くまもりHOMEへ

くまもりNews

高倉良生都議会議員と、「東京のクマと森のこれから」を考える:熊森オンラインシンポジウム

オリンピックの開催で注目されている我が国の首都「東京都」は、クマが生息する世界で唯一の首都だと聞いたことがあります。

しかし、<東京都レッドリスト2020>によると、クマは、南多摩地域で絶滅危惧2類、西多摩地域で準絶滅危惧で、絶滅の危機に瀕している野生動物です。

 

6月5日、日本熊森協会は、東京都議会議員の高倉良生議員をゲストにお招きし「東京のクマと森について考える」というテーマで1時間のオンラインシンポジウムを開催しました。東京都民を中心に、54名の方々にご参加いただきました。

 

1,あいさつ 日本熊森協会 会長 室谷悠子

 

東京へ行くたびに人の多いことと大都会であることに驚きます。この首都東京には、わずかですがクマが棲んでおり、また、わずかですがクマの棲む森があります。これは世界に誇るべきことです。

東京の人はほとんどが都会に住んでおり、クマの棲む森と自分たちの関係を知りません。しかし、私たちは、森がないと水も酸素も得られません。大都会東京で、大量に使われている水は、関東平野を取り囲む熊の棲む森からの湧き水が川に流れでたものです。

森は、クマをはじめとする動物、鳥、昆虫、微生物などたくさんの生きものがつくりあげており、私たちは、生きものがつくる森に生かされています。

 

今、東京の森は荒廃しており、クマが生きられる環境にないだけでなく、水源保全や災害防止の観点からも危機的な状況です。私たちは、次の世代が豊かに生きられるように、野生動物と共存し、森を再生しなければなりません。

過疎と高齢化が進む現地で森を再生していくのは簡単ではありませんが、たくさんの人が住み、日本の中で一番経済力のある東京であれば、知恵を出し合えば野生動物との共存もできるはずです。

日本熊森協会は実践活動を通じて、クマの棲める豊かな森再生の流れを広めていきたいと思っています。

 

2,「日本の奥山と野生動物の危機的状況について」
・・・・日本熊森協会本部 主任研究員 水見竜哉

 

 

日本では、過去100年間にかつての日本文明が大切にしてきたブナやミズナラの巨木が繁る奥山の水源の森を広大に伐採し、野生動物のエサにならないスギやヒノキの人工林に植え替えてしまいました。

林業は大切ですが、林業としては使えない奥山にまで植えた人工林は、今や広大な放置林となり、ツキノワグマをはじめ多くの生き物が餌場を失って里に出て来る原因となっています。

九州や四国、西日本地域では特に人工林の割合が高く、山々は保水力を失い、この数年間に豪雨による土砂災害で甚大な被害が頻発しています。近年地球温暖化の影響により、わずかに残された自然林でも、ナラ枯れや下草の衰退が深刻化しています。

 

日本熊森協会は、この国にもう一度、祖先が大切にしてきた大型野生動物との「棲み分け共存」の文化を取り戻すことをめざしています。

そのために、奥山の放置された人工林を再び野生動物が棲める豊かな森に復元し、里での殺さない鳥獣被害対策を徹底していきたいです。これらの実現には法改正が必要で、そのためには多くの会員数が必要です。会員数が増えると、国会で自然を守る法律を作ることができます。

 

皆さん、どんどん会員を増やしていってください。

 

3,「東京都のクマ行政について」 

・・・・日本熊森協会東京都支部 副支部長 木村理絵

 

 

私たち東京都支部は6年前から、クマの生息地である奥多摩町の役場の担当者に、「住民の方の安全が大切なことは 十分理解いたしておりますが、クマと共存するために、まず、被害防除対策を図って頂きたい」と、喉がかれるほどお願いし続けてきました。しかし、駆除一辺倒でなかなか前へ進みません。

 

町には、被害対策の予算がなかったからです。このまま殺され続けていては、「東京のクマは必ず絶滅してしまう」と焦りを感じている中で、高倉議員と出会いました。

 

高倉議員は、東京都の「動物との共生を進めるプロジェクトチーム」の座長を務めた経歴をお持ちで、森やクマの問題に関心をもってくださり、2019年11月には都議会の環境建設常任委員会で質問をして下さるなど、積極的に動いてくださいました。

 

そのかいあって、東京都のツキノワグマ対策がテコ入れされ、2020年には2443万円のクマ被害対策用予算が付きました。

これにより、猟友会による追い払いや電気柵設置等にお金が出るようになり、クマが逃げられる穴付きのイノシシ檻が8基も購入されました。現在も町は、試行錯誤のなかで改革を進めていってくださっています。

クマ研究第一人者の大学の先生がサポートして下さっていることも奥多摩からお聞きし、大変心強く思っています。ようやく、少し共存への希望が見えてきたと感じています。

 

東京都のクマの捕殺を減らすため、東京都支部でも自分たちで生息地復元ができるフィールド地を持ち、都民がクマの棲む水源の森を再生したり、棲み分けをお手伝いしたりする実践活動を広めていきたいです。

