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カテゴリー「東京都」の記事一覧

8月6日 関東の猟友会員から熊森に叱咤激励の電話 山は空っぽだぞ

(関東の猟友会員より)

くくりわなの12センチ規制が、なし崩し的に規制緩和されていっているのに、熊森は何をしてるんだ。ある県では20センチまでOKにしようとしている。熊森はクマの絶滅を止めるんだろう。クマが誤捕獲されたら、放獣したらいいと言う人もいるが、実際は、誤捕獲されれば放獣なんて大変だから、猟友会は黙って殺してしまっているんだぞ。これではクマがどんどん減ってしまうよ。熊森、もっと動けって怒ってやろうと思って電話したんだ。12センチ規制があっても、シカ、イノシシはいくらでも獲れるよ。

 

(くくりわなの12センチ規制:シカやイノシシを獲るためのくくりわなの直径を、クマがかからないように12センチ以下にするよう、環境省が規制したもの。く くりわなは残酷で危険な上、誤捕獲が多いので、廃止するようにというわたしたち自然保護団体の主張に対して、当時の環境省が、くくりわなの廃止は 出来ないが、クマが誤捕獲されないよう、直径を12センチ以下にすると決めたもの)

 

今のように、鳥獣保護員がオールハンターでは、猟友会の監視など期待できないよ。熊森のように動物を守りたい人たちが、鳥獣保護員になって、違反がないか監視してほしいんだ。

 

自分はクマを滅ぼしたくない。シカやイノシシは獲るけど、クマは絶対に獲らないね。山でクマに会ったことが何回かあるよ。ほれぼれとして、じっと見つめてしまうね。クマも逃げたりしないよ。お互いに見つめ合っている。私の横を通り過ぎていくよ。そんな間柄だ。

 

今、山に動物などいないよ。山は空っぽさ。みんな里に下りてきているよ。どうしてこんなことになるのかわからないね。最近の現象だ。餌がないんだよ。

 

クマは1年中、高く売れるからね。獲り尽くされないか、本当に心配なんだ。自分のような思いの猟友会員は1割ぐらいいるよ。獲物を獲りたいだけの人もいるから本当に心配だ。(熊森の取り組みをいろいろと話すと)そうか、お宅らもがんばっているんだな。とにかくクマのいる所では12センチ規制を守ってもらわないとね。がんばってくれ。

 

 

 

5月26日 東京都の私立高校1年生528名に、森山会長が3年連続講演

<「森なくして人なし、森あっての人間」と言って、私たちの祖先はかつて、森や動物たちに畏敬の念を持ち、保全に成功していたんだよ。今、環境省が取り組んでいる西洋文明型ワイルドライフ・マネジメントとは正反対の自然観・動物観を祖先は持っていたんだ>(体育館にて)

 

この高校では7年前から理科の先生たちが中心になって、新入生に森の大切さを伝えるプロジェクトを立ち上げています。夏の林間学校では、実際に長野の森を訪れます。私立だからこそできる先進的な取り組みかもしれません。全国に広まってほしいです。

 

今年も事前に全員が、くまもり小冊子「クマともりとひと」を読んで感想文を提出してから、森山会長の講演会にのぞみました。日本の森や動物たちの危機的な現実を初めて知った生徒たちの感想文は、若者らしい純粋な心や正義感にあふれており、読んでいくうちに心が洗われる思いがします。

 

マスコミ情報をうのみにして、クマを凶悪犯人のように誤解していた生徒たちがほぼ全員でした。情報に受け身でいる限り、国民は真実に触れることが出来ない社会のしくみになっていることに気づいてくれたことでしょう。

 

講演では、20世紀、人類が地球環境を破壊し続け破滅に向かって突き進みだしたのは、

①経済第一主義、

②人間至上主義、

③科学技術信仰、

④グローバル経済など、西洋型の誤った人類発展思想が原因であり、早晩方向転換しなければ未来が危ういことが、語られました。

 

また、森山会長は、家庭や学校だけに目を向けている高校生でなく、広く社会や世界にも目を向け、真実を知る力を身に付け、声をあげる高校生になって欲しい。高校生にはその力が十分あると、期待を述べました。最後は、くまもり関東支部長(教員)が、高校生でもできる東京でのくまもり間伐活動などを、紹介しました。

 

高校生のみなさんへ・・・床に座ってしんどい姿勢で長時間にわたる話を聞いてくださって、本当にありがとうございました。心から感謝します。

 

最後に・・・この学校の先生方のお顔が生き生きと輝いておられたのが、とても印象に残りました。

12月18日 第5回くまもり東京シンポジウム 於 一橋大学

3・11のため、一時期今年のくまもり東京シンポジウムの開催が危ぶまれたこともありましたが、東京を中心とした関東会員のみなさんの開催決意があり、年末ではありましたが、今年も熊森東京シンポジウムの灯をともし続けることができました。

