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カテゴリー「くまもりNEWS」の記事一覧

3月12日 森田俊和議員、衆議院環境委員会でクマ問題について森の視点から質問

3月12日、令和6年衆議院第2回環境委員会で森田俊和衆議院議員(埼玉県、立憲)がクマと森について質問されました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(要旨)文責熊森

森田俊和衆議院議員 熊について森の視点から質問させていただきます。

山で生息してきた動物たちが、里地里山やもうちょっと住宅が密集しているようなところにまで下りてきてしまって、ひどい場合には人身事故にもつながるというのは非常に不幸なことです。私は、対症療法的なところよりも、少し根本的なところをお尋ねをしてみたいなと思います。その根本原因の一つとして言われているのが、山が、森が痩せてしまっているということです。

日本の国土の三分の二が森林であり、そのうちの四割以上が杉、ヒノキの人工林だと言われております。熊の食べ物は人間が森に入って食べるものとそんなに変わらないと思うんです。春になればフキが出てきたりとか、若い芽、葉っぱが出てきて食べたり、あるいは、夏になれば、いろいろな虫を食べたりとか、秋になれば、ドングリとかいろいろな木の実だと思いますけれども、いずれにしても、杉、ヒノキだと、熊やほかの動物たちが食べるものがどうしてもないという状況になっていると思います。

また、山深いところと人が住んでいる場所の間にも、きちんとした自然の植生に近い森を用意するということも必要なんじゃないかなと思います。

 

伊藤環境大臣 委員御指摘のように、奥山というのは大事ですね。

環境省としては、奥山等において熊類の保護を図るための①保護優先地域、あるいは、人身被害等の防止を図るための人の生活圏、それらの間の緩衝地域を設定し、それぞれの地域に応じて適切に管理を行うゾーニング管理、これを引き続き進めていくという方針でございます。

 

舞立大臣政務官 令和三年の六月に閣議決定しました森林・林業基本計画におきまして、多様で健全な森づくりを推進することとしておりまして、森林整備事業において針広混交林や広葉樹林の造成への支援を行うとともに、例えば、②森林環境譲与税を活用して、住民の要請に応じた針広混交林や広葉樹林の育成も図っているところでございます。

 

 

環境省回答に対する熊森見解

①奥山を本当にクマ保護優先地域にするのなら、奥山でのシカ・イノシシ捕獲用のくくり罠設置を禁止すべきである。
シカ・イノシシ用の罠といっても、くくり罠にはクマ、カモシカ、キツネ、タヌキなどいろいろな動物が皆かかる。錯誤捕獲は罠設置者の責任で放獣すると決められているが、放獣は大変なので、実際にはほとんどが殺処分されるか放置されて死に至っている。罰則無し。
兵庫県の場合はクマに関しては放獣されているが、指や足首が欠損したものが一定数見られる。以前、くくり罠は足を失うなど、どの動物にとっても残虐過ぎるので、熊森がくくり罠禁止を強く環境省に要望したことがある。
その時、環境省は、今、くくり罠を禁止することはできないが、罠の直径を12センチ真円に規制するので成獣グマは掛かりにくくなる。これで様子を見てほしいとの回答をされた。しかし、すぐに、長野県から、短径が12センチであれば長径は何センチでもいいとの規制緩和が始まって、多くの県で現在、弁当箱型と言われる規制緩和されたくくり罠が使用されている。その結果、錯誤捕獲されるクマが多数生まれている。国にはこの実態を何度も訴えているが、環境省からの改善策はいまだなし。
第一、奥山は野生動物優先地域であるから、いかなる動物に対しても、罠を掛けるべきではない。どうしてもシカを排除しなければならない場所があるなら、罠ではなく、祖先がしていたように、柵かシシ垣で排除すべきである。

 

②国は市町村に、樹種転換を指導する必要がある。熊森の強い訴えで、森林環境譲与税を使っての針広混交林化や広葉樹林化は、確かに可能になった。問題は、市町村職員に山のことがわかる者がいなくなり、そのような事業に取り組もうとするところがほとんどないことである。ある市を訪問したらそこの担当職員たちに至っては、子供の時からずっとあったスギ・ヒノキの人工林を、自然の山だと皆勘違いされており、針広混交林化や広葉樹林化に向けての意識が全くなかった。行政は私たちのように長年各地で森再生に携わってきた民間の自然保護団体と協力して、具体的な施策を進めていただければと願う。

 

 

その他 冷温帯の下層植生は、シカに食べられると再生できない。奥山にシカを誘導する結果となっている奥山観光道路を閉じるべきである。

 

3月12日 篠原孝議員、衆議院環境委員会でクマの指定管理鳥獣化について質問

3月12日、令和6年衆議院第2回環境委員会で篠原孝衆議院議員(比例北陸信越ブロック、立憲)がクマ指定管理鳥獣化に関する質問をされました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

