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9月9日(日) 盛りだくさんな自然農塾の一日

①田んぼで実り具合を確認

猛暑の草刈りから1ヶ月、今日はいよいよお米の稔り具合を見ます。

黒米は分けつも実り具合もしっかりとしていますが、コシヒカリは分けつが悪く

未だ花の咲いているものもあり、成長にバラつきがあります。大豆は実が未だ小さいので

収穫は次回に延期しました。

 

 

 

 

 

 

しっかりとした黒米

 

稲の花が咲いてます。

 

こちらは黒米

 

こちらはこしひかり

 

崩れた土手を修理してしっかり最上段のため池の水の管理をします。

②但東町の田んぼアート祭りに参加

お昼時は、田植えの時にお手伝いをした大河内地区の行事である「田んぼアートのお祭」に参加しました。

この田んぼで昨年収穫した紫黒米を炊き込んだおにぎりとお団子を「ふるまい」でいただきました。

絶品の手作りからし漬けのレシピはご本人がおられなくて、次回になりましたが本当にいつもながらの

おいしい楽しいお祭りでした。ありがとうございました。 地元のお野菜は安くて新鮮、皆いっぱい買いました。

今年の田んぼの図柄はトンボです。右の羽2枚と周囲は自然農塾有志で植えました。

 

 

③「あーす農場」見学

兵庫県朝来市和田山町の山間で自給自足生活をしておられる「あーす農場」を訪ねました。

昔からの熊森の会員でいらっしゃる大森さんは、1984年に西宮から子供さんやご自分の健康のためにここに移住して来られました。

農場の中を流れている川沿いには母屋の他に、鶏小屋、ヤギ小屋、鴨小屋、烏骨鶏の小屋、パン焼き窯の小屋、子供のための図書館、などが並んでいます。

川では水力を利用して発電しており、使用電力の半分はまかなっているとのこと。

ガスは家畜などの糞による自家製発生器のメタンガスと薪です。

家の周囲では、無農薬有機肥料による野菜やお米を作っておられ、

お米は冬期灌水で合鴨農法にも取り組んでいます。

半年ほど田んぼでお仕事した鴨はいずれ食卓にのぼるそうです。

この日も、鴨が田んぼから川に逃げ出し、大騒ぎの捕り物に参加した熊森のI君がつかまえると、

大森さんが「要るなら持って帰っていいよ」と言われました。

もちろん、誰も頂きませんでしたが。

 

 

 

 

大森さんの田んぼのお米は、コシヒカリ、もち米、ハッピーヒル(福島正信さんが開発した品種)等どれも

しっかりと実っていてうらやましい限りです。

 

田んぼなどの見学の後、大森さんにお話を伺いました。まず、何よりも気になるクマの話から。

「クマさんは可愛いよ。山の稜線をおなかの大きくなった母グマがのっこのっこ歩いていて、

春になるとコグマを2匹連れてたりするよ。今年はここら辺には出て来ないなー、

ずっと下の方に居るよ、大屋の方にね。」

その後、なぜ、ここで暮らそうと思われたかについて質問しました。

昔、移住する前に見に来たときはここはまだ、何軒か住んでいたので棚田がきれいで桃源郷のようだった。

友人が、下に降りてこいよとすすめてくれるが、上で自分が守らないと下の集落も守れないからここで

がんばっていると、断っておられるそうです。

_____でも、ここはどう見てもずいぶんと山奥で野生動物や植物たちの棲家なんだけどなー、

もう少し里山でこのすばらしい自給自足生活をみんなに広めてもらえればもっと良いのではないのかなー_______

私が考えるほど、簡単な問題ではないのでしょうから、次回ゆっくりと農作業に来てからお話もしたいなと思いました。

大森さんの「あーす農場」には毎年、海外も含めて300名ぐらいの方が来られるだけあって、大変、チャーミングな方でした。(H)

 

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