一橋大学は、国立の駅から徒歩数分で、便利かつ環境のいいところにありました。会場周辺には、ボランティアスタッフのみなさんが寒さの中、そろいのジャンパーを着て、にこやかに立って迎えてくださいました。

会場入り口では、館内でのボランティアスタッフのみなさんが、生き生きとして忙しく動き回っておられました。

今年の参加者は200人。これまでと比べると人数は少なかったのですが、みなさん、安田喜憲先生のスケールの大きな文明論やエネルギッシュな目からウロコのご講演に、聴き入っておられました。

渡部康人氏や宮下正次氏の発表も、タイムリーで、とても興味深いものでした。

このシンポジウムの内容は、次回会報で、会員の皆さんにお伝えする予定です。お楽しみに。

福島県で、被曝牛たちを捕殺から守る「希望の牧場」に取り組んでおられる、衆議院議員高邑勉氏(山口県)も駆けつけてくださり、あいさつをしてくださいました。

また、体に障害のある女性も、クマを殺さないでという内容の、胸がいっぱいになる作文を書いて車いすで持ってきてくださいました。

たくさんの人たちのおかげで、本当に参加してよかったとみなさんが喜ばれるような、いいシンポジウムになりました。準備してくださったみなさん、参加して下さったみなさん、本当にありがとうございました。

2011年7月17日(日)宮澤正義先生講演会(関東支部主催)

宮澤正義先生講演会

7月17日(日)
9:30 開場
10:00~12:00 講演
13:00~14:30 質疑応答

所「エデュカス東京」教育文化会館地下会議室
(市ヶ谷駅徒歩5分 日テレ通り沿い)
※先着100名、参加費無料

主催:日本熊森協会関東支部
チラシ 申し込みフォーム

●人間と野生動物の「真の共存」とは
私のクマとの関わりは、研究のための共同生活であったが、わたし はクマを育てることによって、いろいろなことを学んだ。 最近、野生鳥獣との共生という言葉が多用されている。いま一度、 共生という言葉の意味について、人間は考えるべきだ。…「住み分け」「食 い分け」は、自然界が律する鉄の掟である。
すべての命は、この鉄の 掟に従うことで生存権を手にしてきたのだ。いま、自然は、そのこと を肝に銘じて行動するよう人間に求めている。すべての命は、地球に 生きる役割を与えられている。人間が勝手に他の生物種を絶滅におい やることなど許されないはずだ。〔『家族になった10頭のクマ』より〕

申し込み・問い合わせ先
申し込みフォーム
日本熊森協会関東支部(中村)
kanto.kumamori@gmail.com
TEL/FAX 046-825-7028

関東支部長より
「宮澤先生はくまもり協会の最初の顧問になられた先生で、本当のクマの姿を教えてくださいました。この講演会では知っているようで知らないツキノワグマについて、すべてのことを教 えていただこうと思っています。宮澤先生のお話を聞いて、クマを守っていくことの大切さをもう一度認識できるような会にしたいと思います。質疑応答の時間も長くとってありますので、疑問を持っていらしてください。」

東北大地震後の交通混乱等のため、以下の予定は延期または中止致します

東北大地震後の交通混乱等のため、以下の予定は延期または中止致します

2011年3月19日(土)奥山保全・復元学会

2011年3月20日(日)山梨県支部主催 宮沢先生講演会

自然農柵張り 積雪多量のため延期

2011年3月21日(月)東京都国立市での会長講演

2011年3月27日(日)福島県会員の集い

2011年4月3日(日)山梨県支部総会

2011年4月10日(日)関東支部主催 宮澤先生講演会

第4回くまもり東京シンポジウム大盛会

9月19日、立教大学で開催された、第4回くまもり東京シンポジウムは、参加者352名。大盛会のうちに終了しました。

他では聞けない各方面からの貴重なお話が聞けたと、参加者のみなさんも、大満足のごようすでした。シンポジウムの内容は、会報などで多くの方々に、今後お知らせしていきたいと考えています。

開催に向けてご尽力くださった全てのみなさん、お忙しい中最後までご参加くださった多くのみなさんに心からお礼申し上げます。

こうして、毎年、くまもり東京シンポジウムを続けていけば、着実に国民の意識が変わっていくだろうというご感想をいただき、主催者として、大いに意を強くしました。みなさん、ありがとうございました。

いよいよ第4回東京シンポジウム

立教大学池袋キャンパス8号館8101号教室

集まることが大きな力に。

すばらしい講師の方々がおそろいです。

みなさん誘い合って、ぜひお越し下さい。

第4回東京シンポジウムを成功させましょう!

詳細はこちらをクリック

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