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カテゴリー「東北大震災・福島原発」の記事一覧

4月23日 被曝牛の終生飼育に取り組む「希望の牧場」を訪問 (福島県浪江町)

昨年、「くまもり東北応援基金」を送らせていただいた「希望の牧場」を、訪問しました。この日は強風。線量はかなり高く、若い人には高性能のマスク装着が必要です。タンクにペンキで書かれた「3・12浪江町無念」の文字が、胸に突き刺さります。しかし、まだこの時は、無念の一部しか私たちには分かっていませんでした。

各地から無料で送られてきた牛用飼料が山積みにされていました。現在、飼料は足りているということで、ほっとしました。ここの300頭の牛たちには、食べきれないほどのエサが与えられていました。

被曝牛の決死救命にただひとり立ち上がった希望の牧場吉沢正巳場長に、インタビュー。無念の意味がどんどんわかってきて、胸が痛くなりました。それにしても、この方はすごい人です。会員のみなさんには、インタビューの内容を会報でお伝えしたいと思います。

こちらを子供たちに 福島大学教員グループ作成「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」

●「放射線と被ばくの問題を考えるための副読本」

http://bit.ly/JeyOpt

こちらは、「原発推進」でもなく「原発反対」でもなく、わかりやすく内容は正確です。

3・11原発事故で全国民が学んだことは、何事も、利権まみれの専門家に任せると、とんでもないことになる。社会的意思決定は利権と無縁の数少ない専門家と正邪が判断できる感性豊かな一般国民が参加する必要があるということです。

教職員のみなさん、児童生徒への副読本は、こちらをお使いください。

文部科学省が原子力推進本 平成24年版「放射線等に関する小中高副読本」     

●放射線等に関する小中高副読本文部科学省作成

内容はびっくり! 「放射能はこわくない」で始まる原子力推進の本です。あれだけの事故があったのに、またまた児童生徒に原発推進プロパガンダ。教育で育むべきは『判断力』であって、一つの見方を刷り込んでいく『洗脳』ではないはずです。

小出裕章先生を訪問インタビュー  京都大学原子炉実験所(大阪府熊取町)

なごやかな雰囲気で進む京都大学助教小出裕章先生(右)への1時間インタビュー。左は、質問する熊森の森山会長。

小出裕章先生は、今、日本で一番大切な人のおひとりです。多忙なお仕事や、殺到する取材、何冊もの本の出版依頼、講演をこなすため、全国を飛び回られています。「生きているかどうかわからないので、6か月先の講演依頼は受けません」と、言われました。「小出先生、国民のために、なにとぞお体を大切になさってください。」
これが、初対面のあいさつになりました。

原発の安全神話のウソを、ずっと国民に訴えられてきた小出先生と、日本の森林大国神話のウソを、物言えぬ野生動物たちの声を代弁して、ずっと国民に訴え続けてきた日本熊森協会。相通じるものをいっぱい感じました。1時間のインタビュー時間があっという間。誠実100%で生き続けてこられた偉大な方との対談は、まさに至福の時でした。

放射能は、煮ても焼いても何をしても消えないということです。福島第一原発事故が、取り返しのつかないものであることが改めてよくわかりました。今、私たち熊森が知りたかったことを、この日、全部聞くことが出来ました。この貴重な情報は、何らかの形で、会員の皆さんにお伝えします。

昨年の3・11震度6地震で壊れた原発5つ

最近、原発利権まみれの人たちが組んで、原発再稼働の動きを起こそうと躍起だということです。信じられません。福島で何が起きたか、何が起きているのかご存知ないのではないでしょうか。

ちなみに、中部大学教授武田邦彦氏の「もう騙されない!身近な科学50のウソ」によると、昨年の3・11で爆発した原発は、福島第1原発だけでしたが、壊れた原発は、福島第2原発、青森県の東通原発、宮城県の女川原発、茨城県の東海第2原発の計4つだったそうです。日本の原発は、震度6で壊れるのだそうです。そして、震度6の地震は、日本ではおおよそ年1回のペースで起きているのだそうです。ゾッとします。

2007年の震度6中越沖地震では、新潟県の柏崎刈羽原発が壊れ、火災が発生し、原子炉の内部も壊れ、およそ3億ベクレルの放射線が漏れる大事故となったそうです。

近畿に住む者は、福井県の原発が心配です。事故って、琵琶湖の水が放射能汚染され飲めなくなったら、1400万人が引っ越さねばなりません。この危険性は、小学生でもわかるはずです。伝えないマスメディアの罪は本当に重い。

