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(山形県)牛の飼料を食べに通ってくるクマに捕獲許可 熊森が東置賜郡高畠町役場に電話

7月12日、山形県東置賜郡高畠町の牧場で、熊が牛のサイロの飼料を食べに来ている映像が、テレビで放映されました。12日の夜に、このクマを捕獲するため、わなをしかけるということでした。

あいにく当協会山形県支部長が山奥に出かけており、電話がつながりません。まず12日夜、役場に電話をして確認しようとしたところ、担当部署(産業経済課)が出払っているとのことで、生活安全課の方とお話しました。捕獲後殺処分ということもあり得そうでした。

 

このあとどうなるのか、心配されている会員の方も多いので、現在までの情報をお伝えします。

 

13日朝9時に再び役場に電話。今から現場に向かおうとされていた産業経済課の方につながりました。今回のわなは、一番よく出没する1頭を捕獲するためにしかけたということでした。熊森からは、「クマには電気柵が大変有効。今回、クマが入ってこないように電気柵を張るとかの防除努力もせずに、クマが何回も来たから捕殺するというのは、問題。すぐ、電気柵を設置すると同時に、クマが捕獲された場合は、奥地放獣してほしい」と要望しました。

担当者によると、町には電気柵の貸出補助制度もあるし、クマの放獣体制もあるということです。すばらしい町です。どんな生き物にもひとつしかない命ですから、最大限尊重していただくようお願いしました。

 

続報:当協会山形県支部長と連絡がつき、 高畠町役場に電話をしていただくことができました。役場としては、今回の熊が捕獲された場合の放獣先を探しておられるということでした。町では町の状況をふまえ、冷静に対応方法、対処法をかねてより探って来られており、今後も今回のことも踏まえ、さらに検討をされていくとのことでした。

 

6月17日 本部自然農 田植え

耕さず、有機肥料も農薬も使わず、草や虫と共存する、本部自然農5年目の田植えです。

どうしたら収量が増えるかなど、まだまだ試行錯誤中です。

田植えには、20名の塾生が参加しました。

①畦の草刈りをしてから溝に水を引き畦塗りのための泥を作ります。

 

 

②畦塗り  ここをしっかりやっておかないと、田んぼの水が漏れて、米作りに失敗します。

 

③田んぼの草を刈り、一本植えで苗を植えていきます。草は刈るだけ。抜いて命を奪うことはしません。

 

④一本植えにするのは、強く育ってたくさん分けつできるようにするためです。

 

 

⑤取水口と排水口の板の高さを調節し、田は、深さ1cmぐらいの水がかぶるようにします。後は十分な日照と、山から湧き出た沢水の滋養分で、すくすくと稲が育ちます。

うまく育ちますようにと祈りながら、皆で記念撮影をしました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

世界のクマサンクチュアリ情報 ⑮

日本をクマと人が共存できる国に戻すためには、人がクマという動物のすばらしさを理解できる場がなければなりません。そのためには、日本にもクマサンクチュアリが必要です。

クマサンクチュアリは、国民がアニマルライト(動物の権利)や動物福祉について学べる貴重な場になるだけではなく、人々の癒しの場にもなり、林間学校や修学旅行生の訪問地の一つに加えられて学校教育にも活用されるでしょう。もちろん観光地としても脚光を浴びることでしょう。

世界に広がるクマサンクチュアリ  The Bear Sanctuary

ブルガリア、ドイツ、カンボジア、カナダ、中国、ベトナム、エクアドル、ギリシア、オランダ、ハンガリー、マレーシア、インド、インドネシア、パキスタン、ルーマニア、アメリカ

日本にもクマサンクチュアリを造りたいというのは、熊森の悲願です。これまで土地探し、行政交渉などに動いてきた経緯はありますが、力不足でまだ実現しておりません。八幡平クマ牧場に残されたクマ数が多すぎるので、1頭でも2頭でも大切に飼っていただけるところにもらっていただき、もし最後まで残されたクマがあれば、八幡平で日本初のクマサンクチュアリを実現していただきたいというお願いを、本日、以下の方々宛てに出しました。

内閣総理大臣様、環境大臣様、秋田県知事様、秋田県議会議長様、鹿角市長様、鹿角市議会議長様

<参考資料> クマサンクチュアリにご関心のある方は、以下のサイトをご覧ください。

image of the bear sanctuary text

Bears Sanctuary

Bear Sanctuaries Around the World

There are a number of bear sanctuaries helping to rescue and care for bears around the world. Some are included below. More links will be added to this page as information is gathered:

