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くまもりNews

2月26日鳥取市での熊森顧問宮澤正義先生講演会に70名

今年1月84才になられた長野県の宮沢正義先生。元気いっぱい、全国熊森支部を長時間講演、長時間質疑応答にまわってくださっています。本日さっそく、先生から本部に、講演報告書が届きました。今回の鳥取市講演には、クマ生息地の地元の方々や役場の方々も多く参加され、大変好評だったようです。写真が届き次第、アップさせて頂きます。宮沢先生は、3月は山梨県支部で、4月は関東支部で、それぞれ講演が予定されています。先生に、今後も全国各地をまわっていただきたいですね。

2月25日愛知県大村秀章知事に要望書

就任直後の愛知県大村秀章知事に知事公邸で15分間の面会時間を頂くことができました。熊森本部スタッフ3名愛知県会員2名計5名でお会いし、愛知のクマと森の保全についてお願いした後、要望書を手渡しました。解答を頂けるということで、楽しみです。

2月23日 初の教会での熊森講演会(東京大岡山)

これまでいくつかのお寺に呼ばれて熊森講演会をもってきました。今回は初めて、教会での講演会でした。皆さん、最後まで熱心に聞いてくださいました。5万人会員を目指して突き進むことになった熊森は、これを機会に、教会でもどんどんお話しさせて頂こうと思いました。今回の講演でお世話になったみなさん、本当にありがとうございました。

奥山水源の森保全・再生議員連盟第2回勉強会

2月22日、第2回勉強会が衆議院第2議員会館第4会議室で持たれました。講師は、広島大学大学院生物圏科学研究科教授、中根周歩先生。「人工林の適正(強)間伐が土壌、流域保水威力に及ぼす効果の科学的検証」という演題でお話しいただきました。議員と議員秘書、合わせて今回も40名の方がたがご出席されました。先生の誠実なお人柄と明快なデータ、その分析に、参加された議員の方がたは、「よくわかった。納得できた」と喜んでおられました。どんどんと、議連勉強会が進んでいきます。議連所属議員も63名にまで増えてきたそうです。次回の議連勉強会は3月15日(火)です。

2月19日 熊森主催「森・動物・人を守る県民のつどい」(西宮市民会館)に108名

今回初めて「奥山水源の森保全・再生議員連盟」の議員と熊森のコラボによる兵庫県民のつどいが実現しました。今回登場して下さったのは、現在、議連事務局長として大活躍して下さっている石井登志郎衆議院議員です。熊森会員、石井議員支持者、一般市民など、芦屋市民・西宮市民を中心に108名が参加してくださり、みなさん最後まで熱心に耳を傾けてくださいました。会場の反応は大変好評で、次回からはぜひマスコミに来ていただくべきだというある参加者の感想に、一同深くうなずいておられました。

「議員を自然保護に動かせるかどうかは、皆さん方選挙民次第です」会場を笑わせながらも、誠実いっぱいに語る石井議員の30分間講演。こんな議員もおられたのか・・・一同興味深く聴き入っておられました。熊森国会担当スタッフからは、今国会が取り組んでいる「森林法」改正についての熊森見解の説明やロビー活動の報告がありました。

第2部は、2010年度兵庫県絶滅危惧種ツキノワグマ70頭捕殺報告とその究明へです。捕殺された70頭のクマの中には、こぐまも7頭いました。猟友会員でも、こぐまは殺せないという方が結構います。兵庫県森林動物研究センターの専門員(県庁職員)や県民局担当職員がこぐままで殺していたことに、みんなショックを受けていました。昨年秋、同じ状況に陥った岡山県での捕殺はゼロ、滋賀県での捕殺は9頭です。いかに兵庫県が捕殺に走ったかが、わかります。
また、熊森本部からは、クマを殺さなくてもクマ問題を解決する方法があるのに、論文を書きたい研究者がクマの解剖を相当数望むことや、兵庫県のマスコミがこのような重大な事実を報道しようとしないこと、行政とつながっている研究者たちのクマ生息推定数の過大算出法の問題点などを指摘しました。この情報過多社会の中で、操作された大本営発表ばかりが突出し、大切な真実が報道されないことに、一同危機感を募らせました。

最後に、若グマ隊の19歳大学生が、「このような会に、もっと若い人たちが参加してほしい。次回の集まりには、子供さんやお孫さんも誘って是非ご参加いただきたい」と訴えると、会場から大きな拍手が沸き起こりました。

奥山水源の森保全・再生議員連盟第1回勉強会

第1回勉強会が衆議院第2議員会館第3会議室で持たれました。講師は、世界的な環境考古学者安田喜憲先生。「森を守ることは未来を守ること」という演題でお話しいただきました。議員と議員秘書、合わせて40名の方がご出席されました。ご講演の中で、先生が、政治家としてすばらしいと讃えられたのが天武天皇です。参加して下さった議員のなかに、たまたま天武神社の方がおられ、大いに沸きました。

安田先生は現在NHK経営委員会委員長代行として超多忙な日々を送られています。その合間を縫ってのご講演でした。安田先生は、森を守ることがなぜ必要なのか、これ程の大学者でありながら参加された方々に、声を張り上げて全身で必死に話されていました。お話の内容ももちろんですが、先生の本気さに深い感銘を受けました。