 

4,「東京都の奥山水源林の現状と、ツキノワグマ保全に向けた課題」 東京都議会議員 高倉 良生 氏

 

私が日本熊森協会の方々と知り合ったきっかけは、2017年に青梅市で親子グマ3頭が殺処分され、うち2頭の子熊は無許可で殺処分されていた事件でした。当時、私の先輩である、日本熊森協会顧問の赤松正雄先生が日本熊森協会とわたしをつないでくださいました。

 

私は、山に登り自然の息吹を感じることが好きです。東京の山にも昔から何度も登ってきました。

しかし、近年、山に登ると、そこにはかつて私が見て感動した豊かな自然の森は消えており、山はスギやヒノキの「畑」になっていました。大規模に伐採されている場所もあり、昔の豊かな山の面影が消えているのを見て、私は愕然としました。

この状況で、クマが山から出てきて殺処分されるニュースを日々見てきて、心を痛めていた一人であります。

 

2019年11月当時、私は東京都議会の環境・建設常任委員会の委員でした。そこで、

1、      ツキノワグマの出没時には、捕殺ではなく、追い払いや誘因物の除去、電気柵の設置を徹底すること。

2、     森林環境税・森林環境譲与税を活用し、クマが生息する西多摩郡で、放置された人工林は、自然林への誘導を行うこと。

3、      親子のクマは殺処分しないこと。

4、      捕獲の許可権者である東京都は、違法捕獲が起きないよう市町村への指導を強化すること。

の4つの事を提案させていただきました。これを首都東京でやることの意味は、非常に大きいと思っています。

 

この後、質疑応答の時間となり、多くの質問が寄せられました。

 

【参加者から】

・東京都はオリンピックを前にして、「世界の首都で唯一クマが生息していること、しかし、クマは絶滅寸前のため、生息地の保全に急いで取り組もうとしている」と、英語で全世界に発信したらいいと思う。

・東京都の人工林で林業に使われない場所は、豊かな山に早く戻してほしいです。

・全国でクマがこんなにたくさん駆除されていることを知りませんでした。東京の奥地にクマがいるというのは驚きです。

等々、多数のコメントが寄せられました。

 

【熊森から】

ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました。初めての支部向けシンポジウム、好評でした。

次回のくまもりオンラインシンポジウムは全国向けで、7月17日(土)に開催予定です。

テーマは、ツキノワグマの錯誤捕獲問題です。詳細を近日公表いたします。皆様ふるってご参加下さい。

 

皆さまのご支援が増えると、くまもりが守ることのできる野生動物や豊かな森が、さらに増えます。

生きとし生きる多くの命を救うために、まだの方は、ぜひご入会下さい!

すでに会員になってくださっている皆さんは、一人でもいいので会員を増やしていただきたいです。

入会ページhttps://congrant.com/project/kumamori/2662

 

とよオットセイになる

5月25日、とよお世話隊に参加してくださった方は10名。

とよはお世話隊が来てくれるのを待ちかねていたようで、うれしそうに飛んできました。

食欲旺盛で、とても元気です。

 

プールの水を満タンにしてあげました。

雨の後で、地面はドロドロ。

とよが泥足でプールに入るものだから、水がすぐに濁ってしまいました。

とよは、プールの中をぐるぐる歩き回り、深いプールを楽しんでいました。

 

動画を見ていると、まるでオットセイです。

 

 

6月のとよのお世話日は毎週日曜日です。

場所:大阪府豊能町高代寺山山頂付近

お世話を手伝っていただける方は、早めに本部までお知らせください。

 

 

とよ飼育に至った経緯 2015年4月熊森本部作成動画7分

 

世話人からラインで毎日本部に送られてくる、とよのお世話日誌

森山まり子名誉会長がNHKラジオ深夜便に再出演

6月3日早朝4:05~  くまもり協会森山まり子名誉会長がNHKラジオ深夜便に出演しました。名誉会長のラジオ深夜便への出演は、2008年会長当時40分×2日に続いて2回目です。

 

今回は、「森のクマが教えてくれたこと」という題をいただき、放置人工林と原生的なブナ・ミズナラ林の保水力の違いについての体験談などを約40分間、電話によるインタビューに答えました。

 

       生物の多様性が保たれた明るい落葉広葉樹の原生林内

        動物の食べ物もねぐらもない晴れでも暗い人工林内

 

さっそく第一顧問である長野市在住宮澤正義先生(94歳)から、「偶然、今朝ラジオ聞いた、わかりやすくて良かったよ」というねぎらいの電話が入りました。

 

「心が動いた、入会したい」と一般のリスナーから最初に電話をくださったのは、三重県大台町の78歳の男性です。私たちが2010年、当時売りに出た大台町池ノ谷408ヘクタールを買い取って守った団体と知って、さらに感激され、余生を講演会をセットするなどしてくまもりを大きくし、池ノ谷のすばらしさを多くの方に知ってもらうことに使いたいと決意されました。

今日は、全国何人もの方から電話やメールが入り、うれしい1日となりました。

 

この後一週間はネットで随時聞けます。みなさんも、ぜひご視聴ください!