質問中の篠原 孝議員

 

(要旨)文責熊森

 

篠原委員 次に、熊問題です。 環境省は中央環境審議会の下に東京農業大学の山崎晃司先生を座長に検討会を三回開いて、それを受けて検討して、四月中にはクマを指定管理鳥獣にしていくという方針だそうですが、その後どのように扱っていかれるおつもりか。

 

伊藤信太郎環境大臣 環境省では、昨年の熊類による深刻な被害状況を受けて、専門家による科学的な検討を経て、①ゾーニング管理、広域的な管理、順応的な管理の三つの管理を推進しながら、熊類の地域個体群の維持を前提としつつ、人の生活圏への出没防止によって、人と熊類の空間的なすみ分けを図ることとしました。

環境省では、クマ指定管理鳥獣化に対するパブリックコメントを二月十三日から開始しておりまして、国民の皆様の御意見を伺った上で、絶滅のおそれのある四国の個体群を除き熊類を指定管理鳥獣に指定する手続を完了したいと考えております。

熊類を指定管理鳥獣にすることで、②熊類の生態等の調査やモニタリング、人の生活圏への出没防止のための環境管理や必要な捕獲、人材育成等、都道府県の状況に応じた効果的な対策を講じることが可能となります。

他方で、熊類は、今御指摘がありましたが、既に指定管理鳥獣に指定されているニホンジカ、イノシシとは繁殖力、個体数の水準、被害の状況が異なることから、③捕獲に偏らない総合的な対策が必要とも指摘されているところでございます。

 

篠原委員 熊は、生態系上も非常に大事な動物です。長野県の山は、だんだんだんだん栄養分がなくなってきています。シベリアの森林が何であんなに豊かかというと、アムール川にダムが一つもないからです。サケやマスや、百種類ぐらいの魚が(海から川へ産卵のために)上っていく。それをまず熊が食べる。(産卵を終えたサケやマスは)死んでいく。(山の中は)サケの死体だらけなんですが、あっという間に鳥や獣に食べられてなくなる。④この海の養分が森に戻る循環がなくなっているんですよ。だから、熊はやたらに殺しちゃいけないんですよ。生態系の循環を担っているんですよ。ちゃんといてもらわなくちゃいけない。
このところの兼ね合いが難しいんです。何が大事かというと、私は人材が圧倒的に不足していると思うんです。田舎の市町村はお金がないですから、県が、⑤県庁にきちんとした熊の専門家を置くべきです。環境省も、都道府県に出向して熊の専門家を養成してください。

 

伊藤環境大臣 委員御指摘のとおり、専門的な知見を有する人材の確保、育成が不可欠でございます。

 

篠原委員 環境省だけでは無理だと思います。全省庁を挙げてやらなくちゃいけないです。

 

朝日健太郎環境大臣政務官 令和二年(2020年)十月にクマ被害対策等に関する関係省庁連絡会議(農林水産省、林野庁、警察庁及び環境省)を設置しております。

 

篠原委員 農林水産省は、生産ばかりになるからいけない。環境保全というのを、今度、食料・農業・農村基本法の中にも入れ込んでいくべきだ。みどりの食料システム戦略とか。熊も緑を守っている、大事な役割を担っているんですよ。ネイチャーポジティブとか、⑥片仮名の名前をいっぱい使って環境行政をやるのは僕は反対だ。聞く人は分からないですよ、何のことか。「鳥獣保護法」の獣という言葉は「野生動物保護法」という名に変えていただきたい。獣だと、けだもの、駆除すべきものとなる。テディーベアがあるし、熊は愛きょうがあるので、世界中で愛されている。熊だって愛護しなくちゃいけませんよ。 熊を敵対視しているから熊森協会から批判されるわけですよ。(名前は大切で)、我が長野県は、恥ずかしながら、林務部森林づくり推進課⑦鳥獣対策室です。(こういう行政の部署名がいけない)

 

熊森の見解

①環境省のゾーニング管理で被害を出していないクマを守れるかもしれないと熊森も最初期待したのですが、実態は集落ゾーンに誘引物が入った箱罠を大量に仕掛け、山にいるクマをおびき出して無実のクマを大量に捕殺しています。ゾーニング管理というなら誘引物入り罠を仕掛けないことが前提でなければなりません。

②山から出てきた目の前のクマばかり見ていてはダメ。根本原因は山。根本対策は餌のある山を再生させること。

③根本的に対応が違うのなら、別の名前にすべきでしょう。クマを指定管理鳥獣に入れてしまったら、そのうち初心が忘れられてニホンジカ、イノシシと同じく捕殺強化だけになってしまう恐れがあります。

