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2011-04-04

3/25 シカ被害に悲鳴を上げて大量駆除を進めている兵庫県の町役場を訪問

午後にこの町を訪れましたが、シカが全く見当たりませんでした。役場の担当者にいろいろと状況をうかがいました。それによると、夕方以降にどんどんと、どこからともなくシカが現れて、道路の上にもシカが並ぶという事でした。1度、泊まり込みで訪問しないといけないと思いました。毎日、シカの交通事故死があり、ごみ焼却場の横に掘った穴に運んで行って埋めているが、もう大変だと悲鳴を上げておられました。実際、庭木や花壇の花まで食べられていました。どうしてシカがこんなに増えたのか、わからないということでした。
 
「奥山の放置人工林を自然林にもどしたり、里山の整備をしたりして、シカが山に帰れるようにしませんか」と熊森が提案しました。役場は、大型野生動物たちの駆除に必死で、このようなことは考えてもみなかったという感じでした。山をどのようにして動物たちが帰れる山に戻すのか、資料をお送りするので、実験してくださるなら、熊森がボランティアを送り込むので連絡くださいという事で、この日は終わりました。

熊森はシカ問題にも取り組んでいきたいと思っています。今、いろいろ調べていますが、シカに関しては世間に資料もほとんどなく、なぞだらけです。祖先が共存してきたのだから、なんとか殺すだけの対応ではなく、共存の道を探りたいものです。

祝 4/2 くまもり高知県支部結成

桜が満開で春爛漫の高知県。ついに待望の四国初の熊森高知県支部が結成されました。福島原発大惨事の収束の見通しが立たないこの時期に、結成会を持つべきか悩んだ末、1週間前にやっと結成会のお知らせのハガキを出しました。無事、くまもり高知を結成しましたのでお知らせします。
写真説明。上から。
1、本部からの2名を高知空港に迎えに来てくださった、頼もしい副支部長さんと森山会長
2、名物、毎週土曜日に開かれる高知市のオーガニック市 つましくも安全で楽しい暮らし。これからは、このような生き方がトレンドになっていくと思います。ここを訪れたのは、熊森会員が何人も出店しているということで、挨拶するためです。みなさん、結成会が土曜日になったので、参加できなくなったと残念そうでした。でも、初めて会う会員の皆さんに挨拶して回れたからよかったです。
3、結成会場 高知県会員が中心でしたが、愛媛や徳島の方も来てくださいました。30才過ぎの若いけれどしっかりした支部長に、みんなうれしそうでした。
4、自然農の実践ができる田畑を地元の方がたくさん提供して下さいました。
5、人工林率65%の高知の山を、動物たちの棲める自然林に戻していこう。とりあえずフィールド実践出来る山が10ヘクタールあります。支部長中心に、明るく強く大きくくまもり活動を進めていってください。次は愛媛に支部を作ろうという声が出ていました。こうして無事結成会を終了。本当に楽しい1日でした。
  

3/25 昨年柿の実を食べに来たクマを1頭も殺さずみんなで見守った鳥取県の町を訪問

山の実り のありえない大凶作だった昨年、たくさんのクマが生き残るため柿の実を食べに人里に出てきました。こうして全国的に有害駆除の嵐が起き、届け出があっただけでも3500頭のクマが有害獣として、母グマといたこぐままで一緒に殺されました。

そんな中で、1頭も殺さずに、柿を食べに来たクマをみんなで見守った鳥取県のやさしい町の役場を訪問しました。役場の方は、「幸い人身事故もなく、町民の中からクマ殺せの声もなく、みんなで見守ってやりすごせました」ということでした。
役場の中の雰囲気がとても暖かくて驚きました。職員の方の対応も、やさしく親切でした。日本中がこんな町になればいいですね。

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