6月3日(木)午前4:05~放送2021年6月10日(木)まで

ラジオ深夜便▽明日へのことば 森山まり子

https://www.nhk.or.jp/shinyabin/k3.html

 

皆さまのご支援が増えると、くまもりが守ることのできる自然がさらに増えます。

森林破壊が止まらない日本です。まだの方は、ぜひご入会下さい!

入会ページhttps://congrant.com/project/kumamori/2662

秋田県 目の見えない高齢グマを捕獲して山に放獣?! 人間側に必要な傷病グマ保護の発想

5月31日午前9時すぎ、秋田県大館市の自動車リサイクル会社の敷地に1頭のクマが侵入し、大捕り物となりました。

従業員は全員避難して無事でした。クマは会社敷地内から出てこないよう閉じ込められました。クマが侵入した会社の社長は「クマは中に入ってからおとなしくしていた。いまは寝ていると思う。クマは目が見えないかもしれない。動いてもあちこちぶつかっていた」と状況を語られました。

午後6時過ぎ、秋田県の職員が麻酔薬を仕込んだ「吹き矢」でクマを眠らせ、捕獲に成功。クマはその後、山に放されました。

ニュースでは「クマがけがをしていた」という旨の話があります。

熊森は、大館市や秋田県の担当者に電話で聞き取りをしました。

 

大館市林政課 

 

熊森:クマは、けがをしていたのですか?

担当者:けがではなく、かなり老いたクマだったと思われます。今回の場所は建物の中だったので、麻酔をして不動化してから対応を考えることにしました。クマは、動きがゆっくりだったので麻酔薬の入った吹き矢はすぐ命中しました。眠っているクマを調べたら、眼球が白く、白内障になっており、目が見えていないのだとわかりました。今回のクマは、人に危害を加えない様子だったので山に放すことにしました。

熊森:山に放しても生きていけませんよね。保護して、北秋田市のくまくま園で残り少ないクマ生を送らせてやってほしかったです。

担当者:それは検討しませんでした。

 

秋田県庁自然保護課 

 

熊森:秋田県でクマを放獣したのは初めてですよね?

担当者:昭和期に研究のために学術放獣をしたことはありますが、今回のように有害捕獲したクマの放獣は初めてです。それもこれも、獣医師の資格をもった職員が県庁に来てくれたおかげです。

熊森:今回の放獣は秋田県のクマ保護一歩前進であり、よかったです。しかし、このクマは山に帰すにはあまりにも衰弱していたようです。会員から「もう一度捕獲して保護施設で飼育してやってほしい」という悲痛なメールも入っています。

 

地元のクマに詳しい方

 

熊森:どうして、老いたクマが山から出てきたんでしょうか。

地元:このクマが来た山には採石場があって、1週間に1回ダイナマイトで山を爆破しているんだよ。すごい音だよ。ドーンて。その音から逃れるために、出てきたか、または、若いクマに嫌がらせをされたんじゃないかな。

熊森:もう一度捕獲して、北秋田市のくまくま園で保護飼育してもらえないのでしょうか。

地元:罠を設置してもう一度捕まえたら、体力的に死ぬ恐れがある。大館からくまくま園までクマの体に負担がかからないようゆっくり運ぶには、3時間はかかる。多分この高齢グマは耐えられないね。今回はあきらめるしかないよ。

 

熊森から

目が見えない高齢グマが、どうして今日まで生き延びられたのか不思議でした。

残り少ないクマ生ならば、山に返さずに現地で保護してやってほしかったです。

昔の日本人ならそうしただろうなと思いました。

日本に傷病野生グマの保護施設は皆無です。日本人の民度の低さを表していると言われても仕方がありません。

山にいるクマは自然ですから仕方がありませんが、人間のところに助けを求めてやってきたクマは、助けてやる。熊森はそういう国をめざします。(完)

