くまもりNews
11月29日(土) 森再生活動 宍粟市波賀町 沢沿いのスギ人工林 間伐
- 2012-12-05 (水)
- _奥山保全再生
山の神様に今年一年間、無事故で作業できた
ことの感謝を伝え、間伐等の整備により、豊か
な森が再生することを祈念し、作業に入りました。
自然に対する畏敬の念、感謝の気持ち忘れず
に最後まで気を引きしめていきたいと思います。
前日に雨が降ったため、沢の水量が増えてい
ました。チェンソー等の重い荷物を持って沢を
渡るのは危険なので、間伐した杉の丸太を使って
簡単な足場を作りました。
細い丸太でも多くの水分を含んでいるので、見た目
よりもかなり重たいです。
慎重に丸太を運びました。
切った木が他の立木にかかり、途中で止まって
いる「かかり木」の状態。この「かかり木」の処理
はとても危険で林業の現場でも事故が多発して
います。正しい知識と技術で処理をしないと死亡
事故につながります。
この日は林業経験者が指導にあたっていたので、
無事に処理することができました。
①伐倒方向を決め、受け口の切り込み。
この「受け口」をうまく作れないと倒したい方向
に倒れません。
水平切りと斜め切りを合わせるのが難しいです。
②伐倒方向の確認。
少しのずれが、危険な「かかり木」を発生
させてしまいます。伐倒方と合うまで向きを
修正します。
③最後、追い口を切り進めます。
反対側が見えないので、切りすぎないように
確認しながら少しずつ刃を進めます。
無事に伐倒完了!
一呼吸置いてから枝払い、玉切り作業に
入ります。
みんな太めの木も手際よく伐倒することが
できるようになってきました。
作業終了後、参加者全員で写真撮影。
お疲れ様でした!