農水省が福島で生き残っている被曝牛たちの抹殺を指示

以下は、Farm Sunctuary 希望の牧場〜ふくしま〜 Official BLOG より
N03

浪江町役場から
警戒区域内の畜産農家宛に届いた
一通の手紙

「警戒区域内の耳標未装着牛の取り扱いについて」
と題されたこの手紙の内容は
“抹殺”指示だった

■福島県畜産課長から警戒区域に指定された地方自治体の長宛
平成24年1月24日
ダウンロード

■馬場有浪江町長から警戒区域内の畜産農家宛
平成24年2月14日
ダウンロード

私たちはこれまで行政に対し、
餓死でも殺処分でもない、
第三の生きる道を再三にわたり訴えてきた

しかし彼らはそれらすべてを無視し、
今回最悪の結論を出してきた

農水省の元官僚が正直に話してくれた
「放れ畜は動くガレキ」
「殺処分指示の撤回は有り得ない」

私たちは、敗北した

針谷 勉(「希望の牧場~ふくしま~」事務局長)
2012.2.19

原発問題 京都大学小出裕章先生 1月8日山梨講演 2000人会場満席 

◎日本の森や動物を守りたい一心で奥山保全・再生活動にかけている当協会にとって、放射性物質が環境にばらまかれることは致命的です。核兵器、原発など、人類がどんな科学技術でもってしても消すことのできない放射性物質を自然界にばらまくものの存在は認められません。

以下は、小出先生の講演です。

「子どもの未来のために知ってもらいたいこと」講演時間:2時間35分

むずかしくて専門的な話を、これほど誠実にわかりやすく勇気をもって語れる方は、他にいないのではないでしょうか。最高の講演内容です。150分間、引き込まれます。全国民のみなさんに聞いていただきたいです。

http://www.youtube.com/watch?v=7MbcteuNf6c

熊森は、「国民は、真実を知ることから逃げてはならない」と思います。

熊森滋賀からの緊急署名依頼にご協力ください! 2月20日〆切

以下、熊森滋賀県支部からの緊急署名依頼です。
―――

「大飯原発3・4号の運転再開に反対を表明してください」

先日、福井の大飯原発のストレステストが、何故か「妥当」となり、もしや再稼動の可能性も出てきました。
何とか止めるために、市民の大きな声が必要です。
ぜひ下記の、ネットで出来る反対署名にご協力ださい。

福島では、ミミズから大量のセシウムが検出されたことで、そのミミズを食べた鳥など、食物連鎖により放射能が広がる恐れがあり、また実際、クマやシカからセシウムが検出されています。

何とか大飯原発の再稼動をくい止めたいと思います。
ご協力をどうぞ宜しくお願いします。

ネット署名ページ(最終集約2月20日
http://www.jca.apc.org/mihama/fukushima/ooi_signature/ooi_signature1201_7.htm

呼びかけ団体:琵琶湖の水がみんなのいのち・さよなら原発ネットワーク(熊森滋賀ほか関西13団体)

1月14~15日「1万人の脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」開催!

横浜で1万人規模の脱原発大集会が開催されるということなので、みなさんにお知らせします。インターネットでも、全世界に発信されるそうです。

以下は、合同出版社からの情報です。

2012年1月14~15日開催 「脱原発世界会議 2012 YOKOHAMA」
[前売りチケット完売間近!]
━━━━━━━━━
世界の叡智をあつめ「原発のない世界」を実現するための具体的な行動を生み出す集会。
コンセプトは、「インタラクティブ(双方向コミュニケーション)」。
総勢1万人の大集会(各種分科会/シンポ/イベント/展示/活動交流の場)に是非ご参加ください。

公式サイト:http://npfree.jp/

■日時:2012年1月14・15日(土・日)
■場所:パシフィコ横浜
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい1-1-1
http://www.pacifico.co.jp/visitor/accessmap.html
■チケット:★売り切れ間近! http://npfree.jp/ticket.html
脱原発世界会議オフィシャルWEBショップ「脱原本舗」または、ローソン
にてお買い求めください。
■内容:プログラム詳細 http://npfree.jp/program.html
参加ゲスト一覧 http://npfree.jp/program/guest-lisg.html

信じられないその① 原発輸出法案国会通過

12月になってから国が次々と出した判断には、国民として、自然保護団体として、もうついていけないのまでの乖離を感じています。

その①

12月8日 ヨルダン、ロシア、ベトナム、韓国との原子力協定を結んで、これらの国に日本が原発を輸出できるようにする原発輸出法案が国会を通過したそうです。

東電福島第1原発の事故の収束の見込みもついていないというのに、他国に原発を売りつけるだなんて。一体、国会議員のみなさんの思考回路がどうなっているのか、全く理解できません。

自然よりも利権、利権のみに心を奪われているのでしょうか。

当協会顧問のある衆議院議員が国会で反対演説をしてくださったのを知り、うれしかったです。他に、少数ながら反対してくださった党や議員のみなさんがおられます。この方たちの名前をしっかり覚えておき、次の選挙に生かしたいですね。

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