5月23日24日 本部と石川県支部による白山調査

くまもりを支えてくださっている全国の皆さん
いつも温かいサポートをありがとうございます。
昨年秋、山からクマが大量に出て来た石川県は、捕殺上限数を超えても尚、ことごとくクマたちを駆除し続けました。
クマとの棲み分け共存をめざす熊森本部と石川県支部は、今回、クマたちが生息してきた白山の森がどうなっているのか調査に入りました。
指導してくださったのは、白山自然調査歴60年のくまもり協会顧問主原憲司先生(昆虫研究者、京都府在住、72歳)です。
5月23日夕、主原先生によるプレ学習会
(コロナのためzoomで開催、参加者約20名)♪
       zoomによる本部プレ学習会 於:一里野高原ホテルろあん
5月24日終日、白山一里野、白山白峰の現地調査。
くまもり本部4名、石川県支部11名参加 ♪
中宮ビジターセンターで
主原先生は60年以上にわたり、全国各地で、昆虫とその食草となる植物、森に生きる様々な命の緻密な生態観察を現場で続けてこられました。その知識量は膨大で、『日本の宝』と言っても過言ではない方です。
熊森の強みは、ツキノワグマ研究の第一人者である長野県の宮澤正義先生をはじめ、初期からこのような日本の研究第一人者に指導していただき活動を続けてきたことです。先生たちは、心からくまもり協会の理念に賛同してくださり、貴重で膨大な資料をくまもりに惜しみなく提供し続けてくださっています。
今回は、そんな主原先生と共に、「クマを頂点とする奥山生態系の食物連鎖」が白山でしっかりと保たれているのかという視点から、白山の森を直接観察して歩きました。
氷河期から種を繋いできた『ウスバシロチョウ』が飛び交う森には、西日本の森が失ってしまった様々な昆虫たちが今も多数存命しており、25年前の生き物たちが豊かだった兵庫県の奥山自然林をほうふつとさせると森山名誉会長が感想を述べていました。
ヤブデマリの花に止まるウスバシロチョウ(羽に鱗粉がないため透明)
このまま地球温暖化が進めば、30年後には、白山も西日本の森のように昆虫を失っているだろう。今のうちに、本当の森とはどのようなものだったのか、多くの人たちに見ておいてもらいたいという主原先生の言葉が、叫びのように聞こえました。
白山には、春と夏のクマの食料はありましたが、2005年、ミズナラがナラ枯れで9割枯死したため、冬ごもり前にクマが大量に必要とする秋の堅果類が消えていました。
そして、ナラ枯れ大量枯死後のミズナラとコナラに、驚くべきことが起きていました。主原先生が2年前に発見された出来事です。
今回の白山勉強会のレポートを、順次、アップデートしていきたいと思います。
皆様、楽しみにしていてください。
お願い!!
熊森会員が増えることで、熊森が守れる森や動物たちが増えていきます。
まだの方はぜひ会員になってください!年会費1000円から会員になれます。

 

 

 

 

 

長周新聞がくまもりオンラインシンポを第一面に特集

5月15日(土)にくまもりが実施した第2回オンラインシンポ

「自然エネルギーのために豊かな自然を破壊していいのか?」
(オンライン参加者160名)

を、下関市に本社がある長周新聞がただちに文字化し、1面全頁と2面の一部を使って5月17日に報道してくださいました。

 

長周新聞の地球環境に対する意識の高さと使命感の強さに脱帽です。

長周新聞さん、ありがとうございました!

 

以下、その紙面です。拡大してお読みください。

 

長周新聞社 下関市 電話083-222-9399

週3回刊 月ぎめ1500円、郵送料1カ月550円

info@chosyu-journal.jp

 

 

当日のプログラム

(一財)日本熊森協会 会長 室谷 悠子

1部 長野県霧ヶ峰のメガソーラー開発はなぜ止まったのか

 1,土地問題としてのメガソーラー問題:霧ヶ峰の教訓に学ぶ

茅野 恒秀 氏(信州大学人文学部准教授)

2,突然訪れた開発計画196ヘクタールから突然の事業廃止まで

―計画中止を求めた活動―

柴田 豊 氏(長野県茅野市米沢地区 ソ-ラ-対策協議会 会長)

 

2部 奈良県平群町メガソーラー計画をめぐる動き48ヘクタール

 メガソーラーは自然破壊に値するか

須藤 啓二 氏(平群のメガソーラーを考える会 代表世話人 )

 

第3部 各地でたたかうみなさまの声

・静岡県函南町65ヘクタール・
・・函南町のメガソーラーを考える会の共同代表 山口 雅之 氏

・長崎県五島列島720ヘクタール
・・宇久島の生活を守る会 代表 佐々木 浄榮 氏

・宮城県丸森町115ヘクタール
・・耕野の自然と未来を考える会 義高 光 氏

 

当日のシンポジウムは以下のyoutube(くまもりチャンネル)から見れます。

 

熊森から

 

今、日本社会は、弱者への思いやりをなくした恐ろしい社会に成り下がってしまっているのではないでしょうか。

他生物への思いやりがあれば、地元の人たちへの思いやりがあれば、投資して儲けたいとしても、山の木を皆伐してメガソーラーを設置することなど、できるものではありません。

弱者の悲鳴が聞こえない人間なら、もはや、ホモサピエンスを名乗る資格はありません。

 

私たちは、湯水のように電気を使う今の生活をまず改めなければなりません。

ソーラーは都市の建物の屋上に設置するよう、法改正が必要ではないでしょうか。

 

アンケートから

終了後、75名の参加者からアンケートをいただきました。ご参加くださったみなさん、アンケートにお答えくださったみなさん、ありがとうございました。

 

 

/

参加者感想文から

 

「とよ」の運動場の広さが2倍になりました!