④この指摘はとても重要です。サケが産卵時に川をさかのぼってくるのは自然そのもので、海の養分を山に戻すという大切な役割を果たしていました。本州にもサケがのぼってくる川をもう一度取り戻して、森の動物たちがサケを食べられるようにしてやりたいです。直接にはクマの為ではありますが、森が豊かになり、人間の為にもなるのです。

⑤専門家と呼ばれる人なら誰でもいいのではなく、クマの心が読み取れて、捕殺に頼らない対応ができる専門家でなければなりません。

⑥まったくもって同感です。文章に英語を多用するのは本当にやめていただきたい。ここは日本国なのです。

⑦鳥獣対策などというものは、人間至上主義そのもの。人もクマも大切です。

 

篠原議員、伊藤環境大臣は永らく環境部会に属してこられた方で、これまでの日本の環境行政にお詳しく、大いに期待したいところです。
ただし、議員や環境大臣と言っても皆さんお忙しく、現場を自力で調査し続ける時間などありません。野生動物問題を考えるにあたって、現状では肩書きのある研究者や彼らの見解をそのまま流すメディアに情報を依存するしかないかもしれません。
熊森のような利権やしがらみゼロの自然保護団体の声にも大いに耳を傾けていただきたいです。

以前の山を知らない若い人たちに、今のクマ問題の根本原因は山にあることを知ってもらいたい

以下は、2024年3月2日の河北新報投書欄です。

投稿されたのは、奥羽山脈のふもとで自然農をされている船形山のブナを守る会の創設者である小関俊夫さんです。
長期に亘り奥羽山脈の山を見続けてきた小関さんは、人間活動によって、現在の山が、クマにとってどれだけ生きづらい環境に変えられてしまったのかをよく知っておられます。

今のクマ問題を正しく解決するには、過去数十年間にわたる山の変化がわかっていなければなりません。

クマ問題に取り組む若い人たちには、歴史的なこともぜひ勉強していただきたいです。

 

■クマとの共生 方策考えて 小関 俊夫 75歳(大崎市・農業)

 

クマによる人的被害防止のため、捕獲に国の支援が受けられる鳥獣保護法上の指定管理鳥獣にクマが追加されます。山の神だったクマが邪魔者にされました。

 

クマが里に出没するようになったのは、昭和50年代に始まった林野庁による拡大造林施業でブナ林が伐採され、クマのすみかを奪ってからです。それにリゾート開発が拍車をかけました。クマは安住の地・ブナ林を追われたのです。

 

登山仲間によると、最近、山でクマに出合うことが少なくなってきた、クマの生態に異変が起きているのではないかということです。人とクマのすみ分けを図るゾーニング管理が言われていますが、人がクマの領域を侵していることを念頭に議論してほしいです。

 

ブナの伐採は止まりましたが、自然再生エネルギーの名の下に、宮城、山形両県にまたがる船形連峰にも風力発電事業が計画され、森や山が破壊される恐れがあります。また、低周波音や騒音によるクマの健康被害も懸念されます。開発事業の前に、クマへの畏敬の念が大切なのではないでしょうか。

 

昨年はクマの大好きなブナの実が大凶作でした。クマは妊娠しても食物不足だと冬眠中に流産するそうです。今年はクマの個体数は減少するでしょう。クマの指定管理鳥獣追加の前に、人とクマが共生できる方策が必要だと思います。

 

春到来!とよくん、目覚めました🐾

たくさんの方からいただいたドングリや栗を食べ、昨年12月20日過ぎには冬ごもりに入ったとよくん。 例年目覚める日はお彼岸前後でしたが、 昨年、今年と少し早くなってきています。

3月3日(日)暖かな日差しの中、運動場でまどろんでいたとよくんお世話スタッフが目撃しました。スタッフを見るとご飯をおねだりし、クルミとどんぐりをもらい満足そうにしていたそうです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ寝起きでぼんやりしているとよくんではありますが、これから少しずつ活動的な様子を見せてくれるでしょう。

ぜひとよくんに会いにきてください!

   ◇◇◆◆◇◇◆◆◇◇◆◆
   「くま保護基金」のお願い
  くまもりのクマ保護活動は、クマの被害対策や人身事故のお見舞い、現場検証、保護グマの飼育費など、クマと人が共存・棲み分けができるような活動に充てられます。クマ      のことに特化した会費外のご寄付ではありますが、ご協力いただければありがたいでです。https://congrant.com/project/kumamori/5710

