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 森山会長宇都宮大学講演会に87人  11/28 くまもり栃木主催

1年半前に、数人で立ち上げたばかりの熊森栃木県支部が、初めての会長講演会を宇都宮大学で企画しました。今年は多くの地方で、山の実りが大凶作。生きられなくなった森の動物が、山から出てきては次々と人間に撃ち殺されていきます。いつものごとく、熊森講演会には、人間のしていることはむごすぎるんじゃないかと胸を痛める、知的で誠実でやさしい方々が集まってくださいました。殺さないクマ対策に、希望を見出して、みなさん熱心に聞き入っておられました。

講演会後、大学生風の自信にあふれた若い女性が会長のところに近づいてきて、「クマは、日本に何頭ぐらいいるのですか」と、きいてきました。会長が、「正確な生息数など誰にもわかりませんよ」 と答えると、彼女は「クマは増えているのですか?減っているのですか?」とたたみこむように聞いてきます。 会長が、「今年、たくさん殺された分だけ、減るでしょう。でも、増えていたのか減っていたのかはわかりません」と、言うと、 彼女は、「データも持たずに、よくこんな講演をされますねえ」とあきれたように言って帰っていきました。なんと非科学的な!ということになるのでしょうか。

わたしたちにとって大事なことは、いかにして、クマを殺さずに、クマが山から出て来ないようにするのか、また、山にクマたち野生動物が、年間を通じて食べられる食糧があるのか、安心して棲める森があるのかです。興味や関心ごとが、彼女と私たちとでは全然違うんだなあと感じました。

打ち上げ会は、仲間が急に増えた感じでした。森づくりに取り組んでこられた他団体の方々から、連携したいという、うれしい申し出もありました。熊森栃木のいっそうの発展を期待します。

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