2021年5月16日、この日はとよの運動場が2倍の広さになるという、とよにとって記念すべき日でした。

大阪府豊能町高代寺にある熊森のクマ舎は南向きで、東西に飼育場が2つあり、2頭飼育が可能です。

とよはこれまで東半分を使ってきました。

 

熊森は昨年度、改正「動物愛護管理法」の公益的目的として、行き場をなくした石川県のみなしごグマ1頭を西半分で一時保護飼育をさせていただきたいと大阪府に申し出たのですが、残念ながら飼育許可が下りませんでした。

 

ならば、誰も使っていない西半分の運動場も、「とよ」に使わせてあげようとなったのです。

 

寝床から出てきたとよは、しばらくいつものエリアを一通りウロウロして、2階にも上手にのぼりながら、ボランティアさんが点々と置いてくれたリンゴを順番に食べていました。

 

いよいよその時が来ました・・・・

敷居をまたいでとよが「西側エリア」に初めて入ったのです!

 

動画1参照 とよ、初めて西側運動場に

 

西側エリアには、ボランティアさんが育ててきた野イチゴやイラクサ科のカラムシなどの植物が野原のように生い茂っています。

とよは興味しんしんに、うっそうとした草の中に顔を突っ込み、上手に野イチゴを食べたり、手で抑えてカラムシをハムハムしたりし始めました。見ているわたしたちにも、とよのワクワク感が伝わってきました。

 

動画2参照 とよ、野草をムシャムシャ

 

動画3参照 とよ、糞分解装置をチエック

 

「どんなにおいしい果物をもらうより、土に根付いているエネルギー満点の野草のほうがやっぱりいいよね」と、長年とよをお世話してきたボランティアの方々も嬉しそうに目を細め、見守っておられました。

 

とよは、EM菌で糞を分解中の大きな金属製の容器とフェンスの間の細い道にも入っていきました。そのとき、プールの水くみ隊の車が水をいっぱい汲んで帰ってきました。とよは瞬間、車の音にびっくりして飛んで逃げました。

 

動画4参照 とよ、車の音に飛んで逃げる

 

クマは人間よりずっと平和愛好者で、逃げることによって争いを避けようとします。クマの生態が手に取るようにわかる場面です。

 

とよの歩いた後には、まさに獣道ができていました。

 

熊森は、荒廃した奥山生息地から出て来ざるを得なくなったクマたちの窮状を思いやれずに、クマを危険動物、害獣として大量捕殺し続けている(2019年2020年の2年間で11000頭捕殺)全国クマ行政が、近い将来クマを絶滅させることになるだろうと危惧しています。

 

このような対応は、全て、人間側のクマへの無理解、無知、思いやりのなさから出ています。愛情深く飼育されているクマと触れ合える施設を全国各地に作ることで、クマとの共存文明を取り戻そう、生息地を再生してやろう、このような流れが生まれるのではないかと考えています。

このような流れが起きたら、結果として、日本文明を支えてきた水源の森を、私たちが未来永劫に守ることになります。

 

とよは、しばらくすると、やっぱり落ち着くのか・・・
いつもの東側運動場に戻っていきました。

 

5月16日のお世話隊の皆さん

 

 

 

 

 

 

 

 

食欲旺盛なとよ、野草が食べ尽されないように、どんどん植えていかないと(笑)ですね・・・

 

とよに食べられて軸だけになったカラムシ

 

 

 

 

 

 

くまもりの会員数が増えればもっと多くのクマが守れます!

グーグルアースを使った熊森のナラ枯れ枯死木調査をご紹介

熊森が2015年から進めているグーグルアースを使ったナラ枯れ枯死木調査を、公益財団法人奥山保全トラストが所有する富山県上市町のトラスト地670ヘクタールを例にご紹介してみたいと思います。(赤線内がトラスト地です。上市町の35分の1を占める広大なトラスト地です)

 

 

 

このトラスト地は、当時の熊森富山県支部亀田隆支部長が、富山のクマが冬ごもりするときに集まってくる全山タテヤマスギ・ブナ・ミズナラなどの奥山自然林が売りに出たので、富山県のクマ保全のために押さえておきたいということで、当時のNPO法人奥山保全トラストが渡邉保護区として2006年に購入したものです。

 

2007年10月17 日に熊森本部が調査に入り、山が赤くなるほどのナラ枯れを見て、ショックを受けました。

この葉の赤さは、紅葉ではなくこの年のナラ枯れの赤です。

中央左の木は2007年以前に枯死済み。

 

2015年4月29日に熊森本部が再調査に入りました。

 トラスト地の入口の滝の前で記念撮影

トラスト地を入ってすぐ、ナラ枯れ枯死木を何本か発見。

指さしている方向にナラ枯れ枯死木が見える

この時は、本部職員2名が二日間かけてかなり奥地まで調査に入りました。

山中の立ち枯れたミズナラ

残雪が残る奥の国有林が見えるところまで登ると、素晴らしい滝がありました。三段滝。

 

  かなり奥まで調査した

                

