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日本の山地利用の実態が、飛行機から一目瞭然にわかる新緑の季節 5月21日

この季節、飛行機から日本列島を見下ろすと、人工林と自然林の割合、間伐されて手入れが行き届いている人工林と、間伐もされず放置されている人工林、この2つの違いがはっきりとわかります。秋田に向かう道中、飛行機の下ばかり見ていました。

山地の濃い緑が、スギやヒノキなどの針葉樹の人工林です。薄い黄緑色の部分は、今まさに落葉広葉樹が芽吹いている最中で、自然林です。

自分がクマなどの森の動物だったら、人間によってここまで多くを針葉樹にされてしまったなら、本当に生きづらいと思いました。「クマたちの棲める森は戦後増え続け、山は良くなる一方。何ら動物たちは困っていません」と、いつも言われる行政とつながっている大学の研究者のみなさんに、「これでもですか」と見せたいものです。


秋田県の山の人工林率は、50%です。人工林率が高すぎます。(ちなみに、兵庫県の人工林率は42%)

飛行機が高度を下げると、そこの人工林が間伐されて下草が生えているか、または放置されて林内が真っ暗で砂漠化しているか、そこまではっきりわかります。地上を歩いて山地利用の全体像をとらえるのは大変ですが、この時期、飛行機を使って調査すると、何もかもが一目瞭然であることがわかりました。

結論:日本の山は、人工林を造り過ぎました。しかも、人工林のほとんどが間伐遅れで、下草が生えていません。かつて、林業家は、下草が生えていない山は山ではないと言って、下草が生えていないことを恥じて、間伐に精を出したものです。国内林業不振の今は、昔話ですが。

(写真は全て、画質を落としてあります。本当は、もっとはっきりわかります)

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