くまもりNews
3月16日 福島原発の現況については、ぜひ、原子力資料情報室の情報を参考に!
- 2011-03-17 (木)
- 東北大震災・福島原発
【ベルリン=三好範英】ドイツでは、福島第一原発の爆発や火災などに関する日本政府の対応について、不信感を強調する報道が目立っている。
被災地で救援活動を行っていた民間団体「フメディカ」の救援チーム5人は14日、急きょ帰国した。同機関の広報担当者シュテフェン・リヒター氏は地元メ ディアに対し、「日本政府は事実を隠蔽し、過小評価している。チェルノブイリ(原発事故)を思い出させる」と早期帰国の理由を語った。
メルケル首相も記者会見で「日本からの情報は矛盾している」と繰り返した。ザイベルト政府報道官は、「大変な事態に直面していることは理解している。日 本政府を批判しているわけではない」と定例記者会見で釈明したが、ドイツ政府が日本政府の対応にいらだちを強めていることは間違いない。
原子力資料情報室ホームページ
独メディア「日本政府は事実を隠蔽、過小評価」
3月16日 全国都道府県は、被災者や被災動物の受け入れを!
- 2011-03-17 (木)
- 東北大震災・福島原発
テレビで毎日、被災者の皆さんの様子を痛ましい気持ちで見ています。救援物資もなかなか届かないようで、被災者の皆さんに疲労の色が濃くなっています。熊森として、関西など被害を受けなかった都道府県の公的施設に被災者の皆さんや被災動物を引き受けてしばらく滞在していただくという案を思いつきました。
全国の知事さんにお願いしようと思っていたら、さっそく、大阪の橋下知事さんが、被災者の大阪引き受けを発表されました。全国の知事さんに後に続いてもらいたいです。
対策にはいろいろあり、それぞれ一長一短がありますが、近くに来ていただいた方がわたしたちも支援しやすいです。子供達も学校に行けます。
3/16 被災犬を取り上げたメディア
- 2011-03-16 (水)
- 東北大震災・福島原発
震災被害地では、動物保護団体などが早速動き始めて下さっているようですが、仙台市荒浜に取り残されている犬たちがいると、本部にメールが入りました。
今回の地震・津波では、多くの人間とともに、多くの動物たちが被災しています。しかし、テレビニュースに出てくるのは、被災した人間だけ。(人間中心主義文明は滅びるというのに)同じようにこの国に生き、同じように被災した動物たちにも目を向けてくださるメディアはないのかと思っていたところ、取り上げてくださったところがあることがわかりました。ありがとうございます。胸が痛みます。
熊森は、被災者の皆さんにはもちろんですが、奇跡的に命を取り留めた動物たちにも、水と食料を届けてやりたいと思います。このような活動をして下さるところはないだろうかと探しています。
後日、この2頭も含め、16頭の犬が保護されたと、連絡が入りました。とりあえず、ほっとしています。
3/15 福島原発は今、政府は本当のことを福島県民と国民に
- 2011-03-15 (火)
- 東北大震災・福島原発
福島県原発は今、本当はどのような状態なのか。今後予想されることは?福島県民や国民はどう対処すべきなのか?関東地方から関西の親戚や知人を頼って、すでに何人かが福島原発の最悪の事態に備えて避難してきておられます。政府や東電の発表への不信の声が高まっているなかで、熊森本部では、より信頼できる情報源はないかとみんなで探し回りました。そして見つけたのが以下です。人間には予測できないことや分からないことでいっぱいですが、以下のサイトをご参考にしてください。
原子力資料情報室 ホームページはこちら
なお、放射性物質が降下する恐れのある地域では、イヌ、ネコなどのペットたちも必ず室内へ入れておいてあげてください。
3/15 熊森活動予定、大幅に延期または中止
- 2011-03-15 (火)
- くまもりNEWS
熊森兵庫県本部事務所では、東北大地震で被災した人間や動物たちのために、被災しなかった地域にある熊森が、今、何をなすべきか連日、真剣に考えています。阪神大震災の時、森山会長は、被災しなかった地域の学校をしばらく休校にすべきだと強く感じたといいます。水、食料、医療などのライフラインにかかわる仕事についておられる方は、普段以上に仕事に励んで頂かなくてはなりませんが、教育公務員など不急の仕事についている人たちは、自らまたは可能なら、生徒たちを連れて隣接する被災地の救援に駆けつけるべきだったということです。
今回、延期または中止することのできる熊森活動は延期または中止することになりました。その分、被災されている人や動物たちに何かしていこうと考えた結果、まず福島原発の危険性を正しく報道しているところを手分けして探し出し、福島県民に伝えようということになりました。
3月12日 東北大地震で被災されている皆さんにお見舞い申し上げます
- 2011-03-12 (土)
- 東北大震災・福島原発
東北大地震で被災されている多くのみなさん、犬や猫などの飼育動物たち、野生動物たち、心からお見舞い申し上げます。亡くなられた方々、被災されて寒い中救援を待っておられる方々、テレビで見ておりますが、痛ましい限りです。
本部では昨日、くまもり会員の皆さんの安否を確かめようと、宮城県会員から電話をかけ始めましたが、全くつながりません。被災地のみなさんにどうか一刻も早く救援の手が届きますよう、お祈りしています。
4月16日(土)山形県支部総会開催!
4月16日(土)13:30より、山形国際交流プラザ「ビッグウイング」にて、山形県支部総会が開催されます。
群馬県川嵜支部長が出席し、群馬県支部の実践活動についてお話していただきます。
また、去年の山形県での活動のご報告を行なうとともに、
今年一年の活動について、多くの方と意見交換を行なう予定です。
会員・一般、山形県民・他県民、どなたでもご参加していただけますので、
ぜひお越しください!
