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 京北トラスト地の人工林部分の広葉樹林化に向けて合同調査

本部職員に林業経験者が加わったため、トラスト地の人工林部分の広葉樹林化を本部が指導できるようになりました。この度、8月28日、本部トラスト地担当者と京都府支部中心スタッフ数名で、京都 京北トラスト地を調査しました。


京北トラスト地16ヘクタールのうち、10ヘクタールはミズナラ、イヌブナ、ヤマグリなどの豊かな自然林(二次林)で、残り6ヘクタールは広葉樹林化を待っているスギ・ヒノキの人工林です。

広葉樹林部分は、去年のナラ枯れが相当ひどかったようで、ミズナラ、コナラの枯死木・衰弱木が目立ち、全体的に山が弱っているように感じました。

人工林部分に関しては、2年前に地元の森林組合が公共事業として2割間伐を実施してくださったのですが、2割間伐だとすぐに樹冠がうっ閉してしまい、光が届かない林床には下層植生がまったく生えていませんでした。野生動物たちの為にも、水源涵養の為にも、災害防止のためにも、すぐに6割間伐を実施する必要があります。


23年生 杉の人工林です ←

25年生 ヒノキの人工林です←

まだ木が細いので、のこぎりでも間伐できます。1本、試に伐ってみました。伐られても隣の枝々に引っかかって、ヒノキの木は立ったままでした。

帰りに、期限切れの有害駆除用檻を発見しました。戸はまだ開けたままでした。(違法)。檻には天井がなく、クマはかかっても逃げられるようになっていました。

熊森は、野生鳥獣を殺さない国をめざして活動しています。

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