟友会の方に、感謝を申しあげます。
新潟県ではクマの捕獲許可権限が市町村にあります。
ぜひ、他の市町村でも、このような人道的なご対応をお願いします。
今回も、熊森会員の皆さんが、この子グマを案じ、市の担当者に「必ず放獣してあげてください」と電話してくださったようです。
いつも、ありがとうございます。