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4月23日 本部森再生チーム 植樹地のネット補修

朝からのあいにくの大雨にもかかわらず集まってくださった8名で、兵庫県宍粟市のくまもり植樹地に行ってきました。植樹地を囲むシカよけ用ネットが雪の重みで一部倒れてしまったのでそれを補修するためです。
現地は桜が見ごろでした。木々の新芽や花が出始めていました。

(キブシの花)

苗木たちは大丈夫だろうか。
残念ながらシカに食べられてしまった苗木がたくさんみつかりました。・・健気に葉を出し始めている苗木、まだ硬そうな芽の苗木もありました。

(ヤマボウシの苗木)

今年の珍しく多く積もった大雪の重みで、シカよけネットが支柱もろとも倒れてしまったのです。
今日の倒れたネットの支柱起こしは、4月10日に続いて2回目です。うれしいことに午後からは雨もやみ、2班に分かれて、支柱を補強したり、ネットを張り直したりしました。

午後は、本部事務所で育ててきたクヌギの苗木20本の、ミニ植樹会。

その後、近くのくまもり植樹地や皮むき間伐実施地を調査しました。

昨年、山の実りは大凶作でした。兵庫県では食料を求めて人里に出て来たクマが70頭も有害駆除されてしまい、熊森にとってはとても悲しくくやしい年でした。今年はスギの花もたくさんついていたから、ブナ科の植物の花も多いはずですが、心配でした。
自然林が残っている所に行ってみました。コナラやミズナラの花はまだ出ていませんでしたが、イヌブナが感動するほど大量に花をつけていました。

(イヌブナの花)

写真では少し分かりにくいですが、丸い玉のようなものが雄花、飛び出た棒の先に小さな丸いものが付いているのが、雌花です。
地元の方が、「イヌブナがこれまでこんなにたくさん花をつけたのは見たことがない。この秋、イヌブナは大豊作になるだろう」といっていました。
よかった。嬉しいです。

今後の森再生活動の日程はこちらよりご覧ください。
これからいよいよ森再生野外活動の本格的なシーズンに入っていきます。森再生チームでは、多くのみなさんのご参加をお待ちしています。

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