3月13日まで『クマの指定管理鳥獣化について』パブリックコメントにご意見を❗

ぜひ、あなたのご意見をぜひ届けてください!
指定管理鳥獣に指定し、捕殺強化を強化しようという動きを止めるため、ぜひ、パブリックコメントに意見を届けてください!下記の日本熊森協会の意見もご参考に。
【パブリックコメント提出方法】
住所と氏名、電話番号、電子メールアドレスを記載し(※匿名は受け付けられません)、意見と意見の理由を下記の宛先に届けてください。
こちらの書式(PDF)を使っていただくこともできます。
3月13日(水)必着
郵送の場合は、封書に「鳥獣保護管理法施行規則の一部を改正する省令案に対する意見」と件名を記載ください。
<宛先> 環境省自然環境局野生生物課鳥獣保護管理室
郵送の場合 〒100-8975東京都千代田区霞が関1-2-2
ファックスの場合 03-3581-7090
電子メールの場合 shizen-choju@env.go.jp
🐾クマを指定管理鳥獣にするかどうかだけ
2月8日に開催されたクマ類保護及び管理に関する検討会では、「クマ類は…ニホンジカ・イノシシとは、繁殖力、個体数の水準、被害の様態が異な」り、…「ニホンジカ・イノシシとは異なる支援メニューを検討する必要がある」とし、人とクマの生活圏を分けることを強調するなど、捕獲の強化に突き進むものではありませんでした。
しかし、今回のパブリックコメントでは、「クマを指定管理鳥獣にする」という省令改正案のみで、人とクマとの棲み分けをどのように進めるのか、シカやイノシシとどう違うのか、全く触れられていません。
🐾生息地復元が全く議論されていない
そもそも、検討会では、放置人工林の深刻な荒廃やナラ枯れの大発生、下層植生の衰退、昆虫の減少、大規模な太陽光発電や風力発電開発など、クマの本来の生息地である奥山の深刻な劣化は指摘されていません。クマは分布を拡大しているのではなく、奥山に棲めなくなり、人里周辺に移動してきています。クマに生息地や餌場を回復していくことは、最も重要な課題で、クマが人里へ来なくても、暮らしていける環境が残っていなければ、棲み分けは実現しません。
🐾環境整備等の人身事故防止対策の実施も未定
また、人身事故を減らすために、捕獲よりも最優先にしなければならない、集落や民家周辺の環境整備も、実際にどのように進めていくのか、過疎と高齢化で圧倒的なマンパワーが不足する地域をどう支援していくのかは全く何も決まっていません。
鳥獣保護管理法施行規則の一部を改正する省令案に対する意見  一般財団法人 日本熊森協会
🔴意見🔴
クマを指定管理鳥獣に指定せず、クマと棲み分けるための制度を創出ください。
🔴意見の理由🔴
クマによる人身事故を防ぎ、クマと棲み分けて共存するために必要なことは、捕殺強化でもなく、生息推定数の調査でもありません。直ちに、下記のために予算をつけ、地域を支援していくことが必要です。棲み分けのために総合対策を行う新たな制度を創設ください。
 人身事故や農作物被害を防ぎ、クマを寄せ付けない集落をつくるため、捕殺に頼らない環境整備等の対策を行える専門員の市町村への配置
 クマの本来の生息地・餌場である奥山の広葉樹林の復元
 山の実りの凶昨年に集落に出ないよう、山裾にエサとなる樹を植え「クマ止め林」をつくる
 地域的な絶滅を招く恐れのある大量捕殺の抑制すること。そのために、全国に放獣体制を整備し、すぐに放獣できない場合の保護施設を設置する。錯誤捕獲が起こらないよう対策の徹底。
 大規模森林伐採を伴う奥山での再エネ開発の規制
以上

『クマを指定管理鳥獣にせず、 人とクマが遭遇しない対策を求める』緊急署名 1 万4749筆 環境省にて、環境大臣宛に提出しました

捕殺強化ではなく、棲み分けて、共存できる支援を!!クマを指定管理鳥獣にせず、 人とクマが遭遇しない対策を求める緊急署名1万4749筆 

2 月 5 日(月) 環境省にて、環境大臣宛に提出しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

環境省でクマの捕殺強化となるクマ指定管理鳥獣化ではない交付金をと訴えた熊森会長と支部長ら

 

日本熊森協会は、クマをシンボルに野生動物たちのつくる水源の森の保全・再生活動に 28年間取り組んできた実践自然保護団体で、クマによる人身事故防止やクマとの共存のための実践活動にも精力的に取り組んできました。

私たちは、捕殺ではなく、クマと人が棲み分け、共存できるようにするための対策支援にこそ環境省は予算をつけるべきだとの署名を年末より集め始めました。全国の方の協力により、 1 万 4749 筆(電子署名 6385 筆   紙署名 8364 筆 ※内 514 筆は追って郵送)が集まり、本日、環境大臣宛要望書として提出しました。

クマとの軋轢が問題となっている、北海道、東北、新潟から、鈴木ひかる北海道支部長、井阪智秋田県支部長、小松淳宮城県支部長、佐藤正陽新潟県支部長がかけつけ、池田幸代埼玉県支部長、高橋英雄埼玉県副支部長とともに、共存のための支援を訴えました。

