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2019-05-28

山形県鶴岡市のクロちゃんに会いに行きました

クロちゃん(メス)は、日本熊森協会のマスコットグマとして22年間大活躍してくれています。今年、29歳になりました。

本部ボランティアスタッフたちは、くまくま園に行った時、山形県まで足を伸ばし、クロちゃんを訪れました。

クロちゃんに会いに行くには、東京や大阪から山形県酒田行きの高速バスに乗って、「庄内観光物産館」で下車してください。飛行機の場合は庄内空港が最寄りです。

 

子どもの時のクロちゃん

 

昨年夏に猛暑のためか、初めて倒れ、みんなで心配しました。

今ではすっかり回復しています。

 

お父さんの佐藤八重治さんからイチゴをもらうクロ

 

山菜のイタドリやタニウツギの花をおいしそうに食べるクロ

 

大好物はおそうめんで、おそうめんを主食にしています。

冬はおそうめんに粉ミルクを入れたものが大好きです。

夏になると、おそうめんにポカリスエットをかけたものを好みます。

ポカリスエットバージョンでした

 

クロちゃんの家の2階は、宿泊施設になっています。

熊森会員は食事代だけ負担で宿泊できます。

 

家は、月山のふもとです。

クロちゃんの家の周りの風景

 

寝転んでタニウツギの花で遊ぶクロちゃん

 

クロちゃんファンクラブでは、今年もおそうめんを募集しています。

ソバやうどんも食べます。

送り先

997-0405 山形県鶴岡市上名川字堰西36-3 佐藤八重治方 クロちゃんファンクラブまで

 

まだ会いに行っておられない方は、ぜひ訪れてあげてください。

北秋田市くまくま園に行ってきました

今年も5月に、日本熊森協会本部でクマの保護飼育に長年携わってくださっている本部ボランティアスタッフのみなさんが、北秋田市の山の上にある「くまくま園」を自費で訪れました。

今年の参加者は4名、現役中の3名は、いずれも勤務先の休暇を取って打当温泉泊まり込み参加です。みんなで、獣舎掃除などの飼育補助の奉仕活動を行ってきました。

 

くまくま園の入り口 正面がツキノワグマ飼育場  写真右奥がヒグマ飼育の新獣舎

 

くまくま園を裏から撮影 写真左建物がヒグマ舎で、その左広場がヒグマ運動場

 

2018年度日本熊森協会がヒグマたちに差し入れた食料の一例

(写真提供:くまくま園)

 

大好物のスイカとサツマイモ

 

運動場に置かれたスイカ

 

寝室内に置かれたスイカ (一玉ペロリだそうです)

 

大好物のブドウ

 

運動場のあちこちにブドウが置かれました

 

現在、北秋田市のくまくま園には、新しく建設された獣舎に、十数頭のヒグマが飼育されています。

いずれも、経営破たんした八幡平クマ牧場で飼育されていたヒグマたちで、殺処分が予定されていましたが、日本熊森協会が終生保護飼育を強く願い出て実現したものです。

飼育員の方とも、すっかり仲良くなりました。

主な餌は、トウモロコシの粉とクマフードです。

飼育員の方が、獣舎の周りに自然に生えているたくさんのフキ等の山菜を摘んで来て、主食の上に置いてやっていました。

飼育員の方が、ヒグマに深い愛情を持って飼育されているのが、各場面から伝わってきます。

どのヒグマも、満ち足りてとても幸せそうな顔をしていました。

 

熊森本部は、くまくま園に引き取られたクマたちが元気にしているかどうか、ツアーを組んだり、ボランティアスタッフたちが訪れたりして、毎年、見に行っています。

また、年に何回かは、おいしい果物などを差し入れしています。

くまくま園に引き取られたクマたちがどうしているか心配してくださっているみなさん、ご安心ください。

以前から飼育されていたツキノワグマたちにも会ってきました。

 

クマはヒトと心を通わすことができる、すばらしい動物です。

メディアは、「クマは人を襲う」などの誤情報を流さないでください。

 

八幡平クマ牧場で飼育されていた、以前、愛知県豊田市で捕獲されたアイチとトヨコたちも元気でした。

頭数が増えないように、ヒグマ舎もツキノワグマ舎も、オスとメスを分離飼育しています。

そういうわけで、今年生まれたクマの赤ちゃんは1頭だけでした。

私たちはどんな動物も大好きですが、クマの赤ちゃんのかわいさは格別です。

 

今年生まれた子グマ

 

みなさんも、北秋田市のくまくま園をぜひ訪問してあげてください。

大切に飼育されている動物たちを見ていると、こちらまで幸せな気分になってきます。

その時は、感想などを熊森本部にお送りいただければうれしいです。

 

 

 

 

 

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