2日間歩いたのですが、枯れたミズナラばかりで、生きたミズナラは全く見当たりませんでした。ミズナラの総枯れです。

 

ショックだったことに、2日間歩いてみても、爪痕などクマの生息痕跡は皆無でした。ミズナラが枯れてしまい、ブナは近年凶作続き、実っても温暖化で木が弱ってきているため、シイナかもしれません。この奥山に、もう食料はなく、クマは暮らしていないのでしょうか。大変な事態が起きていると思いました。

 

帰宅後、現地をグーグルアースで見て、すごいことに気づきました。解像度がアップした新しいグーグルアースでは、枯死木1本ずつがはっきりと読み取れるのです。グーグルアースでナラ枯れ調査ができるぞ!熊森本部調査研究部は色めきました。

いったいこのトラスト地で何本のミズナラが枯れたんだろう。

ミズナラの枯死木にピンを刺していきました。以下は、2016年6月3日に撮影されたグーグルアース写真を使用したピン刺しです。

 

ミズナラの枯死木が倒れているのまではっきりと見えます。ミズナラは、枯れてから数年で倒れます。2007年から9年たっていますから倒れていて当然です。熊森は、この時から、奥山調査にグーグルアースも使い始めたのです。

 

6月3日というこの季節、少し茶色っぽい緑色はブナです。きれいな緑色は、イタヤカエデなどのカエデ類です。白い点々は、白い花です。図ってみると40センチもの大きな花です。929メートルの標高では、ホオの花ではなくトチノキの花でしょう。枯れているのはミズナラです。

 

 

トラスト地内のミズナラの枯死木にピンを刺し続けていきました。

ピン刺しはまだ途中ですが、すでに2400本を超えています。

 

豊作並作不作凶作といろいろありますが、枯れていなければ、1本のミズナラはいったい平均どれくらいの実をつけていたのでしょうか。当協会が保護飼育している元野生グマは、冬ごもりに備えて秋に約400キロのドングリを食べて太ります。もし、一本のミズナラの実の総計がわかれば、全くアバウトですが、このトラスト地のミズナラが何頭のクマの命を支えていたのか計算できます。

 

熊森はあくまで現地調査を重視していますが、このように様々なGIS(地理情報システム)を使って、各地のクマ生息地の森林を、机上でも調査し続けています。皆さんもぜひやってみてください。

 

最近、熊森関係者以外の専門家の先生たちが、クマが生息地を拡大して人里に出て来るようになったと発表されていますが、奥山の本来のクマ生息地の餌調査や痕跡調査をされているのでしょうか。熊森は、ドーナツ化現象が起きているにすぎず、動物に起きた異常現象は、絶滅の前触れだととらえています。

 

全生物のために、次世代のために、クマの棲む森を保全しなければ、我が国は災害に強い森・水源の森を失うことになります。

熊森は、クマ生息地の全自治体の皆さんに、奥山再生と聖域化、毎年繰り返されるクマの大量の有害捕殺や錯誤捕獲殺処分を見直して、大型野生動物の頭数調整捕殺ではなく、棲み分けを復活していただきたいとお願いして回っています。

 

表土流出や山崩れが頻発して森再生が難しくなり、手遅れにきています。もっともっと多くの国民の皆さんに危機的な現状を知っていただき、共に声を上げてもらいたいです。みんなが声を上げないと世の中は変わりません。

 

ご入会受け付け 電話0798-22-4190でもご入会を受け付けています。(完)

4月24日(土)「第24回くまもり全国大会」 初めての現地&オンラインの同時開催!

翌日から大阪・兵庫に緊急事態宣言が出され、不要不急の外出が制限されるというギリギリ限界の中、熊森本部はコロナ感染対策に力を入れて、第24回くまもり全国大会の現地開催に踏み切りました。

 

コロナ第4波拡大に伴い現地参加予定者のキャンセルが相次ぎ、その分、オンライン参加者が増え、直前まで目まぐるしかったです。

 

当日は、北海道から九州まで78名の方が現地参加(支部参加は石川県と埼玉県のみ)、128名がオンライン参加(支部のオンライン参加は17支部)してくださり、開催を祝い合いました。ご参加くださった皆様、本当にありがとうございました!

 

 

初めての二本立て同時開催は、現在の本部体制ではぎりぎりの作業でした。

オンラインの皆様には、声が聞こえにくかったり、図が見えにくかったりで、かなりご迷惑をおかけしてしまった方もあったようで、お詫び申し上げます。

 

昨年、コロナ感染拡大のためできなかった全国大会の代わりに実施した報告会を第23回くまもり全国大会とし、今回の分を第24回くまもり全国大会にさせていただきました。

 

受付

 

今年も新潟県の企業会員であるマルソー株式会社から、素晴らしいお花が届きました。

 

さあ、第24回くまもり全国大会です。

「希望をもって前へ!」

 

