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2014-04-19

<勇気の出るニュース> 犬の殺処分、ゼロを達成 神奈川の保護センター

自然を守るためにも、人間としての倫理観からも、いきものの命を大切にする文明の構築をめざしている熊森です。わたしたちの必死の運動にもかかわらず、野生動物の命の方は、環境省の方針により、ますます物扱いされ、軽んじられていく一方です。

 

 

しかし、飼育動物である犬や猫の方は、動物愛護団体の皆さんや心ある関係者のみなさんの長年にわたる必死の取り組みのおかげで、どんどん生命尊厳の方向に改善されてきているようです。ほんとうにすばらしい。とても、勇気が出るニュースでした。世の中の流れを変えるというのは、大変なことです。ご尽力くださった多くのみなさんに、心からお礼申し上げます。

 

 

(以下、朝日新聞デジタル 4月19日(土)ニュースより)

横浜、川崎、横須賀の3市以外で捨てられたり逃げたりした動物を預かっている神奈川県動物保護センター(平塚市)で昨年度、殺処分された犬がゼロだった。1972年のセンター開設以来、初めてのことだ。川崎市内の動物を預かる市動物愛護センター(高津区)でも、昨年度の犬の殺処分数が初めてゼロになった。

【写真】神奈川県内の犬の殺処分数の推移

 

 

いずれも病死など収容中の死亡を除く。県内にセンターは四つあり、横浜市動物愛護センター(神奈川区)と横須賀市動物愛護センターは昨年度の殺処分数を集計中だが、ともにゼロではないという。

 

 

動物愛護の観点などから、殺処分の数が年々減っているのは全国的な傾向だ。環境省の統計によると、40年前の殺処分数(収容中の死亡を含む)は年間115万9千匹以上だったが、2012年度は30分の1の約3万8千匹に。県内でも1992年度には約6300匹だったのが、2012年度は217匹まで減っていた。

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