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兵庫県が国に「夜間狩猟特区」などを申請して却下されていた

兵庫県自然環境課が環境省に申請して却下されていた事項を、環境省のHPから見つけ出してびっくりしました。いずれも野生鳥獣の大量捕殺を促進させるためのものです。

①特定の鳥獣保護区で、冬場、シカ、イノシシを罠で獲っていいようにしてほしい。

②銃所持許可者に対して、狩猟免許技能試験の一部を免除していいことにしてほしい。

③シカ害が大きいところでは、夜間の銃猟を認めてほしい。

さすがの環境省も、生息環境の攪乱につながる恐れがあると却下したそうです。環境省に拍手するとともに、兵庫県民として恥ずかしいです。以前、担当部署に、野生鳥獣を敵視して捕殺を進めることしか考えないタイプの人がついていたとき、どんどん野生鳥獣の捕殺が暴走していきました。野生鳥獣にも生存権を認め、共存していこうというタイプの人が部署についたときは、荒廃した山を復元して山に動物たちが帰れるようにすべきだとし、できるだけ野生鳥獣を殺さない方向に舵がとられました。行政の全ての部署は、人間のために存在しています。せめて、自然環境課だけでも、自然や野生生物の立場に立って、発言できる人をあてていただきたいものです。

わたしたちは、兵庫県庁の自然環境課のどなたがこのような環境省もあきれて却下するような案を出されたのか、知りたいです。そのような案を出してきた人がいた場合、自然環境課として押さえられなかった組織のしくみも、知りたいです。これまで日本一のクマ保護先進県であった兵庫県が、2010年度、子グマまで殺す70頭のクマ大量捕殺県に転落したのと関係がありそうな気がしてきました。

兵庫県「夜間狩猟特区に」 環境省「生息環境乱れる」

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