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カキの実はクマたちにあげよう  やさしい集落が各地にあります

「かわいそうに、山にえさがなんにもないんじゃ。夜になると、クマが庭の柿の木に登って朝までカキを食べているが、殺せという人など、うちの町にはだれもおらん。こうして、ずっと、クマたちと一緒に暮らしてきたんじゃ」

「朝、玄関の柿の木に、まだクマがいたから、当分はみんな裏口から出ることにした」「朝ね、わたしらは、外に向かって玄関の戸をノックするの。クマさんいたら、ちょっとあっちにいっといてくれる。仕事に行くので」

こうやって、各地で日本人はクマたちとうまく共存してきました。クマたちが、十分共存できる動物だからです。
どうして、クマを追い掛け回して殺すシーンばかり、マスコミは報道するのでしょうか。
そっと、うまく共存している、本来の日本のあたりまえの集落は、ニュースにならないのでしょうか。

(写真は、住民が、庭のカキの木に来たクマを、部屋の窓から撮影したもの)

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