お手伝いください!会報72号発送ボランティア募集

くまもりスタッフのみなさま

いつもお世話になっています。梅雨らしい毎日がつづいていますが、いかがお過ごしでしょうか。

今年2回目の会報が、週明けの9日に届くことになりました。宛名シール貼り、封入等の作業で大忙しになります。どうかご都合のつく方は手伝いに来てください!! みなさまお忙しいとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。

作業日程:

7月9日(月)~12日(木)の4日間
毎日9時~20時

場所:
くまもり本部事務所 3階

7月21日くまもり会員のつどい(芦屋市、西宮市)

同じ、夢、志を持つもの同士、集まって語り合いませんか。ご家族、お友達などもお誘いください。会場設営の関係で、ご参加いただける方は、720日(金)までに本部事務所までお知らせください。お待ちしています。

ホームページからのお申込みはこちら↓
http://kumamori.org/contact/

日程:2012年7月21日(土)
参加費:無料

①芦屋市 10時から12時
場所:芦屋市民会館(芦屋市業平町8番24号) 201室

②西宮市 14時から16時
場所:西田公園(西宮市西田町6) 会議室

秋田県が運営継続方法検討…八幡平クマ牧場死亡事故

当協会は、残されたクマたちを保護飼育する一方、殺処分を避ける方向で動き始められた秋田県に、大拍手を送ります。

 

昨日の、県議会福祉環境委員会での議論のようすは、感動です。動物にやさしい社会は、人間にもやさしい社会になるのですよね。

 

当協会が6月初めに立ち上げた「八幡平クマ牧場クマ基金」は、現在197万円集まっています。もっともっと集めて、クマたちの命を救おうと動いてくださる秋田県に全部送ろうと思います。いろんな団体が、基金を立ち上げて寄附金を集め、みんなで秋田県に送りましょう。

 

以下、読売新聞(2012年6月27日 ) です。

鹿角市の「秋田八幡平クマ牧場」(廃業)でヒグマに襲われて女性従業員2人が死亡した事故で、県は26日、同牧場に残るクマ27頭の殺処分を回避 するため、県による牧場の運営や、NPO法人、各種公社などへの運営譲渡の可能性を探ることを明らかにした。県議会福祉環境委員会で、委員から殺処分を避 けるよう求める声が相次いだことから、県生活環境部幹部が方針を示した。

同委では、クマの譲渡先が確保できない場合、県が最終的な殺処分もやむを得ないとしていることに対し、委員から「現在の社会風潮では秋田のイメー ジ(を守る観点)からも許されない」「薬殺すれば観光キャンペーンなど吹っ飛んでしまう」など、批判や再考を求める声が相次いだ。

また、業務上過失致死容疑で逮捕された元経営者の長崎貞之進容疑者(68)に飼育継続の意思がないことから、殺処分を避けるため、「第三者を探す か、県で経営しないと対応できない」「NPO法人などが指定管理者で運営するなど、(経営を)時限立法的にお願いするしかない」との意見が出た。

これに対し、県生活環境部の山田芳浩部長は「薬殺がイメージダウンになるのは同感。1頭でも多く救うため、10月より早い段階で(委員の意見を) 検討したい」と返答し、県費による飼育期限としている10月末までに、クマ舎など施設の改修費や、運営継続に必要な人件費などの算定、他団体への運営譲渡 の可能性などを検討するという。

山田部長は同委終了後、取材に対し、「最後までクマの生きる道を探していく。安楽死を防ぐため、様々な観点から調査、検討し、できるだけ早期に委員会で報告したい」と述べた。

佐竹知事は先月21日の記者会見で、「(犬猫は)行政がいつまでも飼えず、費用もかかるので殺処分になる。それと似たようなものだ」と述べ、クマ の譲渡先が確保できない場合、殺処分する可能性を示唆。今月11日の会見では「世界中の専門家の意見を踏まえて検討したい」と述べ、有識者の意見を踏まえ て最終的に判断する考えを示した。

(2012年6月27日  読売新聞)

愛知県が、今年から県内でクマ放獣を開始  5月に豊根で2頭実施

愛 知県は平成23年度に、「ツキノワグマに関する専門家会議」を立ち上げられ、これまで殺処分一辺倒だったクマ対応を、保護の視点も入れたものに変えてい くことになりました。さっそく、今年5月、捕獲された2頭を、殺処分にせず放獣してくださいました。本当にうれしいです。ありがとうございました。他県か ら入ってきたクマではないかということでした。

