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地元と熊森本部による10年連続「実のなる木の植樹会」於:兵庫県波賀町

2015年4月12日(日)。今年も、宍粟市波賀町の原観光リンゴ園の裏山にて「実のなる木の植樹会」が開催されました。この10年間、熊森としては、もう何回も実のなる木を植樹してきたので、今回が何回目かわからなくなりました。

天候は晴れで、日差しもそれほど強くなく、気温も20℃以下と涼しい一日でした。まさに絶好の植樹日和です。

参加者は本部スタッフを除き26名でした。久しぶりに参加してくださった西宮のロータリークラブのみんなさんも楽しそうでした。会員外の方々も多く参加してくださいました。参加者の年齢層は下は小学生から、上は80歳と広範囲にわたっており、大変にぎやかでした。

 

今回植樹した場所の多くは、昨年秋まではスギの木が茂っていた所で、その後、広範囲にわたって地元がスギをすべて伐採された場所です。

※下の写真の赤枠内を比較していただければ、地元がどれほど思い切ってスギを伐採されたかがわかります。

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杉の人工林(昨年の2014年10月25日に撮影。)

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今回の植樹日の風景(2015年4月12日撮影)

本当に、思い切って伐採されましたねえ。

 

皆で汗をかきながら、足場の悪い急な斜面に、コナラ・カエデ・柿の苗木を合わせて約250本、一つ一つ大切に「愛情」こめて植えていきました。

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コナラの苗木(赤枠内)

 

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この場所は、広い柿園になる予定です。もちろん、クマさん用の柿園です。

いろんな種類の柿を植えました。

 

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植樹の様子。ここでの樹種はコナラ

植樹を終えたあとの植樹地には、生きものの棲める森を取り戻したいという多くの方々の「願い」と「努力」による、新しい広葉樹の命が並んでいました。

 

昼食後、10年前に地元がスギの人工林を6割間伐された場所に、熊森が広葉樹を植えた場所を見に行きました。

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10年の間に、スギも広葉樹も大きくなったので、今春、スギを全部伐採除去されたということでした。シカよけ金網も全部除去されていました。残念ながら、まだ寒くて広葉樹の葉が出ていない為、これで100%の広葉樹林が復活しましたと言われても、まだ、実感がわきませんでした。今年からは、残された広葉樹の木がグングン大きくなって、広葉樹の純林が育っていくということです。楽しみに、見ていきたいです。

 

以下は、昨年まで原観光リンゴ園で専務理事をされていた幸福重信さんの言葉です。

「かつて地元には、スギを伐って広葉樹を植えることに、もの凄い反発があった。でも、今は時代が変わりました。もう、人間だけが生きていく時代じゃない。全ての生物が共生していくためには、森の樹種の多様化を考えなくてはなりません。でなければ、人も動物も、一緒に住むことはできません。森づくりは、単なる人間の森だけではなしに、動物の森だけではなしに、魚に至るまで、貝に至るまで、みんな森の恩恵を受けて生きているわけですから、私は胸を張って主張します。これからは、多様な樹種による森作りの時代だと。」

参加者一同感動して聞き入りました。

 

日本の奥山には、まだ多くのスギやヒノキの人工林が広がったままです。多くの生き物たちが食べ物を失い、人里に出てきています。これらの人工林は、時折様々な要因が重なりあって地すべり等の自然災害を引き起こし、地元の皆さんに甚大な被害をもたらしています。

 

ヒトをはじめ、森に棲むシカ、イノシシ、クマなどの野生動物、昆虫、池や湖とそこから流れ出す河川とさらにその先にある広大な海にすむ魚や貝……..。この世界は生き物の命であふれています。知恵ある「ヒト」は、この豊かな生き物の棲む環境の本来あるべき姿について常に考え、共生していく義務があると、幸福さんのお話から思いました。

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この4月12日の原観光リンゴ園での植樹会は、ヒトと他のいきもの「つながり」をつくる歩みでもありました。

お世話下さった地元の皆さん、参加してくださった都市のみなさん、本当にありがとうございました。

今後も、苗木の成長ぶりを見に来てください。

 

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