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3月13日 国会議連勉強会再開

3・11で延び延びになっていた奥山水源の森保全・再生議員連盟の勉強会が1年ぶりに再開されました。

まず初めに講師の先生が、林野庁は、戦後、国の財産であった東北6県分の面積に相当する広大な国有林(原生的天然林)を国営林業の為に伐採してしまったなど、30分間講演してくださいました。その後の質疑では、どうしたら、残りわずかな原生的天然林を守れるかという話になりました。

「国有林野の管理経営に関する法律の改正案」が3月2日に閣議決定され、今、参議院農水委員会に参議院先議として出されています。今回の法案で、林野庁の経営は、今後、全て一般会計となります。しかし、現在林野庁がかかえている1.28兆円の借金は、平成60年度までに返済を義務付けられているので、今後、林野庁は、借金返済のために、さらに残された最後の原生的天然林まで伐ってしまうのではないか。どうしたらこれを止められるかなどが、話し合われました。

また、地元のくまもり会員たちと人工林の伐採を進めようと考えておられる議員から、人工林を皆伐するとササ原になってしまい、森が再生できなくなる恐れはないかという質問がありました。ブナ林を皆伐した場合は、一気に日光が射し、一面ササ原になってしまって、もう森に戻らないところがほとんどのようです。

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