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北海道庁が、ヒグマ管理計画(素案)に対するパブコメ結果を発表

1 意見等の募集期間

平成28年12月12日(月)~平成29年1月13日(金)

 

2 意見募集結果

北海道ヒグマ管理計画(素案)についての意見募集結果

 

応募者4団体・23人 102件だったそうです。

 

北海道庁が受け入れた変更はたった3件(以下)

 

1.ヒグマによる軋轢→人とヒグマとの軋轢(軋轢をヒグマだけのせいにするのはおかしいの意見に対して修文)

2.エゾシカの捕獲個体残滓→エゾシカの捕獲個体の不要部位(生き物の遺体をゴミ扱いする記述はおかしいに対して修文)

3.ヒグマ出没時の主要な通報先となる警察の役割を明記せよ→項目追加

 

問い合わせ先

北海道環境生活部環境局生物多様性保全課(動物管理グループ)

〒060-8588 札幌市中央区北3条西6丁目 道庁12階

電話番号 011-231-4111(内線24-394)

ファクシミリ 011-232-6790

電子メール kansei.shizen1@pref.hokkaido.lg.jp

※迷惑メール対策のため、「@」を全角にしています。

メールを送信する際は半角に置き換えてください。

 

(熊森から)

学識経験者や行政担当者は、その職務上、野生動物を命あるものとしてではなく、研究物体や害あるものとみなす傾向に陥りやすいため、彼らに任せておくと野生動物との共生共存がむずかしくなります。

 

今回採用されたのはわずか3件のみでしたが、生物としての正常な感性を失っていない一般国民が、学識経験者や行政担当者が間違った方向に進まないよう、絶えずかれらに声を届けて連携していく必要があります。

 

毎日の生活に追われている国民には、このような取り組みを行う余裕がないため、年金生活者の皆さんには特にがんばって声を上げてもらいたいです。

 

以前ドイツに行ったとき、教員などの生活が安定した公務員が、市民社会のリーダーとなって様々な分野に真摯な声を上げているのを見て、日本との違いに衝撃を受けました。本来、民主主義国家で市民社会のリーダーとなるべきこのような立場の人たちが、日本では残念ながら、残業に次ぐ残業で過労死寸前にまで陥っています。

 

非正規雇用の若い人たちもまた、その不安定さから、他者のことまで考える余裕がありません。

 

このように厳しい社会状況ではありますが、一人一人の国民が他者のことや社会に関心を持ち、自分の頭で考えて意見を言う流れを、熊森は作っていきたいと思います。このことが、人類が今後も地球上で生き残れる生き方を選択していけるかどうかを決めます。

 

 

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