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2013-05-14

八幡平クマ、全頭無事、厳しい冬を乗り切れました。

月に何回かは、くまもり委託秋田県在住研究員が、元八幡平熊牧場までクマたちを見に行ってくださり、写真、動画、お手紙などで、絶えずクマたちや獣舎の近況を本部に届けてくださっています。

 

うれしいことに、全頭無事、八幡平の厳しい冬を抜け出せました。お世話して下さったみなさん、本当にありがとうございました。

 

残 念ながら、こぐま1頭が、大人のクマに咬まれたのか、腕に大ケガをしてしまいました。現在、獣医さんに抗生物質などを投与してもらい、少しずつ回復に向かっていま す。クマたちの所有者である長崎氏にたずねると、仲良くしていたのに、どうしてこんなことになったのかわからないということです。現在、こぐまたちは、別 の広い檻に隔離してもらっています。早く全快しますように。

水が自由に出るようになったため、どの獣舎も糞尿をきれいに洗い流してもらえるようになり、狭くて濡れてはいるものの、獣舎が清潔になりました。飲み水も、凍らなくなったので、餌箱に入れてもらい、思う存分飲めるようになりました。良かった。やれやれです。

 

やっ と雪が融けて、5月7日に、雪のちらつく中、試験的に一部のクマたちを運動場に出してみたそうです。クマたちは、狭い檻から、半年ぶりにやっと広い所に解 放されたことになります。オス・メスの鑑定が、完了したので、今年からは、完全にオス・メスを離して出せることができるようになったということです。痩せ たクマもおり、少し気になりますが、これからどんどん運動して、どんどん食べて、早く元通りになってください。

 

獣 舎の方ですが、獣舎と運動場の間の鉄の扉や、3つに分けられた運動場の仕切り鉄板などが随所劣化しており、傷みが激しく、クマの強い力で剥される恐れがあ るそうです。そのため、今、溶接機を使って、あちこちの鉄板や鉄格子の補修をしてくださっています。これら溶接費も、八幡平クマ基金から全額出ています。

クマたちが本格的に運動場に出してもらえるのは、5月20日以降になるようです。

 

八 幡平クマ基金からは、リンゴや魚の干物、野菜などの食料援助もしています。現在、食料は、固形飼料を中心に、毎日リンゴ、そして1日おきにハチミツ付き食 パンのみみ(大阪の方で、毎月ハチミツをひと箱送ってくださる方があるため)や、野菜を少し与えてくださっています。八幡平クマ基金では、秋田の大手スー パーにお願いして、野菜くずを安価で多くいただけるよう、この度、交渉することになりました。

 

担当者によると、クマたちが一番好むのは リンゴで、その他、ニンジン、魚の干物、サツマイモなども好物だということです。餌を送ってくださる方があれば、大変ありがたいということです。下記まで 電話の上、現在、不足している食料をきいてから送っていただけたらということです。

 

秋田県動物管理センター(電話018-828-6561)

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