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8月30日 新生環境教育チームで、2回目の環境教育

兵庫県西宮市にある、ある食品株式会社 の能力開発センターで、環境教育をさせていただきました。

今回の熊森環境教育実施スタッフ7名中6名は、2回目の環境教育でした。

こちらの学生の方々には事前に、当協会の小冊子「くまともりとひと」の感想をいただいたのですが、原稿用紙いっぱいに一生懸命、思いを書き綴ってくれていました。

今回の環境教育プログラムは1時間目に小学校低学年向きの「もりとどうぶつ」、2時間目に太郎と花子のお話でした。

今回の聞き手である14名の学生の方々は、メモを取りながら真剣に話を聞いてくださり、くまもり紙芝居「どんぐりのもりをまもって」では涙する学生も。

太郎と花子のお話では、クマの意外な一面に笑いが起きるなど、和やかな時間になりました。

小冊子を読んでいたこともあってか、皆さんとてもよく理解してくださいました。

みなさん、純粋な気持ちで熱心に聞いてくださり、こちらもとてもやりがいを感じました。

 

授業後には、ご丁寧に今度は授業の感想文を送っていただきました。

現在、よりよい授業方法を模索中の私たち環境教育チームとしては、うれしい限りです。

その中には、人工林化によって野生動物のすみかが減っていることを初めて知った、クマは肉食だと思っていた、など様々な感想が書かれていました。

荒廃した山から食料を求めて出てきた動物達をただただ捕殺し、森林の問題には目をつぶるという、人間の身勝手による悪循環を嘆く声もみられました。

 

熊森環境教育プログラムは、森林動物の実状への理解とともに、1人1人の小さな活動が森林再生の大きな力になる、という意識を持ってもらうことを目標としています。

「動物が可哀そう」から「自分にできることをしよう」へと、思いを行動に移せるような授業作りを、今後目指していきます。

小さなころに感じたこと、慣れ親しんだものは、その人の人生の大きな基盤になります。

次の世代に環境保護を伝えていくことが必要とされる今、子供たちが自然への興味関心を持つきっかけ作りとなることも、環境教育の意義だと考えています。

 

そんな環境教育を目指して、今後も熊森環境教育チームは練習・実践を重ねていきたいと思います。

毎月第1土曜日午後13時半から本部で練習していますので、環境教育をしてみたい方なら、初めての方でも大歓迎。お気軽にご参加ください。

 

食品株式会社 能力開発センターの皆さん、貴重な経験をさせていただき、ありがとうございました。

 

 

 

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