 

(いきさつ)2010年、愛知県で残り数頭といわれていたツキノワグマが全部罠にかかり、殺処分またはクマ牧場送りにされました。当協会は放獣を強く主張しましたが聞き入れられませんでした。そのため、2011年、大村知事さんとお会いし、殺処分ではなく、防除の強化。やむおえず捕獲した時は、奥地放獣をお願いし、その方向に変革していくという約束をいただきました。約束通り保護対策をとりいれて下さった大村秀章知事に感謝します。

 

これからは、野生鳥獣との共存を本気で考えていかないと、人類は滅びます。(下の写真は、2011年に大村秀章知事さんと懇談させていただいた時の写真です。渡している紙は、当協会が作成した要望書です)

 

 

秋田県佐竹知事、八幡平クマについて六月県議会で説明(平成24年6月15日)

秋田八幡平クマ牧場への対応について申し上げます。
事故発生後、県では、地元住民の不安解消を図るとともに、動物愛護の観点から給餌状況を確認するため、緊急措置として職員を派遣するなどの対応を行って まいりましたが、今月4日からは非常勤職員3名を雇用し、県職員の獣医師の立会のもと、給餌や施設の点検などの安全対策を講じているところであります。こ うした中で、去る9日に経営者が逮捕され、施設を管理する者が不在となりましたが、当面、職員を派遣するなど、安全対策を継続してまいります。
一方、残された27頭のクマについては、国内のクマ牧場や動物園に対し、受入れをお願いしていたところ、3ヶ所の動物園から受入れの意向が示されたほ か、12日には、北秋田市長から阿仁熊牧場においてツキノワグマ6頭を受け入れることが表明されたところであり、深く感謝を申し上げます。

今後、移送などに係る具体的な協議を進めるとともに、1頭でも多く引き受けていただけるよう働きかけてまいります。
なお、今般のクマ牧場を巡る問題については、2名の尊い人命が失われたという重い事実がある一方で、動物愛護のあり方という世界的な課題などから、高い 関心が注がれている状況にあります。こうした中にあって、残されたクマについては、本来、経営者が責任を負うべきものでありますが、現実の問題として、行 政においても一定の関わりを持たざるを得ない状況にあり、今後の対応については、様々な観点から慎重な検討が必要になるものと考えております。

6月19日院内集会にご参加ください~野生動物も対象の動物愛護法が壊される瀬戸際~

ご報告
満員御礼で、内容も濃いものでした。ありがとうございました。(6月21日記)

 

先日もこのブログでご案内しましたが、再度ご参加のお願いです。
野生動物は現在動物愛護法の対象に入っておりますが、
今回の法改正により実験動物が動物愛護法の対象から外されると、
動物愛護法の「動物の命」と「人と動物の共生」の
普遍的な基本原則が壊されるという瀬戸際にあります。
将来への動物愛護の法制度が崩れるかの重要な闘いです。

野生動物を守っていく上でも、重要な集会であると考えます。

300名の大会議室で行ない、THEペット法塾様から、

議員の方にも事前アピールをしております。
国会議員の方の参加者は、
松野先生
生方先生
玉置先生
岡本先生
藤野真紀子先生(前国会議員)など

人数が少ないと、実験動物を動物愛護法から外そうとしている民主党ワーキングチームに押し切られてしまいます。

ご参加が可能な方は、なにとぞよろしくお願い申し上げます。

 

■申し込み方法など

主催「THEペット法塾」様のホームページより

6月19日 午後5時から午後7時
衆議院第一議員会館 大会議室(国会議事堂裏)
申込方法:事務局(全国動物ネットワーク事務局(坂本 博之法律事務所))
※ ①ご氏名、②ご住所、③(あれば)所属団体、④連絡のつくお電話番号をご明記の上   「6.19緊急院内集会参加申込」として、下記のメールアドレス又はfaxにてお申し込み下さい。
※メール:fwin5675@nifty.com
※ファックス:029-851-5586

ただ今、三重県大台町池ノ谷満水、モリアオガエルの産卵多し

今年の少雨で、6月4日にはいったん干上がりかけた池ですが、その後の雨もあって、現在は無事、池は満水状態ということです。

6月3日から、モリアオガエルが卵を産みだし(上写真の白いアワ)、6月13日現在、たくさんの卵が池の周りの木々に産み付けられているそうです。

現在、池に通じていた道は、去年の秋の紀伊半島集中豪雨で崩れ落ち、一般人は池に行くことが出来なくなっています。写真で楽しんでください。

 

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