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2018-06-12

三重県 絶滅危惧種である誤捕獲グマを放獣できず、奥飛騨クマ牧場の一時預かりに

2018年 5月29日、三重県いなべ市でイノシシ用のくくり罠に誤捕獲された推定10歳、体長1.4メートル、体重94キロのオスグマがかかりました。(5月30日熊森ブログ参)

 

<三重県のツキノワグマ対応指針(H27)>

ツキノワグマの放獣場所は、県内に限る。原則として、誤捕獲された市町内におい て放獣する。また、原則、集落から2km以上離れており、人家、農地、遊歩道等がない森林とする。

 

三重県の当日発表は放獣でしたから、当然放獣されたものと思っておりましたら、地元の反対にあって放獣できず、クマ牧場に一時預かりになってしまったそうです。

中日新聞デジタル(2018年6月7日付け)

 

いなべ市の森林率は58%で人工林率は44%です。

いなべ市では2015年5月にもイノシシ用捕獲檻にオスのクマがかかり、三重県が一生外れない発信機を付けて放獣したところ、その場所が実は滋賀県だったことが後からわかり、大問題になった経緯があります。

そのクマは、残念ながら、去年夏、岐阜県養老町でイノシシのくくり罠に3度目の誤捕獲となり殺処分されました。(注:岐阜県ではクマは絶滅危惧種ではない)

 

いなべ市に恒常的に棲んでいるクマはいないかもしれませんが、5月から6月はクマの交尾期ですから、オスグマがメスグマを求めて隣接する岐阜県から遠出してきた可能性があります。くくり罠直径12㎝規制が守られていたら、クマがかかることはまずないと思われます。このクマは、後ろ足首にくくり罠のワイヤーがかかっていたということですから、直径規制を守らない違法罠が設置されていた可能性があります。

 

このクマの今後が心配です。熊森本部は三重県庁の担当者に電話しました。

 

三重県庁の担当者の話

規程通り捕獲された市で放獣しようとしたのですが、危険だから放獣しないでという地元要望が強く、といって、錯誤捕獲なので殺処分することもできず、クマは4日間檻の中に入れられていました。しかし、このままでは衰弱してしまうので、岐阜県の奥飛騨クマ牧場に半年間預かって頂くことにし、その間に放獣できる場所を探そうと思います。

 

熊森から

養老山地の三重県側(いなべ市は)人工林が多くあります。このクマは岐阜県からやってきたクマであることが考えられますから、むしろ、岐阜県で放獣してやった方が、いいような気もします。しかし、岐阜県では、クマは絶滅危惧種ではなく、狩猟対象、有害駆除対象ですから、岐阜県に放せば、簡単に駆除されてしまう恐れがあります。

 

人間が勝手に線引きした行政区画とクマの地域個体群が一致していないので、同じ地域個体群内でも行政が違うと対応が違うというちぐはぐなことになっています。

 

熊森本部制作     ※クリックすると大きくなります。

 

どうすべきなのか、三重県庁担当者もいなべ市担当者も悩んでいると思われます。

 

少なくとも熊森が言えることは、いなべ市はクマがかかる恐れがある地域なので、今後のことも考えて、くくり罠の12㎝規制を徹底させるべきでしょう。

 

また、いなべ市では、クマは危険な動物と勘違いされているようですが、人間よりもずっと平和愛好家です。その誤解はときたいです。

以前、誤捕獲されたクマを約600頭近く放獣してきたという放獣のプロに話を聞いたことがあります。

クマはとても賢いので、放獣したクマは、100%、元いた山奥に逃げ帰ったそうです。

人家の方へ逃げたクマはこれまでゼロだったということです。

担当者のみなさん、ご参考になさってください。

 

くまもり親子自然農その1、田植えをしました! 次回自然農は、6月24日の草取りです☆

2018年6月10日、三田市の小柿という所で、田植えを実施しました。当初、6月3日に実施する予定だったのですが、苗の生育が遅れたので、1週間延期しました。急な日程変更だったので、参加者が減らないか心配しましたが、おかげさまでたくさんの方にご参加いただくことができました!