【署名での要望事項】

1 鳥獣対策専門員を市町村に配置して、クマを寄せ付けない集落づくりを行ってください。

2 奥山水源の森保全のためにも、奥山広葉樹林を再生してクマが奥山に帰れるように してください。 山の中にいるクマの駆除や、 ハチミツ等の強力な誘引物を入れた罠で、クマを山から里におびき出して獲ることはやめてください。

3 クマをはじめ多様な生物の生息地である森林を、 大量に伐採する再生可能エネルギー事業に規制をかけてください。

◆今の体制でも捕ろうと思えば、いくらでも捕れる

本来の生息地である奥山の荒廃に、昨夏の異常高温が加わり、過去にないエサ不足が起きたもようで、昨秋、東北・北海道を中心にクマの大量出没が起きました。人身事故が過去最多、クマの捕殺数も過去最多となりました。

過去に例のない大量出没で、推定生息数の 52%を捕殺した秋田県や推定生息数の半数近くを捕殺した知床の世界遺産地域など、捕殺が抑制できなくなった地域がありました。

現行の鳥獣保護管理法の体制でも、その気になれば大量捕殺は十分に可能です。

クマを現在シカ・イノシシに適用されている鳥獣保護管理法上の「指定管理鳥獣」に指定して、さらに捕殺強化できるようにしてほしいという、北海道・東北 6 県・新潟県の知事連名による要望書が、環境省に提出されています。しかし、クマは、シカ・イノシシと異なり、生息数も少なく、繁殖力が弱い動物で、これ以上の捕殺強化は地域的な絶滅を招く恐れがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

山上俊彦氏(前日本福祉大学教授 統計学研究者)提供資料

 

◆今必要なのは指定管理鳥獣による捕殺強化ではなく、棲み分けのための地域支援

いくら捕殺を強化して生息数を低減させてみたところで、クマを寄せ付けない、クマと遭遇しない集落づくりをしなければ、人身事故は無くなりません。

日本熊森協会でも、クマと人との軋轢を無くすため、近年、人身事故の防止や、クマが集落近くに出てこないような環境整備の支援を進めてきました。この動きを、北海道や東北、新潟など、クマとの軋轢に苦しむ地域にも広げていきたいと考えています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆2023 年の日本熊森協会の被害防除活動実績  兵庫県豊岡市

・活動日数:55 日(2023 年 9 月 16 日ー12 月 16 日)

うち、実働 46 日・地元行政や自治会との打ち合わせ、現地調査 9 日

・作業個所数:12 自治会、89 か所

※1 か所の基準:柿の木 1 本に対策→1 か所、草刈り 1 面分→1 か所

作業内容:柿・栗もぎ、トタン巻き、ネット巻き、柿・栗剪定、柿・栗伐採、草刈り

・草刈り総面積:3208 ㎡

・作業人数(総動員数):67 名(1 日平均 2~3 人)

・集落への侵入を防ぎとめたクマの数:約 10 頭

🐾署名提出に出席した支部長のコメント

【賛同団体一覧】

一般社団法人 JELF(日本環境法律家連盟)

広島フィールドミュージアム(代表 金井塚 務)

株式会社プレマ(愛知県)

NPO 法人 環境研究所豊明(愛知県)

加治丘陵の自然を考える会・飯能(埼玉県)

山口県有機農業推進協議会(山口県)

合同会社 Permaculture DesignLab.(静岡県)

パーマカルチャー中部(岐阜県)

トランジションタウン岐阜(岐阜県)

株式会社みどり機工(愛知県)

タネカラプロジェクト(滋賀県)

オーガニック&つながるマーケット in しが(滋賀県)

よつ葉ホームデリバリー京滋(京都府)

合同会社おかげさま(広島県)

空手道真義館広島支部(広島県)

災害支援団体 IKIMASU.広島(広島県)

廿恋の会(広島県)

三井寺「みんなの森」をともに育む会(滋賀県)

公益財団法人どうぶつ基金(兵庫県)

はかり売り gramme(福井県)

地域資源再生開発研究所(山口県)

愛知アーバンパーマカルチャー(愛知県)

NDN 新潟動物ネットワーク(新潟県)

cobin(愛知県)

平田寺(愛知県)

比企の太陽光発電を考える会(埼玉県)

埼玉県生態系保護協会比企支部(埼玉県)

クマと日本の未来を考える会(大阪府)

(株)ムサシ総合(東京都)

鈴木歯科医院(埼玉県狭山市)

武蔵野造園株式会社(埼玉県)

フリースタイルカフェオリーブ(埼玉県)

タカヒサ建機(埼玉県)

花のひとしづく(福井県)

株式会社 廣部硬器(福井県)