室谷会長の基調報告

「アフターコロナを、自然や生き物と共存する社会に!熊森を、社会を動かす大きな自然保護団体に成長させていこうと思っています。」

基調報告をする室谷会長

演台にもアクリル板

新顧問紹介

務台俊介衆議院議員(長野県)ビデオスピーチより

「長野県は全国でも有数のクマの生息地です。クマを守ることで生態系が守られる。地球環境の保全をめざして、熊森と共に闘っていきたいです。」土屋品子衆議院議員(埼玉県)ビデオスピーチより

「環境という教科を新しく作って、小学生から環境教育をしっかりやるべきです。」

 

顧問のお話

嘉田由紀子参議院議員スピーチより「クマの棲む森の保全・再生は、水害や山崩れなどの災害防止対策でもあります。」

 

片山大介参議院議員スピーチより

先日、参議院環境委員会で、シカ・イノシシ罠へのクマの錯誤捕獲が多いのは、くくり罠の短径さえ12cmだったら横にはいくら長くてもいいとなっているからで、真円12㎝以下以外は認めないようにしてほしい。また、錯誤捕獲は放獣なのに、自治体の放獣体制が不備で実際は殺処分しているところが多いと質問したところ、小泉大臣から、「6月にできる新ガイドラインに、これらの問題の解決を盛り込むのでご安心ください」という回答をいただきました。

 

赤松正雄元衆議院議員スピーチより

「イデオロギーから人間中心の社会になったのはいいが、今の日本はクマを代表とする他の生き物たちのことを忘れてしまっている。これは問題だ。顧問の国会議員がじわりふえたことだし、今後は熊森の公益財団法人化に向けてもがんばっていきたい」

 

<熊森から>どなたも、とても良いお話でしたので、会報107号でくわしく紹介させていただきます。会員の皆様、お楽しみに!

 

 

特別報告 ~南魚沼親子グマ救命~水見主任研究員

2019年年末から2020年5月にかけて行われた新潟県南魚沼市の診療所で冬ごもりに入ろうとした親子グマの保護・越冬・放獣までの熊森大奮闘を報告。しかし、2020年度の新潟県は、またしてもクマを大量捕殺。放獣もゼロ。熊森の大奮闘が全く生かされなかった。やはり、地元の流れを変えていくには、支部が必要と痛感した。

 

支部報告 

~徳島県~水見(大西支部長代理)

 わずかに残された四国の貴重な自然林を根底から破壊する尾根筋風力発電計画

 

各地で崩れ出した人工林、尾根筋への風力発電、山を切り開いてのメガソーラー・・・水源の森破壊に歯止めがかからない。森林保全はオリンピックを開催より重要事項だ!

 

~石川県~長澤副支部長

 冬ごもり前の食い込み用食料を求めて秋にクマたちが山からどっと出てきた

 

昨年から今年にかけて行ったみなしごグマの保護飼育や、ドングリ運びで議員さんたちとのつながりができたことなどを報告

 

環境教育 環境教育担当:工藤 

座学だけではなく、現場で体験させる環境教育にも取り組んでいきたい。2021年度本部原生林ツアーは、8月1日(日)です。

 

会場風景

コロナ対策:アクリル板で一人ずつ仕切られている(ホテル・ヴィスキオさん、ありがとうございました)

 

表彰

新潟県親子グマ保護にご協力くださったマルソー株式会社と、昨年秋、ドングリをたくさん集めて下さった日本ヴィーガン協会さんを表彰させていただきました。

 

南魚沼親子グマ放獣をモチーフにしたジャミンのTシャツ

好表につき期間限定再販売

ちびっこモデルたち

記念撮影 着ぐるみのツキノワグマが初登場。

最後まで残ってくださった皆さんと記念撮影

 

来年25回目の節目の全国大会は、4月30日(土)に、例年通り、熊森発祥の地兵庫県尼崎市のホテル・ヴィスキオで開催されます。みんさん、ふるってご参加ください。

 

全国支部長研修会

全国大会終了後の24日の夜と25日の午前中、全国支部長対象の研修会がズームで開催されました。皆さんとても熱心に参加されていました。次回からは支部役員の皆さんも、ぜひご参加ください。

 

ズームでの全国支部長研修会 (於:熊森本部事務所)

動物虐待以外の何ものでもない「ばんえい競馬」(帯広市)を即改善または廃止せよ

身の毛もよだつ、恐ろしいニュースがありました。

 

2021年4月18日、北海道帯広競馬場で行われた「輓曳(ばんえい)競馬」で、2歳馬のドウナンヒメが上り坂の障害を越えられず、うずくまってしまったところ、騎手がソリに乗ったまま、繰り返し強く手綱を引っ張り、手綱で尻を9回ムチ打った。

この間、ドウナンヒメは一度前脚を起こして前に進もうとしたものの、すぐにまた前脚の膝を折りうずくまった。

これに対してレース開始から3分50秒、騎手はソリから降りて左横から手綱を1回引っ張った後、すぐに左足でドウナンヒメの顔を蹴り上げた。

その後、騎手が、数度手綱を引っ張るとドウナンヒメは立ち上がったが、またすぐに前脚を折りうずくまり進むことができなくなった。

立ち上がろうと何度も顔を地面に擦っているドウナンヒメを、レース開始から4分30秒、再度、騎手は右足で蹴ったが、ドウナンヒメは前脚を折りうずくまったま顔で地面を擦り続け、立ち上がることができず、競争中止となった。(アニマルライツセンター文より)