 

子供たちは田植えが始まる前から生き物を探すのに夢中です。何か捕まえたのかな?

初対面でもすぐ仲良くなりますねー☆

 

三田市小柿は西宮市の本部事務所から車で一時間ほどですが、緑あふれる田園地帯で本当に気持ちの良い所でした。

田んぼまで歩いて行きます。

 

今回、肥料も農薬も使わない生き物たちと共存する自然農を指導してくださるのは坂本さんです。自然農は、全ての生き物たちと共存するという熊森の自然観そのものの農業版です。熊森は、人類が生き残るためにも、森造りだけではなく、あらゆる分野に、この自然観を広めて行きたいと考えています。

 

稲の苗は立派に成長していました。

 

最初は恐る恐る泥田に入っていた子供たちも、すぐに慣れました。

 

もちろん田植えも手伝ってくれましたよー。

 

1本1本大切に植えていきます。すくすく育ってね☆

 

 

大人も一緒に田植えをします。前から見るととてもきれいに植わっていますね。

 

こちらは泥が気持ちよくてたまらないようで、足に泥を塗り始めた子供です。(笑)

 

きれいに苗を植えていくためには、本来は下の写真の奥の方にある六角形の木の骨組みを転がしていきます。泥についた跡を目安に植えていくのですが、この日は水が多すぎて跡がつきませんでした。そこで、竹の棒でだいたいの場所を決めて植えていきました。

ついに田んぼに座って植え出した子供(笑)

 

みなさん、思い思い楽しんでくださっています。

 

この日は高確率で雨が降る予定だったので、午前中のうちにみんなで記念撮影しました。きれいに植えられてみんな大満足です!

 

お昼ご飯は、坂本さんのお宅でいただきました。農作業をされているお米の勉強会のみなさんが作って下さいました。赤エンドウ豆のおにぎりと、お醤油の搾り粕で作った具だくさん汁、冷ややっこなどのマクロビ食でした。シンプルですが、とてもおいしくて、何度もおかわりをしてしまいました。

 

午後からは、子供たちは、本部環境教育担当者に連れられて、生きもの探しに出かけました。大人たちは田植えの続きです。みなさん泥田の気持ちよさを感じながら楽しく作業していきます。

午後から頑張ってくださった大人チーム

 

一方、子供たちは、「これはなに?」「こっちにもいそう!」「あっ、逃げられた!」

元気に駆け回りながら、生きものたちとの出会いを楽しんでいました。

ゲンジボタルがいました。昼間も光っていました!

 

コオイムシ。小さくても、卵を守る立派なお父さんです。

トノサマガエルとツーショット☆
子どもたちは、生きものたちとすぐに仲良くなります。

 

生きもの探しの中で、様々な自然体験がありました。

ヤマグワを試食したり、サンショウの香りをかいでみたり。

 

最後は、みんなで生きもの探しの報告会です。

ひとりひとり前に出て、今日の成果を発表してくれます。

子どもたちがこの日出会った生き物は、23種類!

 

それぞれの自然体験を語る、子どもたちのきらきらした表情に、

お父さんお母さんも、ニッコリ笑顔でした☆

 

自然農を勉強したい、子供たちに自然の中で生きものや泥遊びをさせてみたかったなどなど、みなさんいろいろな動機で参加して下さいました。大人も子供も楽しんでいただけたようで、とても良い一日でした。

 

次回のくまもり自然農その2は、6月24日(日)で、草とりです。

もちろん、田植えに参加できなかった方も、ご参加いただけます。

子供チームはまた生きもの調査をする予定です。

たくさんのご家族にご参加いただきたいです。

もちろん、大人だけの参加も大変心強く、熱望します。

参加応募がまだの方は、熊森本部まで早めにお申し込みください。

 

 

 

 

 

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