NPO 法人 動物実験の廃止を求める会(JAVA・東京都)

へその緒ファーム(新潟県見附市)

気仙沼の森と海を守る会(宮城県)

Lana herb(愛知県)

一般社団法人 ひらかたしっぽの会(大阪府)

株式会社 ネイチャー生活倶楽部(熊本県)

くまと珈琲(愛知県)

NPO 法人 Happy planet(愛知県)

NPO 法人ゆらゆら(大阪府)

蕎麦屋侍(長野県)

Veg For Us(愛知県)

株式会社 MS マザーズ(熊本県)

名古屋オーガニック給食審議会(愛知県)

ママエンジェルス愛知(愛知県)

㊗ くまもり 秋田県支部が誕生 ❗ 秋田からも、水源の豊かな森を守り、クマと共存する流れを

昨年、クマの大量捕殺が起こった秋田県。本当にこのままでよいのか、森を再生し、共存の流れをつくれないかと集まった方々で、日本熊森協会の秋田県支部が1月16日に発足しました!!

🌟井阪 智  秋田県支部長より   ご挨拶🌟

🔴農業研修での体験から
24歳の時に高知県で1年間住み込みで農業研修をしていたのですが、その時にイノシシが田んぼに毎日のように入り、泥浴びをして稲を倒されたことがあります。イノシシが入らないよう鉄のフェンスで田んぼを囲っているのですが、破られた箇所をいくら張り直してもこじ開けて入ってくる。そんな攻防をしばらく続けているうちに、ふとイノシシたちにも切実な事情あるのではと思えてきました。研修が終わった後調べてみると、食べ物を分け合えたらいいんじゃないかとか、その土地の空気や水が滞っている箇所をイノシシたちは本能的に察知してそれを解消してくれていたのでは、とかそんなふうに思うようになっていました。
この時が野生動物との共生というテーマと最初に真剣に僕が向き合った時かもしれません。

🔴豊かな自然が残る秋田でこそクマとの共生を模索したい
秋田県は去年、クマの市街地への大量出没が起き、人身事故は現時点で70件と過去最高数となりました。今年度のクマ捕獲数は2200頭以上と推定生息数4400頭の50%以上に上っています。県民の関心が高まっている今こそ、秋田県らしい共生のあり方を秋田県民同士で話し合い一緒に考えていくべき時だと思います。

全国的に見ればまだ自然が豊かでクマも多い秋田県には、マタギに代表されるような人と野生動物との密度濃い関わりの歴史や文化があります。秋田県に暮らすうちにそんなことをだんだんと体感覚で実感してきました。
先人たちに学び秋田県の色々な方にお話を聞きながらなるべく現状をつぶさに把握すること、クマがそもそも山に留まって暮らすことができるような豊かなエサ資源・水源を保つ森づくりを軸に活動をしていこうと思っています。
どうぞよろしくお願いいたします。

 

1月31日締め切り❗ 署名🌟 クマを指定管理鳥獣にせず、人とクマが遭遇しない対策を

捕殺するだけでは、人身事故はなくならない
2023 年秋、北日本では観測史上初の夏の異常高温に見舞われ、山中は大凶作。秋に多数のクマが冬ごもり前の餌を求めて里や市街地にまで出て来ました。人身事故が過去最多、クマも次々と駆除され、捕殺数も過去最多となりました。
さらなる捕獲は地域的絶滅を招く
北海道と東北、新潟の知事らが、クマをさらに捕殺すべく、シカ・イノシシと同じ指定管理鳥獣に指定し、捕殺のための交付金を得ることを要望されています。しかし、クマは繁殖力が弱く、生息数もシカやイノシシとは桁違いに少なく、これ以上捕殺を進めると地域的絶滅の恐れがあります。秋田県では今年、生息推定数の50%以上のクマを捕殺しましたが、人身事故はなくなりませんでした。私たちの税金は、人とクマが遭遇しないための以下の対策に使ってください。
🍀要望内容🍀
1.鳥獣対策専門員を市町村に配置して、クマを寄せ付けない集落づくりを行ってください。
2.奥山水源の森保全のためにも、奥山広葉樹林を再生してクマが奥山に帰れるようにしてください。山の中にいるクマ
の駆除や、ハチミツ等の強力な誘引物を入れた罠で、クマを山から里におびき出して獲ることはやめてください。
3.クマをはじめ多様な生物の生息地である森林を、大量に伐採する再生可能エネルギー事業に規制をかけてください。
どうか署名にご協力ください! 締切:2024年1月末日(当日消印有効)
🌏英語版の電子署名もあります🌏
※ぜひ海外の方にも広めてください❗
🐾紙署名も可能です(こちらのリンクからダウンロードをお願いします)https://kumamori.org/…/posts/202312/%E7%BD%B2%E5%90%8D.pdf
※電子署名、もしくは紙署名については、同じ署名なのでどちらか1つしかできません。紙署名は、肉筆の手書きでお願いします。
2024年1月31日必着で日本熊森協会事務局宛に郵送してください。
〒662-0042 兵庫県西宮市分銅町1-4   日本熊森協会事務局

