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2012-07
兵庫県宝塚市の小学生224名に環境教育
7月13日、くまもり本部・阪神北地区合同チームが、宝塚市にある小学校4~6年生を対象に、環境教育を実施。今年はじめに会長講演を聞いてくださった、この学校の校長先生が、「ぜひ児童たちに熊森の環境教育を」と、PTAの皆様とともにご準備くださいました。
第1部は「森の力と動物」。森と野性動物をめぐる現状を、紙芝居やクマの人形などを使い、楽しくお話していきます。写真は、森が水をたくわえる力の説明。自然の森の木の根っこの大きさに、みんなびっくり。
第2部は、各学年ごとに分かれての授業。4年生は、「太郎と花子のおはなし」。2頭のツキノワグマのお話を通して、動物にも心があることを、伝えました。
5、6年生は「森とわたしたちのくらし」。現代は便利になったけれど、今もまだ森からしか得られないものがある(養分豊かな水や空気など)。私たちの生活と結びつけて、森を守る大切さを伝えます。写真は5年生のグループワークの様子。
6年生。森がなくなると、農林漁業・工業は成り立つだろうか。みんな真剣に聞いてくれました。
授業を終えて、記念撮影。大変だったご準備、本当にありがとうございました。
(山形県)牛の飼料を食べに通ってくるクマに捕獲許可 熊森が東置賜郡高畠町役場に電話
7月12日、山形県東置賜郡高畠町の牧場で、熊が牛のサイロの飼料を食べに来ている映像が、テレビで放映されました。12日の夜に、このクマを捕獲するため、わなをしかけるということでした。
あいにく当協会山形県支部長が山奥に出かけており、電話がつながりません。まず12日夜、役場に電話をして確認しようとしたところ、担当部署(産業経済課)が出払っているとのことで、生活安全課の方とお話しました。捕獲後殺処分ということもあり得そうでした。
このあとどうなるのか、心配されている会員の方も多いので、現在までの情報をお伝えします。
13日朝9時に再び役場に電話。今から現場に向かおうとされていた産業経済課の方につながりました。今回のわなは、一番よく出没する1頭を捕獲するためにしかけたということでした。熊森からは、「クマには電気柵が大変有効。今回、クマが入ってこないように電気柵を張るとかの防除努力もせずに、クマが何回も来たから捕殺するというのは、問題。すぐ、電気柵を設置すると同時に、クマが捕獲された場合は、奥地放獣してほしい」と要望しました。
担当者によると、町には電気柵の貸出補助制度もあるし、クマの放獣体制もあるということです。すばらしい町です。どんな生き物にもひとつしかない命ですから、最大限尊重していただくようお願いしました。
続報:当協会山形県支部長と連絡がつき、 高畠町役場に電話をしていただくことができました。役場としては、今回の熊が捕獲された場合の放獣先を探しておられるということでした。町では町の状況をふまえ、冷静に対応方法、対処法をかねてより探って来られており、今後も今回のことも踏まえ、さらに検討をされていくとのことでした。
6月17日 本部自然農 田植え
耕さず、有機肥料も農薬も使わず、草や虫と共存する、本部自然農5年目の田植えです。
どうしたら収量が増えるかなど、まだまだ試行錯誤中です。
田植えには、20名の塾生が参加しました。
①畦の草刈りをしてから溝に水を引き畦塗りのための泥を作ります。
②畦塗り ここをしっかりやっておかないと、田んぼの水が漏れて、米作りに失敗します。
③田んぼの草を刈り、一本植えで苗を植えていきます。草は刈るだけ。抜いて命を奪うことはしません。
④一本植えにするのは、強く育ってたくさん分けつできるようにするためです。
⑤取水口と排水口の板の高さを調節し、田は、深さ1cmぐらいの水がかぶるようにします。後は十分な日照と、山から湧き出た沢水の滋養分で、すくすくと稲が育ちます。
うまく育ちますようにと祈りながら、皆で記念撮影をしました。
世界のクマサンクチュアリ情報 ⑮
日本をクマと人が共存できる国に戻すためには、人がクマという動物のすばらしさを理解できる場がなければなりません。そのためには、日本にもクマサンクチュアリが必要です。
クマサンクチュアリは、国民がアニマルライト(動物の権利)や動物福祉について学べる貴重な場になるだけではなく、人々の癒しの場にもなり、林間学校や修学旅行生の訪問地の一つに加えられて学校教育にも活用されるでしょう。もちろん観光地としても脚光を浴びることでしょう。
世界に広がるクマサンクチュアリ The Bear Sanctuary
ブルガリア、ドイツ、カンボジア、カナダ、中国、ベトナム、エクアドル、ギリシア、オランダ、ハンガリー、マレーシア、インド、インドネシア、パキスタン、ルーマニア、アメリカ