■日時 2011年4月16日(土) 13時30分~16時00分
■会場 山形国際交流プラザ「ビッグウイング」4F研修室
990-0076 山形市平久保100 TEL:023-635-3100
■内容 (1)群馬県支部の活動に学ぶ
(2)この一年間の支部活動の報告
(3)支部決算の報告
(4)特定鳥獣保護管理検討委員会報告
(5)今後の活動について
(6)その他
森林組合員が語る日本の森の現状
- 2011-03-11 (金)
- 林業
3月26日に日本熊森協会本部にて阪神南地区・神戸地区の合同定例会があり、講師として森林組合の方が約2時間お話し下さり、参加者一同、大変参考になりました。
以下、当日の内容をまとめたものです。
●<補助金漬けの森林組合>
本来、森林組合は、組合員(山林所有者)からの委託により山林の手入れを引き受け、組合員は搬出した木材の販売利益から組合に作業費として一部を支払うことで成り立つ。しかし、国産林業が成り立たなくなった今、現在は行政からの補助金を頼りに存続しているのが実情。このような事態になっているというのに、森林組合は一般企業なら当たり前の「営業」努力もせず、公務員と同じ体質になっている。
●<過酷な作業現場>
海外から大量に木材が輸入されるようになり、日本でのスギ・ヒノキ材の市場価格が低下。森林組合では、高い人件費を支払うため、作業効率を上げることによって対抗。1日で100本の木を切り倒すようになどのスピードが、森林組合員に求められている。そのため間伐作業現場では事故が絶えず、年間、何件もの労災事故が発生している。
●<森林法の一部を改正する法律案(2011年3月末国会で審議中)に絶望>
改正案は、拡大造林の後の拡大路網(木を伐り出すための道路造り)を全国で一気に進めようとする「森林・林業再生プラン」(林野庁)を推進するためのもの。しかし、急斜面の多い日本の山では、新たに林道を作っても、雨雪によりそこから山がくずれる。常にメンテナンスが必要となる。現在林道がない場所の多くは、急斜面や山の尾根で、林業に適していない所が多い。そんなところに林道を作っても、作業は困難、採算も取れない。現場を知っている人なら容易に理解できるはずだ。「森林・林業再生プラン」で、5~10年後に日本の森林ははもうぼろぼろになってしまうだろう。日本の森林法は、戦後の施行から大幅改定がなされておらず、環境への配慮がない。森林組合で働く多くの人たちは「これで日本の森は、もう終わりだ」と感じている。
●<見習うべきドイツの森林法>
ドイツでは、国内北部に比べて南部の方が標高が高く傾斜がきつい。そのようなところには補助金が増額されるなど、地域に沿った法律になっている。樹木の管理も樹径で行なわれるため、個々の山林に応じた作業ができる(日本は樹齢で管理するので、地域差に対応できない)。また林業従事者の教育も行き届き、自然環境に対する配慮が現場作業員にも徹底している。
(看板の内容)「森林は、降った雨や雪などが一度に流れ出るのを防ぐとともに、地下水として貯え、徐々に流出させることにより、雨 が降らないときでも川の水が涸れないようにする働きをもっています。このような森林の働きを特に発揮させるために指定されているのが、水源かん養保安林で す。」
●<「水源かん養保安林」の驚くべき実態>
「水源かん養保安林」の実態が、一面に針葉樹の人工林ということはよくあること。森林組合が、行政から頼まれて、ここの森林整備をしている。
皮肉なことに、ここでは保安林以外の場所が、多様な植物に覆われて豊かな植生を保ち、高い保水力を誇る。
●<森林組合員たちに期待できない>
公務員化してしまった森林組合員たちには、現状に対して声を上げ立ち上がる意志は、もはやない。森林組合は林業はするが、森は守れない。日本の森の危機を多くの国民に伝えたい。自然保護団体に期待したい。
森林・林業再生プラン(林野庁、平成22年2月)
http://www.rinya.maff.go.jp/j/seibi/sinrin_seibi/pdf/4.pdf
森林法の一部を改正する法律案(農林水産省、平成23年3月1日)
http://www.maff.go.jp/j/law/bill/177/index.html
クマと共生、ドングリの森基金創設で条例案 (岡山県美作市)
- 2011-03-04 (金)
- 岡山県
< 以下、読売新聞からの情報です。素直に喜びたいと思います。>
昨年秋にツキノワグマの出没や捕獲が相次いだ岡山県美作市は、クマとの共生や自然環境の保全を目的にした「ドングリの森基金」を創設する条例案を、2日開会した市議会に提案した。
市内の山林を針葉樹から広葉樹に転換することで、熊の餌ドングリを増やし、二酸化炭素の吸収を促して地球温暖化防止にも一役買う。
基金の財源は、県内外から寄せられた寄付金39万円と市の予算1000万円。同市真殿の市有林(約10ヘクタール)の杉やヒノキを伐採後、基金の利子や伐採した木材の売却益を活用しながら広葉樹に転換していく計画だ。
同市では、北部を中心に昨年10月頃から熊の目撃が相次ぎ、昨年11月末までに45頭が捕獲された。同情した久米南町の女性が13万円を寄付したのをきっかけに、市内や大阪市の主婦ら計11人が「保護に役立てて」と寄付金を寄せていた。
安東美孝市長は「保護を願う熱い思いの寄付をいただいた。基金を希少動物との共生、山林の再整備に向けての第一歩にしたい」と提案理由を説明した。
(2011年3月3日19時49分 読売新聞)
今年度2回目!9年連続実施校で環境教育
- 2011-03-01 (火)
- _環境教育