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10月2日 日経夕刊記事に、1990年代前半の兵庫県クマ推定生息数は350頭程度とのミス?記述

日本経済新聞「クマ出没 ご用心」の記事に、上記見出し記述がありました。あり得ない数字であるため、新聞社に電話をして、この記事を書いた記者と電話でお話させていただきたい旨、伝えました。ところが、社の規定により、記者の名前を知らせたり、電話をつないだりはできないことになっている、ということでした。最近このような新聞社が増えています。これでは、記事のミスを直せませんし、記者も成長できないのではないでしょうか。マスコミ界に、反省を促したいと思います。

 

兵庫県森林動物研究センターに電話して、係官に確認したところ、1990年代前半の兵庫県のクマ推定生息数は、75頭~85頭であり、兵庫県職員が350頭と答えるはずがないし、そんな数は聞いたこともない、ということでした。

 

どうしたら日経新聞社に訂正していただけるのでしょうか。新聞記事の社会に対する影響は限りなく大です。

 

いつも思うのですが、最近の新聞は以前と違って、ほとんどが、行政発表の垂れ流しばかりです。(だからどの新聞を読んでも、内容はほとんど同じ。全く読みごたえがありません)

行政はこう言っているが、○○はこう言っているというような、多角的な記事がないのです。これでは読者が、どちらの言い分が正しいのだろうかと考えたり判断したりすることができなくなって、1億2千何百万人、権力を持った者の総ロボット化に進むのではないでしょうか。

 

今、ネット上で蔓延している、匿名による誹謗、中傷、虚偽、捏造などは、人として許されるものではありませんが、きちんと名乗った議論は、絶対に、社会には必要です。

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