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高校生たちは、怒りや感動の感情をすでに忘れつつあるのか

愛読している宮崎中央新聞に、歌手の長渕剛さんのことが載っていた。

 

2004年8月、47歳の彼は、人口4700人の桜島に7万5000人を集めて、オールナイトライブと称して決死の覚悟で9時間、徹夜で歌い続けたというからすごい。

 

彼が、鹿児島県の母校である高校で3年生に授業をした時のこと。

長渕「この前あった秋葉原の殺傷事件の現場にいたらどう思う?」

高校生A「自分が被害に遭わなくてよかった」

高校生B「自分が死ななくてよかった」

 

長渕「どうしてみんなと一緒に助けようと言う人間が一人もいないんだ!みんなの想いが一つになれば犯人を取り押さえる程の大きな力だって生まれるんだ。殴られている友達の痛みも感じようとしないで知らん顔する大人にはなるな、もっと感じろ!」

事件に怒りを感じない、みんなで助けようとせずに傍観している、このような人たちに腹を立てていた長渕さんは生徒たちに真剣に訴えたという。そして、「この子たちは怒りや感動の感情を、高校生にしてすでに忘れつつある」と思ったという。

 

長渕さんは語る「傷つくことを恐れていては何もできない。叫びとは心の底から湧いてくるものであり、怒りや感動という感情がなければ、叫ぶことはできない。大人になっても感動することを忘れない人間にならないと、これからの人生はつまらないものになる

 

くまもりから

傷つくことを恐れて、何も感じないようにする、何も言わないようにする、何もしないようにする。そのような生き方は、長渕さんが言われるように、「1回しかない人生をつまらないものにしている」と思います。

音楽の世界と自然保護の世界、活躍している世界は別でも、同じことを感じている人がいることに感動しました。宮崎中央新聞さん、ありがとうございました。

くまもり会員のみなさん、傷つくことを恐れずに、声を上げ行動しましょう。

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