2023年 兵庫県豊岡市で行政・地元・熊森の3者が協力し、クマの人身事故ゼロ、捕殺ゼロ達成

これまで熊森協会は設立以来27年間、「動物たちに帰れる森を、地元の人たちに安心を」のスローガンの元、放置人工林を伐採するなどして、食べ物が豊富な奥山広葉樹林の再生活動に取り組んできました。

何度お願いしても全く動こうとしてくださらない行政に、まずお手本を示そうと思ったわけです。民間のすることですから、面積的にはしれていますが、でも、各地でかなりの面積で実施してきました。

 

早く国が保水力豊かな奥山広葉樹林再生に乗り出さないと、我が国は水源を失ってしまう。米作りができなくなる。現地を調査し続けている私たちは危機感でいっぱいです。

 

森が再生するには気が遠くなるほどの年月がかかります。

 

その間、本部は、兵庫県のクマ生息地で、集落にクマがやってこないよう、地元の皆さんと共にクマのひそみ場になりそうな場所の草刈りをしたり、クマが柿の木にやってきた時は実を採ってクマのいる山に運んだり、都市市民を中心としたボランティアのみなさんにも手伝っていただきながら、被害防止活動を展開してきました。

 

 

 

 

 

 

熊森職員+都市ボランティア+地元

 

リンゴ園にクマが入らないよう、網を張ったりクマを花火で脅したりして追い払ったり、何日間も寝ずの番をしたこともあります。

 

また、クマによる人身事故が発生したらすぐ現地へ行き、おケガをされた方を見舞い、聞き取りをして、原因を特定し、再発防止対策をお伝えしたり、実施させていただいたりもしてきました。兵庫県のみならず他県にまでこのような活動を広げたことで、実にいろいろなことを学ぶことができました。

 

 

 

 

 

 

人身事故現場の草刈り

 

行政と熊森が協力

2020年秋、豊岡市の鳥獣被害担当の職員から、数年ぶりに電話がありました。クマが集落内の柿の木に来ており、人身事故が起きそうな危険な場所がある。力を貸してもらえないか?ということでした。各所から熊森が現場でクマの被害対策に力を入れているという声を聞いていたそうです。

 

現地へ行ってみると、たくさんの方々が利用する山裾の駐車スペースの上に柿の木が反り出ており、夜間、その木の上にクマが柿を食べに来るとのことです。

「この状況、熊森さんならどうしますか?」

この時の熊森は、もうかなり力が付いていました。柿の木は約20本です。

市の担当者、地主、熊森の3者で話し合い、熊森は実を回収したり、クマが登りにくいように柿の木を剪定したり、幹にトタンを巻いたりしました。見事、クマは現れなくなりました。みなさんは、熊森のクマ被害防止対策を高く評価してくださり、今後、クマを捕獲する前に、熊森に被害対策の依頼をしていただけることになりました。本当にうれしかったです。

 

そして、いよいよ去年、2023年9月、私たちは豊岡市役所へ招かれ、市内の振興局と県の担当者、市本庁の担当者あわせて13名の行政担当者と、クマ対策会議を持ちました。

約1時間の会議で、民間団体の熊森協会と市、自治会とどのようにクマ被害対策の段取りを取っていくか話し合いました。

 

熊森本部ではボランティアと本部スタッフからなる、12名の「くまもりフィールドチーム」を作り、各種安全講習を受け、練習もしました。

 

9月は数件だったご依頼ですが、10月~12月にかけてクマが里に出て来ることが多くなり、東北ほどではありませんが、豊岡市でもほぼ毎日、人身事故やクマ捕獲の危険性がありました。

 

去年の豊岡市は、コナラのドングリなどそれなりになっており、山の実りはそれほど悪くありませんでしたが、なぜかクマたちが柿にたくさん来ていました。どのクマもがりがりに痩せているわけではなく、太っているクマもいて、食べる柿・食べない柿をクマ自身が選んで食していました。柿の木によって、味は少しずつ違います。クマたちはこの微妙な味の違いがわかるのでしょう。

 

みごと、人身事故ゼロ!捕殺ゼロ!を達成

結果、豊岡市と熊森で、12地区の89か所で被害対策を行い、人身事故0、有害捕獲0を達成しました。もちろん、地域住民や行政機関の協力があってできたことです。9月下旬~12月上旬まで55日出動したことになります。必要経費は熊森会員の皆さんの会費を使わせていただきました。

 

 

 

 

 

 

 