国内森林の47%を占める保安林 実際、保安林はその役目を果たせているのでしょうか

 日本国内の森林のうち、47%が保安林に指定されています。保安林に指定されると、自由に木を伐れなくなりますが、固定資産税が減免されたり、間伐費用が公費で補助されるなど有利です。分収造林地には、ちょうどいい制度です。保安林に指定するための項目は17ありますが、水源涵養目的が71%、土砂流出防備目的が19%で、このふたつで保安林面積の90%を占めています。一体、保安林とはどんな山でしょうか。
 一般的には、保安林といえば広葉樹の自然林を想像される方が多いと思います。しかし、実態は、保安林の多くはスギなど針葉樹の人工林なのです。
 福島県で水源の森づくりが実施された場所の写真を会員が送ってくれました。元々広葉樹の自然林(写真①)だった場所をスギの人工林(写真②)にすることが水源の森づくりで、写真の山も保安林に指定されていました。(針葉樹の造林地の看板(写真③)には、水源林をつくる緑資源造林とある。)
 森林法の改正で、今後も林業用地として使用する保安林は強度間伐を入れて下草が生えるように整備し、林業に使えそうにない保安林は本来の広葉樹の自然林にもどすと決めれば、森の動物たちが大喜びするだけではなく、本当の意味で、水源涵養、土砂流出防備になります。


(写真①)


(写真②)


(写真③)

山形県支部長の投書が朝日新聞に掲載!

八木山形県支部長の投書が、2月22日付け朝日新聞「声」の欄への掲載されました!
八木支部長は先日山形県のクマ春季捕獲中止などを求めて要望書を提出するだけでなく、一人でも多くの方に現状を知っていただくために投書も行っていたのです。
熊森ではあちこちでこのような声を上げていくことを求めています。

*山形県支部ではクマ春季捕獲中止の要望書賛同署名を集めていましたが、2月16日を持って受付を終了致しました。 たくさんの方にご協力いただき、誠にありがとうございました。

「クマ捕殺 根本的な解決にならぬ」

自然活動指導者 八木 文明 
(山形県長井市 57)

 昨年は全国的に山の実りが少なかったせいか、クマの出没が相次いで人身事故も多発。農作物の被害もかなりの額に上ったと聞く。そうした状況下、県内では今年度220頭のクマが捕殺された。県内の推定生息数の10%超だ。  山形では今世紀の10年間で約2300頭のツキノワグマが捕殺されたことになる。クマはブナ、ミズナラ、コナラなどの広葉樹の森に依存して生きている。しかしそれらの実は毎年豊作というわけではなく、豊凶の差が大きい。  私は、クマの人里への出没の背景に、開発や酸性雨などによる森林環境の変化があると考える。さらに数年前から低山では「ナラ枯れ」、標高の高いブナ帯ではブナの「葉枯れ」が進行している。原因が解明されたわけではないが、里山の荒廃や農薬使用などが遠因という説もある。  豊かな森林を守ろうと、植樹などささやかな活動を仲間たちと続けているが、モグラたたきのような捕殺は控えてほしいと願っている。根本的な解決にはならないからだ。しかし願い空しく、県は来年度の捕獲数の上限を今年度より11頭多い229頭とする方針を固めた。極めて残念だ。 

21世紀 月1回は大地に寄り添う暮らしに戻ろう 参加者募集 2011年くまもり自然農塾 (会員・一般)

今年から、くまもり自然農は、より広くみなさんに学んでいただけるよう、新たに「くまもり自然農塾」として開講します。
自然農を学びながら、他生物と共存する持続可能な文化を、一緒に広めていきませんか。
詳細はこちらのページをご覧ください。

森からの滋養ゆたかな湧き水を使って、肥料や農薬を使わず、耕さずに作るお米。
これまで、くまもり田んぼ見つけた生き物なんと80種!草や虫たちと一緒につくるお米つくりを、ぜひ実際に体感してください。

お申し込みは、くまもり本部事務局まで、メール、ファックス、お電話にて。
ご応募、お待ちしております。

参加者募集 2011年本部・森再生チームミーティング(会員・一般)

日ごとに暖かくなり、いよいよ森再生実践活動の季節がやって来ます。
共に現地で実践活動をしながら、森林の現状を理解し、豊かな森再生の動きを広めていきませんか。
まずは来る3月6日(日)、日本熊森協会本部3F会議室にて、本部・森再生チームのミーティングを行います。
会員・一般、どなたでも興味のある方は、ご参加可能です。

内容:
今年の活動の計画立案
(皮むき間伐、植樹地メンテナンス等)
くまもりの目指す森再生についての勉強会、など

日時・場所:
3月6日(日)AM10時~12時
日本熊森協会本部3F会議室にて

お申込・お問い合わせ先は下記まで。
ご家族、ご友人をお誘い合わせの上、是非ご参加ください!

日本熊森協会 本部事務局
兵庫県西宮市分銅町1-4
電話:0798-22-4190
メール:contact@kumamori.org

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