 

ばんえい競馬とは何か、ネットで調べてみました。

馬に騎手と1トンの重量物を積載した鉄製のそりをひかせ、2箇所の障害(台形状の小さな山)が設置された直線200メートルのセパレートコースで、馬の力と速さ、および持久力や、騎手のテクニックを競う競馬で、人間がお金を賭ける。https://youtu.be/Ju90LAzc_r0

 

今回の暴行が世間で騒がれたため、騎手は戒告処分を受けたそうです。

この騎手は、自分がこの2歳馬だったらと、相手の悲しみや苦しさを思いやることができない人なのでしょうか。

とても悲しいです。大人がこれでは、子供たちに弱い者いじめをしてはならないと教えることなどできません。

何のために1トンもの重量物を馬にひかせねばならないのでしょうか。

 

アニマルライツセンターは今回の騎手の行為を動物虐待であるとして、4月23日、北海道帯広警察署に、北海道帯広競馬場で行われた虐待行為について告発状を発送しました。

動物の愛護及び管理に関する法律(第44条第2項:虐待を行ったも者に一年以下の懲役又は百万円以下の罰金、第48条の二:法人に対しての罰金)

熊森から

戒告や罰金や懲役は当然ですが、それ以前に、ばんえい競馬を即改善するか廃止すべきでしょう。

このようなものは、文化でも、競技でもありません。

こんな残酷なことが、21世紀の日本にまだ残されていたとは信じられない思いです。恥ずかしい限りです。

弱者が立ち上がれないまでに苦しんでいるのを見て楽しめるなど、恐ろしいことです。

動物虐待以外の何物でもないと思います。

アニマルライツセンターに拍手です。

報道してくださった方に、心から感謝します。

 

ばんえい競馬はかつて北海道の各地で行われていたそうですが、次々と廃止されて、今も開催されているのは帯広市だけだそうです。

 

150年前に北海道の開拓がはじまりました。森を切り開き、切り株に火を入れ、ヒグマをはじめとする野生動物たちを殺し続ける。自然を壊すことと引き換えに、人々は生活を手に入れていったのです。この先人の努力は「開拓魂(frontier spirit)」として語り継がれてきました。ばんえい競馬は、より木材や開拓資材を運べる力の強い馬を誇示する、開拓民の催事が起源とされています。

 

しかし、もはやそのような時代は終わったのです。

 

今残された自然を守らねば、今後、人間が生き残れなくなる時代なのです。

自然を守るには、全生物の生命尊厳思想が国民に徹底されなければなりません。

世論の力でばんえい競馬を直ちに改善か廃止し、このような動物虐待を日本国からなくさねばならないと思います。

これができなければ、日本の自然を守ることなど日本人には不可能ということになります。

 

ある北海道出身者が、ばんえい競馬を楽しいいと思う北海道民は、これを機に目を覚まさなければならないと言われていました。

熊森も、帯広市に厳重抗議します。本当にもう、帯広市長さん、目を覚ましてください!

熊森は手がいっぱいですが、ばんえい競馬を改善または廃止するための動きを起こしてくださるところがあれば、精一杯協力したいです。

どこが認めても、熊森は今のようなばんえい競馬を絶対に認めません。

 

 

帯広市の広報には、今も以下の文言が掲載されています。

体重1トンを超える馬が重りをのせた鉄ソリを引いて直線コースで力とスピードを競う、世界でたったひとつのばんえい競馬。北海道開拓時代の農耕馬が現代のレースへ受け継がれ、今では北海道遺産として人々に感動を与えています。長年、帯広市を含む北海道内の自治体が共同で運営してきましたが、平成19年度から帯広市が単独で運営しています。

 

みなさんも、声を届けてください。

帯広市役所

〒080-8670 北海道帯広市西5条南7丁目1番地

電話/0155-24-4111(代表)米沢 則寿 市長

 

農政部ばんえい振興室ばんえい振興課振興係
〒080-0023 北海道帯広市西13条南9丁目1番地
電話:0155-34-0825 ファクス:0155-36-4618
ご意見・お問い合わせフォーム

 

熊森が、イギリスのナショナル・トラストのような大きな自然保護団体だったら、残酷すぎるばんえい競技を即改善または廃止させられます。まだの方はぜひ会員になってください。ご入会受け付け 電話0798-22-4190でもご入会を受け付けています。

 

活動資金ももちろんほしいですが、熊森が今一番欲しいのは、賛同してくださる方々のご入会です。熊森活動に心から賛同するが入会はしないという国民がとても多いのです。賛同を会員という形で表さないと、世の中を変える力にはならないことを知っていただきたいのです。

フィード

Return to page top