クマが来ないようにと熊森が大きな柿の木を伐採。地元のみなさんに喜んでもらえました。

 

最後に

根本的なクマ対策は、戦後の拡大造林や大規模林道建設などで人間が破壊してきた奥山広葉樹林の再生、及び、人間が一歩下がることによる、棲み分け復活です。(開かずの森、入らずの森の復活)

 

残念ながら、いまだに国はこの方向に動こうとしません。

 

また、近年は急激な地球温暖化によるナラ枯れや昆虫の消滅など、会設立当時には予想もしなかった奥山の劣化が猛スピードで進んでいます。人間活動による地球環境破壊によって、クマたちは本来の生息地で生きられなくなっています。本来の生息地では大変穏やかな動物ですが、餌を求めて人間のいるところに出てきた時点で、恐怖や緊張感でいっぱいになっていますから、人間から逃げようと人身事故を起こしてしまうんだろうと思われます。

 

クマによる人身事故をなくすこと、被害を軽減すること、できるだけクマを殺さずに棲み分け共存を復活させることが大切です。

クマ問題を解決するためには、環境省はクマを指定管理鳥獣に指定して捕殺強化に交付金を出すのではなく、クマに対応できるだけの専門知識のある行政職員を市町村に配置するためにこそ交付金を出すべきです。

 

林野庁の方の中には、「戦後の森林政策は失敗だった、山を大荒廃させてしまった。私たちはもうどうしたらいいのかわからない」と個人的に言われる方もいます。熊森は林野庁を責める気はありません。良かれと思ってやったことが失敗したのだから仕方がない。しかし、きちんと失敗を認めて、早く山を元に戻していただきたいです。

 

今を生きる私たちが、大型野生動物たちが造る豊かな水源の森を、全生物に、子や孫に残すべきだと思います。

そのためには、国を動かすことのできる欧米並みの大自然保護団体が、今、日本に必要です。

活動できなくてもいいので、ご入会いただきたいです。

追悼 保利耕輔議員

保利耕輔氏
保利耕輔氏

 

新聞報道によると、自民党政調会長や文相を歴任された保利耕輔元衆議院議員が11月4日、誤嚥性肺炎のため死去されました。89才でした。保利耕輔氏は政界を引退されるまで、熊森協会の顧問を務めてくださいました。まったく偉ぶらず国民に対しても謙虚で、まさに人格者でいらっしゃいました。

 

以下、新聞報道より

1979年の衆院選に佐賀全県区から自民公認で立候補し、初当選され90年に第2次海部内閣の文相として初入閣。党国対委員長、小渕再改造内閣の自治相・国家公安委員長も務めた。
2005年の「郵政政局」で自民を離党。06年に復党して政調会長を務めた。当選12回を重ね、14年の衆院選に出馬せず、政界を引退した。

 

<熊森からの追悼>

 

初めてお会いしたのは2002年でした。初対面の私たちに、大変丁寧に1時間も対応してくださり、感激しました。佐賀県の放置人工林の写真をたくさん見せてくださり、私もこの放置人工林の問題を何とかしなければならないと思って頑張ったけどうまくいきませんでしたと、肩を落として話されました。

 

話の後、突然林野庁に電話してくださり、「長官はいるか。熊森協会が来られているんだ。熊森の話をしっかり聞くんだ」と、長官を探し続けてくださいました。あいにく、長官は不在とわかり、N02の審議官ならおられることがわかると、秘書さんを付けてすぐ林野庁まで私たちを連れて行ってくださいました。

 

後で、受付の方に、「自民党の中には、見ず知らずの一国民にここまで丁寧に対応してくださる国会議員さんがおられるんですね。今日は感激しました」と、お礼を言いに行くと、「保利議員は特別です」とあっさり答えられました。私たちはラッキーだったんだと感謝しつつ、なんとか保利さんの後を継いで放置人工林の問題を解決しようと、固く決意しました。

 

この後、熊森も精いっぱい頑張り続けていますが、あれから22年、未だ何ら進展せずに今日に至っています。

保利さんがお元気なうちに、放置人工林問題解決のご報告ができなかったこと、熊森は無念です。

この問題を解決しないと、クマが奥山に帰れません。

 

しかし最近は、役場の若い担当者たちが、子供のころから見てきた放置人工林を自然林と勘違いし、これが自然だからと、何の疑問も持たなくなってきました。びっくりです。

 

熊森は、放置人工林問題に国が動き出すまで、どこまでもあきらめずに、今後も取り組んで参ります。

保利さん、今後もどうか、天から応援していてください。

最後になりましたが、当時、秘書さんにも大変お世話になりました。

心からお礼申し上げます。

 

2002年5月30日発行の保利議員とお会いした時のことをまとめた、当時の会報を添付します。

 

保利議員の記事

 

 

良かったらご覧になってください。

 

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