日本にもクマサンクチュアリを造りたいというのは、熊森の悲願です。これまで土地探し、行政交渉などに動いてきた経緯はありますが、力不足でまだ実現しておりません。八幡平クマ牧場に残されたクマ数が多すぎるので、1頭でも2頭でも大切に飼っていただけるところにもらっていただき、もし最後まで残されたクマがあれば、八幡平で日本初のクマサンクチュアリを実現していただきたいというお願いを、本日、以下の方々宛てに出しました。
内閣総理大臣様、環境大臣様、秋田県知事様、秋田県議会議長様、鹿角市長様、鹿角市議会議長様
<参考資料> クマサンクチュアリにご関心のある方は、以下のサイトをご覧ください。
Bear Sanctuaries Around the World
There are a number of bear sanctuaries helping to rescue and care for bears around the world. Some are included below. More links will be added to this page as information is gathered:
-
- Bulgaria & Germany – Vier Pfoten – www.vier-pfoten.net/bear-projects.org/
- Cambodia – Free the Bears Fund – www.freethebears.org.au
- Canada – Bear With Us – http://bearwithus.org/
- China & Vietnam – Animals Asia Foundation –www.animalsasia.org
- Ecuador – Andean Bear Project – http://www.andeanbear.org/bear-sanctuary.html
- Germany – Worbis bear sanctuary – www.baer.de/abw/index.php
- Greece – Arcturos bear sanctuary – www.arcturos.gr
- Holland – Alertis – http://www.alertis.nl/
- Hungary –http://medveotthon.hu
- Malaysia – Bornean Sun Bear Conservation Centre –http://sunbears.wildlifedirect.org/
- India – Wildlife SOS –www.wildlifesos.org/rescue
- Indonesia – KWPLH Sun Bear Centre – http://www.beruangmadu.org/index.php?page=sun-bears
- Indonesia – BOS – http://www.orangutans.com.au/Orangutans-Survival-Information/BOS-Sun-Bear-Sanctuary.aspx
- Pakistan – Bio-resource Research Centre –www.pbrc.edu.pk/
- Romania – AMP –http://milioanedeprieteni.org/
- USA – Idaho Black Bear Rehabilitation Centre – www.bearrehab.org/
- USA – Appalachian Bear Rescue – http://www.appalachianbearrescue.org/
- USA – Bears Education Awareness Research Sanctuary (B.E.A.R.S.)- http://www.alaskawildlife.org/bears/
お手伝いください!会報72号発送ボランティア募集
- 2012-07-06 (金)
- くまもりNEWS
くまもりスタッフのみなさま
いつもお世話になっています。梅雨らしい毎日がつづいていますが、いかがお過ごしでしょうか。
今年2回目の会報が、週明けの9日に届くことになりました。宛名シール貼り、封入等の作業で大忙しになります。どうかご都合のつく方は手伝いに来てください!! みなさまお忙しいとは思いますが、どうぞよろしくお願いします。
作業日程:
7月9日(月)~12日(木)の4日間
毎日9時~20時
場所:
くまもり本部事務所 3階
7月21日くまもり会員のつどい(芦屋市、西宮市)
- 2012-07-05 (木)
- お知らせ(参加者募集) | くまもりNEWS | 企画・イベント | 支部・地区・地域
同じ、夢、志を持つもの同士、集まって語り合いませんか。ご家族、お友達などもお誘いください。会場設営の関係で、ご参加いただける方は、7月20日(金)までに本部事務所までお知らせください。お待ちしています。
ホームページからのお申込みはこちら↓
http://kumamori.org/contact/
日程:2012年7月21日(土)
参加費:無料