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2011-08-14

兵庫県トラスト地の人工林部分の強度間伐開始

8月10日、兵庫県戸倉トラスト地120ヘクタールの入り口にあるクリの木に、青い実が沢山ついていました。

このトラスト地はほとんどが天然林ですが、山の下の方に10ヘクタールほどスギ人工林の部分があります。公的補助金で森林組合に間伐をしてもらおうと、行政に願い出ておりましたが、いったんは受け付けてもらえたものの、結果的にはできないと断られました。

うれしいことに、今年、本部職員に林業経験者が入ったので、人工林を天然林にもどすための6割間伐がチェンソーを使って少しずつ進みだしました。

当協会の会員の中には、森林組合に勤務されているなどで他にもチェンソーを使える方々がおられます。これから皆さん方にも手伝ってもらって、熊森の力で、トラスト地の人工林部分の広葉樹林化を進め、全トラスト地を動物たちの生息地にもどしてしまおうと思います。
みなさん応援して下さい。

第16回本部原生林ツアー無事終了 岡山県支部も同日実施

本部がある兵庫県西宮市から一番近い原生林は、岡山県西粟倉村の若杉天然林です。熊森は1997年の結成当初から、毎年夏休みにバスをチャーターし、子供たちにも参加を呼びかけて、欠かさずこの原生林を訪れてきました。今年は8月7日(日)、計53名のみなさんが、ご参加くださいました。同日同じ場所で岡山県支部による原生林ツアーも実施されており、一瞬の出会いがありました。大好評のうちに無事終了。参加くださったみなさん、ありがとうございました。

道中、たつの動物園のクマ獣舎によって森づくりの名人、オスメス2頭の兄妹のクマさんにご対面。暑い日でしたが、クマさんが奥から出てきてくれました。熊森の要望を取り入れていただき、クマ舎が広くきれいに改造されていました。

道中、ヒノキの放置人工林の中に入り、林業や人工林にくわしいスタッフから、現状を説明していただきました。沢の水が干上がっていました。

86ヘクタールある若杉天然林の入り口です。


保水力抜群の天然林の中はしっとりと湿っており、谷川にはこんこんと水が流れ続けていました。昔はこんな森が奥地にいっぱいあったそうです。

若杉天然林の中で説明を聞く参加者の皆さんです。

今回参加できなかった方は、来年ぜひご参加ください!

参加者アンケートから:
 最高だった。
 いなか出身なのに、知らないことがいっぱいだった。
 とても幸せな一日だった。
 バスや森の中での若いスタッフたちの説明が、とてもよかった。
 原生林を守ることに参加したい。
 はつらつとした若いリーダーたちが、皆良く勉強しているのがわかり感動した。

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